Day4 その4 リュウシュウ翼を制覇する Paris2010


リュウシュウ翼の3階はフランス絵画ゾーンです。タロットカードのような賢人たちの絵は天井からの自然光に照らされていて、見せ方が素敵と思いました。

展示の合間に窓もあり、3階からピラミッドも見下げて鑑賞できます。

サイズもこの見せ方も、まるで写真のように見えます。昔こういう写真ばかり撮っていて、ともちゃんの写真は静かでつまらないとフクちゃん*1に言われたことを思い出しました。

これワイエスっぽくてスキだなーと思いました。今思うと、誰の作品かメモしておくべきでしたが、この時はそのことに気付きながらも疲れていたのでいいや…と投げやりになってました。まあ、いつか再び出会うことがあれば、名前を知ることもできるのでいいや…。と納得させて。

ふと見上げると、こんな空間に絵が展示されていました。正直、宗教画的なものは少し苦手なのですが、この見せ方はいいなあ〜と思います。

そして絵になるフランス人をまたも発見。美術館の監視員?風な人でしたが、暇そうに窓の外を眺めたりウロウロしておりました。たまに監視員風の人がこのようにおりましたが、ほとんどの展示空間は誰ひとりおらず…ということが基本であり、フリーダムな空気に満ち溢れています。写真も撮り放題です。

フリーダムのあげくデッサンではなく油絵を描く人までおりました。フリーダムすぎる。絵に油絵具が飛び散る心配はないのか。

このゾーンの一番の見ものであると思われる、フェルメールのレースを編む女でリュウシュウ翼は制覇です。この絵はとても小さく、繊細なタッチがさらに繊細に見えました。自然光の描き方が美しいのであります。
リュウシュウ翼を制覇した後は少しふらふらになりました。座るスペースはたくさんあるので、少しだけ疲れを休めてルーブルを出ました。
しかし気付けば予定を1時間以上もオーバーです。急いで装飾美術館に向かいます。

*1:そんなフクちゃんも今や長野で一児の母に