3日目 その4 めくるめく紫陽花鑑賞2 京都2013


青や紫の色がメインですが、たまにはこんな鮮やかなピンクのアジサイも咲いてます。ショッキングピンクといってもいいくらい色がぱきっとしてます。

遠目で見ても存在感ばつぐんです。この辺りはピンク系を中心に植えているようです。つつじとの相性はよさそう。

紫に少し青がはいったガクアジサイ。真ん中のつぼみ?の集合のところの色合いがすごくすごく好きです。この色で小花っぽいのがたまらなくかわいい。部屋に飾りたいです。

ラベンダー色の大き目の花も下の方に咲いてました。後ろのサーモンピンクのもいいよねー

初めて見る種類その2です。なにこれ花火みたい。まわりの花を見ていると、アジサイとはとても思えなくて新鮮です。これも関東では見たことがないな。

でも定番ものもやっぱり好き。この青、すごく鮮やかです。今まで見ていたアジサイ、こんなに青がぱきぱきしてたかな。

これも定番。でも回りの花の花びらが、すごくしっかりしていて大きい気がします。

真っ白のものを撮るのは難しい。どうしても回りがアンダーに…。

見渡す限り、好きな色アジサイ!すぐに囲まれます。

この辺で既に自分より背が高いのに、奥の方は絶対手が届かないほど高い。アジサイって結構背が高かったんだな…

ラベンダーの大き目のやつまた撮ってる。これは低めの位置に咲く種類なのでしょうか。

最後の方はいろんな色全部のせ。ピンクのグラデーションぽいものもかわいいです。かわいいかわいい。
たっぷりアジサイとふれあえて、かなり満足できました。結構交通不便なのに、人がたくさんやってくるのも頷けました。アジサイ園以外も見どころがたくさんあって整えられていてきれいだし、つつじや蓮が咲き乱れているところも見たいので、三室戸寺にはまた来よう…いう気持ちでいっぱいになりました。
歩きまわって疲れた後は、いつものごとく甘いものが欲しくなってきました。次は甘いもの狩りに行ってきます。

3日目 その3 めくるめく紫陽花鑑賞1 京都2013


蓮の花を満喫して、上りきった階段を下りていくと、途中に白い砂利石が敷き詰められた、とても美しい庭園がありました。しかし、他のコーナーは人がわらわらといるのに、ここだけは人っこ一人おりませんでした。何でだろう…すごくきれいなのに…。お花が一切咲いてないからでしょうか。

階段を下りるとこれまた美しく手入れされた池が広がっておりました。丸っこかったり葉っぱがとがってたり、ひとつひとつ違う形に整えられた植え込みが池のまわりを彩ってます。花は咲いてないけどリズムがあって面白いです。池の上には睡蓮が咲くのかな。

池の向かい側にはさっそくアジサイが咲き乱れています。こんな丸々こんもりしたアジサイは初めて見ました!かわいい…。1つ1つの花も小さめで小花っぽくてかわいいのです。

ガクアジサイだと思いますが、まわりの花が少し違う形で新鮮です。花びらに青〜紫系のグラデーションが入ってる。

アジサイ園の向こうには、うねうねしたつつじの植え込みが見えます。つつじの花とアジサイの花の共演も見てみたいですが、ピンクや白のつつじに青や紫のアジサイが重なるとこてこてになってしつこいでしょうか。シーズンが違うから、見ることはできなさそうですが。

ちょっと薄いブルーが一番お好みです。向こうに見えるつつじの植え込みが生き物みたいに見えてきた。

アジサイ園は入り口からちょっと低い位置にあります。そのせいか、すごく空が高くて広がりのある空間に感じられます。このすごい背の高い木が何だったのか気になります。

この団子が3つみたいなアジサイの色の組み合わせ…たまらない…。

そして初めて見るアジサイを発見しました。真ん中の花が粉雪のような羽のような不思議な感じです。関西に咲いている種なのでしょうか。鎌倉では見たことが無いです。

たくさん咲いてました。ほろほろしててふわふわしてる。アジサイだけどアジサイじゃないような。

アジサイ園は結構広くて、360度視界いっぱいに咲き乱れるアジサイを堪能できます。背の高い位置にも咲いているので、アジサイに埋もれる感覚も味わえてたまらないです。まだまだ写真があるのでアジサイ鑑賞は続くのであります。

3日目 その2 めくるめく蓮の花鑑賞 京都2013


ゆるい坂道のアプローチをのぼって、三室戸寺の入り口までやってきました。まだ午前中だというのに、既に人であふれだしてきています。

門をくぐって左を見ると、いきなり眼下のこの風景が広がっています。すごいすごい!アジサイよりも、もこもこしている緑の植栽に目を奪われてしまいました。つつじの季節にきたら、あのもこもこに全部花がついているんだなあ…と思ったら5月に来れなかったことを少し後悔しました。

