Day2 その7 病みつきになるらしいハラルカート、マグノリアベーカリー、クリスティーナ・アギレラ先輩

MOMAを出て真っすぐ歩き、ヒルトンホテルのある交差点にたどり着きました。辺りをキョロキョロと見回し、目的の屋台があるかどうかを探しました。ここにいつも行列している「ハラルカート」なるB級グルメを提供しているらしい屋台があると聞いていたのです。
少し離れたところに「HALAL KART」と書かれた屋台があるのを見つけ、「あ、あそこだなー」と思って移動しようとしたのですが、見回すと、そこら中に「ハラルカート」の屋台があります。あれ?これはどういうこと?と思ってiPhoneをつなげて調べてみたところ、どうやら大人気のハラルカート屋台を真似したコピー屋台が大量発生しているということでした。どうせならオリジナルで買いたい…と本物を探しました。ここの写真は、ヒルトンのロゴの道路渡ってすぐのところに位置しているのですが、その位置に屋台はありません。うーん…と悩んでいたら、突然新しい屋台がごろごろと現れました。

屋台は写真と同じ位置まで来て停止し、停止と同時にわらわらと人々が集まって行列しだしました。位置といい、人気といい、これは間違いなくオリジナル…!と確信して、行列に並びました。そうか、19時すぎないと現れないんだなー、ということを1つ学びました。

しばらくすると、お肉とスパイスのいい匂いがあたりに立ちこめてきました。その匂いにつられてか、さらに行列は長くなっていきます。準備前から並んでいるので20分程度は待ったでしょうか。ようやく一人目が注文を始めました。注文取りはとても手際よく、10分も待たずに自分の番がまわってきました。お肉はチキン、ビーフ、ラムそれかいずれかのコンビネーションが選べ、ピタのみか、ピタ&ライスが選べました。チキン・ピタ&ライスをお願いして、$6を支払い無事にハラルカートを手に入れました。まだぬくもりが残っているうちにブルックリンに戻りたい、と急ぎ足でその場を離れました。

しかしもう1軒チェックしておきたいお店があり、早足でスタスタと歩きラジオシティ・ミュージックホールまでやってきました。前回来た時はお昼に眺めたこの看板。夜の方がやっぱり雰囲気が出ます。

目的はホールの近くにあるマグノリア・ベーカリーなのでした。扉を開けて中に入ると、それほど小さくないお店の中で行列をしていました…。やっぱり観光地に近いからかなーと思いながらも、とりあえず行列に並びます。並びながら、こっちのお菓子もあるんだー、と、ときめきながら横のショーケースに並べられたブラウニーなどを眺めてました。

シフォンケーキと思われるものも並べられています。バリエーション豊富。しかし5分たっても行列は全く進まず、カップケーキのかけらも見られないことで疲れを思い出してしまいました。マグノリアベーカリーは他にも何軒かあるから、もっと近いところに行けばいいか…とさっさとあきらめてお店を出て、地下鉄に飛び乗りブルックリンまで戻って来ました。

ホテルに戻ったら、さっそくほんのりと温もりが残っているハラルカートのパッケージを開きました。ごはんの上にお肉がびっちりと敷き詰められており、ボリューム満点です。そしてそんなお肉の上にチョイっとのっけられたピタパン。

ソースは2種類です。ヨーグルトベースらしいギリシャ風の白いソースと、めちゃ辛いらしい赤いソースです。とりあえず辛いのが苦手なので白のみをたっぷりかけて頂いてみました。

うーん…味薄い?
というのが最初の感想です。あとお肉が見た目通りすこしぱっさりしてました。こってり目が大好きそうなAmericanたちがこれで満足すると思えません。念のためと思い、赤いソースも少しだけ加えてみました。
するとほんのちょっぴりなのにかなり辛くなりました…しかし白のみで食べたときと比べ物にならないくらい、味に深みが出てすごくおいしくなりました。なるほど、コレ3つとも使わないとダメなのねー。
細心の注意を払いながら、辛すぎて食べられない!とならない程度に赤いソースを追加しておいしく頂きました。一番おいしかったのは何故のせた?と思っていたピタパンでした。赤白ソースがじんわりしみ込んでしっとり美味でした。でもボリュームありすぎて、完食どころか半分も食べたところで、力尽きました。確かにそれなりにはおいしいのですが、自分は病みつきになるほどではないなーと実感したところで終了なのです。

その後ガイドブックを見ながらごろごろしてると、テレビのトークショーにクリスティーヌ・アギレラ先輩が現れました。自分の記憶よりもだいぶふっくらしていたので、一瞬わかりませんでした。歌声を聞いて気付きました。いつ見ても波瀾万丈みたいなVTRを流しており、異国のアーティストをこういう普通のテレビ番組に出ているのは新鮮だなーとしみじみしながら眠りにつきました。

明日は最大の目的の1つであった、フリーマーケットに行くのです。