2日目 その3 糺の森と下鴨神社で心の淀んだ空気を追い払う 京都2013


橋を渡ってもうしばらく歩き、糺の森にたどりつきました。自分はこの漢字が読めなかったので、今「ただすのもり」って入れたら変換されたからビックリしました。車がびゅんびゅん走っている道路に囲まれた異空間です。一歩足を踏み入れるとそこはもう森の中。

すぐ目に入った1つ目の鳥居を抜けると、真っ白な砂利石が敷き詰められた神社が現れました。ここは河合神社という神社らしいです。京都の神社はどこも本当にきれいで、いつも一目見た時に感動してしまいます。パワースポットを棒読みしてしまう自分ですら、丁寧に手入れされた建物と白い砂利石に囲まれているだけで心洗われてしまうのでありました。

毎度おなじみこげ茶ベースの建物に金の灯篭(的なぶらさがっているやつ)。京都の神社って、どこも本当に同じ人がデザインしてるんですね。と思ったけど今熊野神社はちょっと違ってた。そういえば。ちょっと南だから管轄外?

河合神社は玉依姫命という女性の神様が祀られていて、この鏡絵馬というブツに自分のメイク道具でメイクするか、お化粧室という横の建物に置かれているクレヨンでメイクを描いて奉納すると、べっぴんさんになれる美麗祈願というものをやっています。イベント性を重視してやってみようかと思いましたが、800円という金額とパワースポット(棒読み)を思い出して踏みとどまりました。元の顔が残らないくらいすごいメイクを描いて、訪れる人をビビらせてもみたかったのですが。

しかし大好物の苔むした茅葺屋根?を見て満足したので一礼して河合神社を去りました。まだまだ見どころは続くのでゆっくりしているヒマはありませぬ。

鬱蒼とした森をずんずんと歩いていきます。雨は小ぶりでしたが、昨日のどしゃぶりで、砂利が敷かれていない道はどろどろにぬかるんでおりました。ものすごくソフトに歩いてなんとか泥はねを抑えました。そんな歩き方と、まとわりついてくる湿気に囲まれて、森林浴を楽しみながら散歩する気持ちには全くなれませんでした。晴れた日に来たら森の美しさを堪能できたのでしょうか。

そしてやっと、本丸の下鴨神社が現れました。この頃からまた雨が強くなってきましたが、その分緑が鮮やかに撮れたので良しとしました。赤い柵を超えた左がわに、茶寮宝泉がプロデュースしたらしいさるやというお茶屋さんがあるのですが、思った以上にオープンエアで、雨ふりの日には落ちついてお茶ができなさそうだったので立ち寄りませんでした。そういえば宝泉にもまだ行ってない。

その横に物販スペースがあったのでちょっと立ち寄ってみました。手ぬぐいやチャームなどの下鴨神社グッズがたくさん並べられていて、商売上手よのう…と感心していたら、はぎれを使った、1つとして同じデザインのないおまもりが並んでいたので心奪われました。かわいい柄があったら買ってしまおうかと、思わず見入ってしまいました。

しかしぐるりと一周して、このほたるの輝守を見つけてさらに心奪われてしまいました。優雅というよりはちょっと面白要素を感じさせる細かい刺繍、ほたるの文字、暗闇の中で蛍が光ります!という説明文、とどめは期間限定というキャッチフレーズでもう買うしかないという気持ちになりました。しかしこれはどうやって持ち歩こう?鍵につける?と考え、キーホルダー代わりにつけてお守りが薄汚れて行く様を想像してしまったので踏みとどまってしまいました。鍵につける以外思いつきませんでした…。家に飾るっていうのもな…。

やっと下鴨神社の中へ入ります。メインゲートの前で、いつまでも嫁の写真を撮っている方がどいてくれないので、面倒くさくなって撮ってしまいました。でも今見ると、ほのぼのしていていい光景が撮れたのでよかったです。自分は決して入ろうとせず、嫁の写真をひたすら撮っている年配のご夫婦は観光名所あるあるですな。

ゲートをくぐっていきなりトラックが止まっていたのでテンションがだだ下がりました…。そういえば昨日行った法金剛寺もかなりの工事現場でした。美しく保つためには修復作業などをしょっちゅうやっていないとダメなのでしょうね…。

真っ白い砂利石のど真ん中に建ってた何か。静粛な雰囲気です。この雰囲気を伝えたかったのに、傘を差して無理矢理撮ったので曲がってしまいました。すいません、写真がヘタな事に対する言い訳でした。

お参りは自分の干支のところでしてくれという看板が建っており、見回すと2つずつの干支が束ねられた十二支のミニお参りシステムが備えられておりました。自分の干支はどこかなーと探していたら、全身白い作務衣的な服を着た神社の方が出てきてあやしい動きをしていたので何か撮ってしまいました。何だったんだろう。ラジオ体操タイム?

御簾はチョコミントカラーです。かわいい。チョコミント&ゴールドでコーデすれば京都の神社的インテリアになるかもしれない。

神社を通り抜けると、最後に馬車みたいなものがつながれてました。全然写ってないですが、向かって左奥に見えるのがそれです。どこもかしこも美しく手入れされていて、やっぱり京都の神社はいいなあ…とうっとりした後は、行きたいお店を見学したり買い物したりします。