でもこの垂直の木の下に繁茂している青い鮮やかな花の大群を見てたら、やっぱりアジサイも見に来て正解だった!と思えました。ピンクや白いアジサイも咲いているのに、目立つのは青いものばかり。青好きにとってはたまらん光景です。

眼下のアジサイ園に突入する前に、道順通り看板の立っていたみむろどうの方に先に立ち寄ることにしました。お寺の敷地内の崖に民家が切り立っている。お寺の方のお宅なのかしら。窓から宇治を見下ろす絶景がひろがっているのではと推測しました。

しかしみむろどうに向かう階段の斜面がキツすぎて、5段くらいあがってもう挫折しそうになりました。傾斜つきすぎ。60度くらいあるのではなかろうか。でも自分よりもお年を召した方々がひょいひょい上がって行くので、息を切らせながら頑張ってのぼりました。

でも頑張ってよかったと思える風景がすぐに広がってくれました。日本的な鐘やら塔やらの建物の前に広がる蓮の大群です。そういえば三室戸寺アジサイよりもこの蓮の花が一番のウリのお寺なのでした。まだ蓮のシーズン前だったのであまり期待していなかったのですが、想像よりは花が咲いていて気持ちがアガりました。

一番有名な構図で撮ろうと頑張ったのですが、花をアップで撮ろうとすると鐘やら塔やらがうまく入りません…。もうちょっと花が咲いていれば、ちょうどええ位置に花と建物がおさまってくれたのだろうか。

蓮は地面から生えているわけではなく、こんな風にぐるりと四角く囲った植木鉢の上に生えてたりします。中央には美しい芝生。三室戸寺もうかっているらしく隅から隅まで手入れが行き届いたほんとうにきれいなお寺でした。たくさんの人々が訪れるのも理解できます。

もうすぐ咲きそうなつぼみと咲いた後の2ショット。蓮ってなんか宗教的な高貴なイメージが強いのですが、生で見るとただかわいくてキュンとします。

でも花弁とか見てると結構グロテスク。虫っぽい。虫嫌い…。

蓮園の後ろには本堂的な建物がどっしりと構えてます。人が多くて近寄りませんでしたが、風格と重みのある建物で、お花とのコントラストもなかなかでした。しかし、本堂へお参りする方々もさることながら、蓮を狙ってやってきたカメラ愛好家の方々もすごい人数来ておりました。三脚が禁止なので三脚より前に花に近付けない、という恐ろしい事態は起きていなかったのですが、これぞと決めた花の鉢植えの前から一歩も動くことなく、かぶりついてずっと撮り続けるおっさ…ムッシュたちには閉口致しました。そんな凡庸な構図じゃ何枚撮っても入賞なんてせえへんわ!と毒づきたくなるほどでした。

ぐるっと回ってるとこんな背丈の高い蓮もありました。蓮に埋もれる感覚。

そうかと思えばこれくらいの背丈の子もおります。これは花びらがたくさんで華やかです。なんか全部同じような花に見えますが、実は100種類くらいの蓮の花がここにあったりするようです。その上ここにしかない珍しい種類もあるようです。その辺ありがたがりもせずひたすらぱしゃぱしゃ撮っているだけでありますが。

真っ白なやつもあります。白い方がより宗教的な感じがします。でもすごいオーバーでしか撮れなかった。写真ヘタ過ぎ。

きちんと手入れされているので、お花を無理に入れなくても、美しい風景を切り取ることもできます。でもつつじの季節にきたら、あのもこもこのところにつつじの花がついていて、この塔との最高の組み合わせで撮れたのかも…と思ってしまったことも否めません。

1周回ってきてシャワーを発見。

花もいいのですが、やっぱり葉っぱも大きくて魅力的な形状です。つい見とれてしまいます。でも真ん中にしずくのワンポイントがあった方がきれいだな。この日は雨上がりの翌日でしたが、すっかり水滴は消えてなくなっておりました。残念。
めくるめくアジサイの写真とか書いておきながら、ほとんど蓮の花で終わってしまいました。次こそアジサイの写真をめくりたいと思います。

3日目 その1 アジカンin京都 京都2013

最終日の朝。朝食は今まで買ったケーキやパンをささっと食べ、すぐに出かけました。今日は天気予報で唯一の晴れだと旅に出る前からチェックしていたので、遠出をして宇治の山の方に行こうと思っていたからです。宇治の山で紫陽花を鑑賞するのであります。アジカンスペシャルin京都であります。

毎年書いてるんで年単位で読んで頂いている方にはお馴染かと思いますが、初めて読む君のために説明してくと、アジカンとは紫陽花鑑賞の略であり、バンドのアジカン様とは関係ございませぬ。しかしそろそろアジカンについても言及しておこうと思います。アジカンのアルバム、1枚だけ持ってるけど、一番好きな曲はそのアルバムに入ってないループ&ループです。つまりエンド&スタート。Weezerすなあ。ゴッチ氏を久々に見ましたが、こんなにウチの会社に2人くらいいそう(開発)なルックスでしたっけ?あともうちょっと身長が高くなれば、お菓子教室の昼休みにほほ肉煮込みをふるまってくれる料理王子にそっくりにもなる*1

