Day4 その5 装飾芸術美術館で動物に囲まれる


ルーブルで芸術にまみれた後は、装飾芸術美術館(Les Arts Décoratifs)にて生活の中のデザインを堪能しに参ります。どちらかというと、家具やおもちゃを展示しているらしいこちらの方が期待度大だったりしたのですが…。
中に入り、展示室の入り口に立っていたお兄さんパスを見せて入ろうとしたところ、「あっちに行って〜」と美術館の入り口方向を指さされました。そちらにはお姉さんが座っているカウンターがあったので、パスを見せてチケットをもらったりしないといけないのかな??と気付き行ってみましたが、お姉さんは先ほどまでこちらを見ていたのに、近づくと見ようともしません。あれ?違う??と迷い、お兄さんの方をちらりと見ると、もう一度同じ方向を指さして来たのでふとカウンターの横を見ると、ミュージアムショップらしきお店の入り口にスーツを着た警備風のブラックのお兄さんが2人立っています。こっちから入るのかなあ…とうろうろしていたら、そのお兄さんたちに「入り口はあっちだよ〜」と最初のお兄さんの方を指されました。…どっちだーー!!と悩んで最初のお兄さんにちゃんと聞こう(英語で)と近づくと、「だからあっちへ行けといってるだろう!!」とキレられました…。するとツーンと無視してたカウンターのお姉さんが、チケットひらひらさせて「こっちよー」と言ってきました。最初からお姉さんが無視しないでチケットくれればいいのに…。フランス人こわい…。

そんなこんなでやっと中に入れました。大きな吹き抜けの空間に、モダンな椅子が並んでいます。ミッドセンチュリー風なおされなキッチン空間もありました。

なみなみしている気持ちよさそうなソファを発見。このほかにも、とにかく椅子の展示は充実していました。

3階まで上がり、吹き抜けの両側の展示室に入ってみると、ルーブル風な装飾の部屋もありました。でもよく見ると、アフリカ風の蜀台が置いてあったり、ツボに入った積木?が机の上に転がっていたりして、時代がナゾです。

白磁器にロイヤルブルーの模様が入った、ロイヤルコペンハーゲン風のティーセット。王道デザインですが、やっぱりかわいいです。
こういう、常設っぽい古い時代の生活デザインものもいくつか置いてありましたが、それほど数は多くありませんでした。どちらかと言うと動物をテーマにした企画展示のほうが幅をきかせてました。
企画展は、最初日本のUFOキャッチャーに並んでそうな安っぽいぬいぐるみたちが、仰々しくケースの中に入っているのを見て萎えましたが、後半はさすがおされの国と感心するような動物セレクトで感心しました。

こういう鹿が頑張ってささえてくれているリクライニング?チェアとか

牛皮のコートとか展示してます。ワイルドなアニマル素材もこんなにかわいいデザインに!!さすがフランス!と感激しました。

ワイルドなクロコダイル革のコートも、Aラインでこんなにかわいくなってしまいます。なんてかわいいライダーなんだ…。

これは動物関係なさそうなんですが、ハワイの王様が座ってそうと思い撮りました。
企画展を見終った後、広告博物館やモード&テキスタイル美術館もくっついていたのでまだ見る所がありそうでしたが、いい加減疲れきっていたのでもう美術鑑賞はいいか…外に出ました。かわいくて胸ときめかせるものもありましたが、日本のナゾなおもちゃ展示などもあり、全体的にはすごく良かった!とは言えない印象です。
歩きまわってお腹が空いたので、そろそろお昼を食べに行くことにします。