1日目 その2 大雨の清水寺 京都2013

坂道をずんずんと上がり、あふれかえる修学旅行生と異国の観光客をすりぬけて幾つかの階段を上がり、とどめに階段を上ったところで、目的の清水寺にたどり着きました。
京都マスターと呼ばれることを否定せず受け止めながら、京都の超有名観光地の1つとも言える清水はんを観光客が多くて疲れそうだからという理由で今までスルーし続けていたことを告白致します。実は清水寺にも行ったことがない偽京都マスターだったのです…!すいませんすいません。

こんなキツイ坂道&階段を上らなければならないならもう二度と来まい!と息巻いてましたが、寺の入り口のすぐ横から見える鬱蒼と生い茂る森林の美しさに見とれて、清水寺が超有名となった理由がもう理解できてしまいました。きつい坂道や階段を頑張ってきた甲斐はじゅうぶんにあるようです。濃い緑のグラデーションが、雨に打たれて一層美しく輝いて目の前に広がります。

上の風景は、有名なこの清水の舞台の舞台あたりに立って撮りました。清水の舞台自体の写真は人が多すぎてなかなか良い写真が撮れていませんでした。ちなみにこれは寺の外にある、撮影ポイントとして用意されたデッキのようなところから撮った写真でございます。

舞台に立って右を見てみると、向こうに京都タワーが見えます。

正面を見るとこんな感じ。赤い建物が緑の中に埋もれていいアクセントになっております。

左を見るとこんな感じ。木々の斜面が雨でけむっております。向かって左の方に見えるあまり味のない茶色っぽい網のあたりに、上の清水の舞台写真を撮る撮影用デッキがでございます。

そして見下げても眼下に広がるのはこの光景…!視界に広がるのは、京都タワーの他には緑しかありません。これはすごい。

舞台で振り向くと、お寺の本堂が見えます。本堂も人がいっぱいで撮れませんでしたが、細工が美しい明りだけはがっちり撮れました。かなりの大きさで、暗い堂内を優しく照らしておりました。

舞台も左に寄って出口に近い所から見下げると、下にある建物のようすがわりと良く見えます。音羽の滝でお水と飲むために行列している人々が見えております。

舞台を堪能した後は、お寺を出て地主神社を通り抜けて撮影スポットのデッキに向かいましたが、雨がどんどんヒドくなってきました。本堂の屋根下に吹き刺さっている雨の筋が見えるでしょうか…。これだけ降っている平日でも、かなりの観光客がウロウロしているので、晴れの日の週末など、恐ろしいことになっていそうです。

雨にざーざー降られながらパチリと。ちなみに三脚は禁止です。雨がひどく、皆あまり立ち止まらないので、すぐにベストポジションが得られるのが救いです。

撮影デッキを過ぎると、後はひたすら下り坂でした。雨に打たれているので何かを撮る余裕もなく、一気に下って行きました。歩いている時に、後ろを歩いていた修学旅行中と思われる中学生女子が、タクシーの運転手っぽい人にガイドされていたのですが、「地主神社は京都でもNo.1の縁むすびの神さんやから、効果あるでー!」と言っているのを小耳にはさんでしまいました。女子たちは俄然盛り上がり、きゃっきゃ行っていたので、地主神社を華麗にスルーしていたことを若干後悔しました。が、自分は縁むすびとかパワースポットにあまり興味がなかった…ということを思い出したので、すぐさまその後悔は晴れました。晴れた頃に出口近くの池までたどり着きました。水面が雨に打たれてきれいどす。

確かに一度は行っておいて無駄ではない場所だなーと感心しながら清水寺を後にしました。行きの茶わん坂ではなくてメインストリートを下りはじめると、修学旅行生にやたらに道をはばまれることに気付きました。傘の幅もあって全くまっすぐ歩けません。6月の雨と修学旅行生は覚悟して旅に出たつもりでしたが、予想よりひどい混雑ぶりに疲れがどっと出てきました…

しかし二年坂までやってくると、この通りの空きっぷりです。京都らしい町並みをゆっくりと眺めながら歩くことができました。心なしか雨もやんできたような気がします。
2年坂を真っすぐに進んだ後は、この旅の最大の目的の1つである場所を訪れます。