1日目 その1 DEAN & DELUCAのパン、上越新幹線、はくたか 金沢2011

今年のゴールデンウイークは珍しく旅行に行きました。1年で一番、旅費が高くなるGWに、誰が好き好んで旅行に行くか!と毎年思っていたのですが、仕事のストレスがたまりすぎて、旅にでも出なければリセットできない状態になってしまったのであります。気付けば旅に出る5日前に、発作的に金沢ツアーの予約をしてしまいました。
東京から金沢へは飛行機で1時間(空港から市街地までプラス1時間くらい)なのに、電車は乗り継ぎをして4時間近くかかってしまうので、ライト乗り鉄の自分もさすがに飛行機で行こうかと思いました。が、直前は運賃が安くなってるのかと思いきや、格安航空券ですら電車に比べると格安で無い状態。10日前に気付いていれば、ホテル&航空券のバーゲン価格のツアーが申し込めたのですが、ツアーはもう電車のものしか予約できないとの事でした。個人手配した金額と照らし合わせても、ホテル&電車乗車券のツアーの方が安かったので、いろいろ探しまわりましたが、最終的にJTBでツアーで申し込みしました。担当の人がクワバタオハラのメガネの人にそっくりでしたが、とても感じが良く、良い旅になる予感がしました。

GWの1日目は結局仕事になり、2日目の前日にばたばた準備したので、9時の電車でしたが寝不足状態で東京駅から上越新幹線に乗り込みました。安いツアーだけあって各駅のたにがわです。車内はガラガラで、指定席には5人くらいしか乗客がおりませんでした。でもさっそく車窓の風景に寝不足も忘れ熱中しました。曇り空で旅行日和ではありませんでしたが、行ったことのない北区を通過しただけで気持ちがアガりました。北区は埼玉臭がしますね☆

本当の埼玉に突入した頃に、グランスタのDEAN & DELUCAで買いこんだ朝ごはんを食べました。今から突入する群馬に会社があるらしい、茶香坊Le cafeというブランドのジャスミン茶を買ってみました。ホームの自動販売機で売ってるジャスミン茶と同じ150円で売ってましたが、香りが高くておいしいです。

1個目はじゃがいもがごろごろ入ったもちもちのパンです。名前忘れた。じゃがいもが大きくてほくほくで美味でしたが、パンのもっちり感が強くて喉が渇きました。スープとかと食べたら最後までおいしく頂けたかもです。

もう1個は東欧あたりの国のお菓子をベースにしてそうな、パンというより焼き菓子です。中に入ってるチョコレートがとにかくおいしくて、寂れた上越新幹線の中でも幸せをかみしめられました。濃厚でぎっしりつまったチョコレートと、回りのさくさくの皮の組み合わせが最高です。もう一度食べたい。

その後は群馬を通過し、新潟に突入して越後湯沢に到着しました。ここで「はくたか」という特急に乗り換えます。駅からそり立った山には雪が残っており、5月に入っているというのにところどころ桜が咲いておりました。新潟の寒さをナメたらあかんということを知りました。

出発してからすぐに車窓はこんな風景になりました。なんて雄大な…。こんな景色が日常としてある生活なんて、自分には考えられません。

雪山脈と田んぼの組み合わせが美しい…。
しかしこの後、トンネルが続き、車窓を楽しめなくなってしまったので、気付いたらうとうとと寝ておりました。そして帰りの電車でこの行為を後悔することになるのであります。

窓の外が明るくなったのを感じて目が覚めました。気付いたら糸魚川でした。糸魚川の山合いの工業地帯ぶりに驚きました。お昼になっていたので、これまたグランスタの期間限定ベジタボカフェというお店で買った、11種類の野菜が入ったタコライスを食べました。あのB級感たっぷりのチーズこってりタコライスを想像すると程遠い一品ですが、野菜がほんとにたっぷり入っていて食べ応えがあり、お肉はあっさり味付けのサラダ風で、これはこれでアリと思いました。ほんとは越後湯沢で駅弁とか買おうと思っていたのですが、事前に調べたところ、あまりおいしそうなものがなかったので、結局いつものカフェ飯風のものを食べてしまいました。
満腹になったところで富山を通過。いずれできるらしい、北陸新幹線の高架が建築中だったのが目に付きました。新幹線ができたら、もう飛行機と迷うことなく新幹線一択です。しかしそうなったら、二度と「はくたか」には乗る機会は無いさそうです。「はくたか」はライト乗り鉄の心をくすぐる風景が盛りだくさんだったので、乗っておいてよかったです。
富山を過ぎたら程無くして金沢に到着しました。長かった…でも東京と違って快晴の金沢にうれしくなりました。

駅に到着したら、2日泊まることになるホテルに向かいます。