4日目 その6 ならまちで雑貨屋めぐりを 京都・奈良2011


お腹いっぱいお昼ご飯を食べた後は、細い小道沿いに江戸時代や明治時代の家屋が建ち並ぶ、雰囲気のあるならまちを少し散歩します。ちなみにならまちは奈良町という地名ではなく、通称でそう呼ばれているだけのようです。町家を改造したカフェや雑貨屋、お土産やも増えているようですが、ほとんどが普通に暮らしているお宅と思われました。こんな格子窓にほおづきがぶらさげてある光景が日常なんて素敵すぎます。

これは小さな柿?道端に置いてあった鉢植えになっていた実です。奈良っぽい。

この瓦と椿と窓の格子の組み合わせもぐっときます。

お茶屋さんの軒先にはまつぼっくりのリース的なものがぶらさがってました。ナチュラルでかわいいです。京都で布製のこういう上から下につれて小さくなるやつが、軒先にぶらさがっているのを見たことがあるのですが、それを意識しているのでしょうか?

ならまちの端までやってきて、道路をはさんで向かい側に、気になるかわいい洋館を発見したので行ってみました。アルカイックという焼き菓子のお店のようでした。焼き菓子だけでなく、アンティーク調のラブリーな雑貨もたくさん並んでいて、こういう世界観が大好きな女子にはたまらんだろうなー、と思いました。自分もわりと嫌いではないので、これ以上荷物を増やすのは辛いのに、ええ雑貨はないかなーと探しまわってしまいました。

すごく欲しい!というものには出会えなかったのでなんとか何も買わずにすみましたが、この鹿がのっかったマフインを姪っ子ちゃんのお土産にしようかどうかとっても悩みました。でも横浜に帰ったらこの鹿がかわいそうなことになっているんだろうな…と思いあきらめました…

ならまちに戻ってぶらぶら歩いていると、旅猿で行っていたならまち知路留 というお店を発見しました。このお店もおいしそうだったのですが、予約必須で一人でふらりと入りづらそうだったのでやめました。ひっそりしていて良い雰囲気そうでした。

少し大きな通りに出ると、写真ではかなりオーバーになってしまってわかりづらいですが、つい最近格子部分がリフォームされたような建物が並んでました。手前は異国の方向けのゲストハウスでした。きれいで良い雰囲気だったので自分も泊まりたい…と思いましたです。

奥はカウリという雑貨屋さんです。東京でも出会えそうな好みの品がならんだ雑貨屋さんでしたが、やっぱりこういうテイストが一番好きなんだよなー、と改めて思わせてくれる素敵なお店でした。大和茶や奈良の作家さんの陶器など、ここでないと買えない…!というものも置いてあります。

ミルク出し大和茶や、月ヶ瀬紅茶など気になるお茶がいくつかありましたが、結局荷物にならない紙小物だけを買いました。1つ目はレジカウンターで素敵に使われているのを見て衝動買いしたチェコ製のレースペーパーです。洗練されてないカットも愛らしいです。

下に一枚敷くだけで、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれます。そしてクリスマスが過ぎ去った今でもまだ部屋に飾っております。

リースのケーキの下に敷いてみたりもしました。黒い器などにもぴったり合います。和風にも使えるかも。

もう1つはチェコなデザインのメモ帳です。2種類ありましたが、中の柄が好みの方を選んで来ました。

中には6種類の違う柄が入ってます。透明な袋に入れるプレゼントのラッピングに、1枚さらっと入れてもとかわいいのでは思い買いました。東欧系のデザインも、北欧系と同じくらい定番化してきたような気がします。次はロシア系なんだろうか。

雑貨ハンター魂に火がつきはじめたので、ならまちを出てかわいいオリジナルの鹿グッズをたくさん扱っているらしいジュエヌにやってきました。

お店は4階にあるのですが、エレベーターはありません…。息をきらせ気味で階段をあがっていくと、古いシンクの小さな窓辺に、実物のお花とカップとお皿があしらわれ、窓にはリズムの良い丸いオブジェがぶらさがってました。さりげないのにとてもセンスがよく、きっとジェンヌの店主さんが飾っているんだと思い(こみ)、お店への期待が盛り上がりました。

やっと着いた…鹿のポスターがお出迎えです。
お店の中は期待通りにかわいいものがたくさん並び、アンティークの雑貨もセンスの良いものばかりで階段を上った疲れは癒されましたが、家に持って帰っても飾るところがなかったり、使う目的が見つからなかったりで何も買えずでした。お土産にちょこっと買えるような鹿の紙小物とかクリップとかあればいいのになーと思いながら階段を下りました。

でもそういえば、鹿クリップってどこかで売ってなかったっけ…?とiPhoneを駆使して探してみたところ、中川政七商店で取り扱っていることがわかりました。中川政七商店の名は、花ふきんのブランドとして時々みかけていたので記憶にあったのですが、奈良が発祥のお店だということを初めて知りました。お店の場所を調べてみたところ、近鉄奈良駅からつながる商店街の小道に入った場所にあることがわかり、足を運んでみました。商店街はかなり人が多く活気づいておりました。

奈良限定の鹿柄ふきんがかわいかったので、柄違いを3枚ほど購入。そういえば大仏殿のお土産屋さんにもこれらが売ってました。この鹿柄は奈良県のお店でないと買えないらしいです。

そして見つけた!ビン入り鹿クリップです。

鹿の形でしっかり止まります。お土産にあげたらトナカイと間違えられたのは、あげたのがクリスマス前だったからに違いない。

商店街の裏の小道も、ならまちに負けず劣らず雰囲気の良い古い家屋が建ち並んでました。中でもこの家の窓枠のビスケットみたいな形に胸がきゅんときました。
長かった旅日記も次でついに終わりです…。最後は奈良の名所を見物しながら、葛餅を食べに参ります。