由縁失ってさまよって垂れ流すのはここまでにして、ホテルを出て京都市役所の駅まで歩き、宇治に向けて地下鉄に乗り込みました。三条から宇治に行くのに何故地下鉄?お京阪を使うのが一番手っとり早いのでは?と京都をご存じの方なら思ったかと思いますが、昨日うっかり地下鉄と市バスの2日乗車券を買ってしまったので、有効に使わないとモトが取れないことに気付いたからです。そういえば3日目は1日乗車券を買わんとこ、と計画を立てた時は思っていた。おとしたショックで忘れてた。仕方なくくるりの曲にも出てくる*2六地蔵まで行って、そこで京阪宇治線に乗り換えることにしました。電車はすぐに来たので乗りこんでしまいましたが、路線図を見てたら、どうやらその電車は浜大津行きというやつで、六地蔵まで行かないことに気付き、御陵という駅でいったん下りました。御陵はみささぎと読むらしい。むずかしい。電車を待っているときに「地下鉄の山科駅までの切符を持っていて、京阪山科で下りたら乗り越し運賃とりまっせ」という貼り紙を見て震えました。なぜならば、この時まで、自分が乗っていた電車が京阪線直通だということに全く気付いてなかったからです。もし自分の目的地が山科だったら、乗り替えなしで行ける方が京阪山科だって思わないからたぶん京阪山科で下りて乗り越し運賃取られていたと思います。何このトラップ。こわい。

乗り換え後、20分程度地下鉄に揺られて六地蔵の駅に着きました。想像以上に何もない片田舎の駅でビビりました。京都の中心部から30分弱でこの風景…。そして見当たらない京阪線六地蔵駅。それもそのはず、地下鉄と京阪の六地蔵は徒歩8分なのであります。まあ蒲田と京急蒲田みたいなもんか*3と事前に調べた時は思っていたのですが、まさかこんな川べりの道を歩いて行くなんて思わなかったので動揺しました。一応案内の看板はあります。夜は乗り換えるのは無理だ。

川の向こうに抹茶色の電車がガタゴトと走って行くのが見えました。やっぱり宇治ということでお茶を意識したカラーなのでしょうか。たぶんJRの電車です。あまりにものどかな空気なので、今自分が乗り替えるために歩いていることを忘れてしまいます。しかし意外と乗り換える人がおり、何人もすたすたと自分を抜いて前をずんずんと歩いて行ってくれたので、体感5分くらいで迷いもせずお京阪の六地蔵駅まで来れました。そして10分程度待ってやってきた宇治線の電車に乗り、目的の三室戸まで無事到着しました。

まだ時刻は10時をまわったところでしたが、三室戸の駅から15分くらいかかる目的の三室戸寺に向かう道には結構観光客らしき人々が歩いていました。遠そうだったので迷わず行けるか不安でしたが、Googleマップとにらめっこしながら歩く必要はなさそうです。余裕が出てきて住宅街の道端のアジサイの写真を撮ったりしました。

15分くらい歩いて、三室戸寺のアプローチに到着しました。歩行者用のアプローチはまだそれほど人はあふれていませんでしたが、駐車場待ちの車が列をなしておりました。ささっと見て混み過ぎる前にささっと帰ろう、と決意して中に入りました。
次は三室戸寺のめくるめくアジサイ鑑賞です。たぶんアジサイの写真しか出てこない。

*1:エプロンめがね男子

*2:なんかこの日記めがね臭い

*3:徒歩10分

2日目 その8 チョコレートのピラミッドとコロッケとチキンカツ 京都2013

桂離宮から京都行きのバスに乗り、さて今日の夜ごはんは何にしよう?と考えを巡らせました。本当はタンドリーチキンのお店に行ってみたかったのですが、予約をするのをすっかり忘れていました。恐そうなお店なので、予約なしじゃ行けないだろうな…と思い、次はどこ行きたかったんだっけ?とiPhoneを操りながらカフェやら何やらを探していました…しかしぷつんと記憶が途切れ、気付いたらそこは京都駅。疲れきって眠ってしまったらしいです。きまらなかった…と、とぼとぼ歩きだしましたが、どこに行くか決めないと、地下鉄に乗るのかバスに乗るのかも決められません。とりあえず、はっきり行きたいお店が1軒あったので、そこへ地下鉄で向かうことにしました。

四条駅で下り、錦市場を抜けて、やってきたのは京都でパティスリーといえば!のオ・グルニエ・ドールです。ここ数年、行きたい行きたいと思いつつ、定休日に訪問してしまうウッカリぶりだったので、いつ来てもシャッターが下りてるイメージがあったのですが、初めて開いているところを見ました。やったー!やったー!
細い路地のようなアプローチを抜けて中に入ると、まるで南仏のような乙女インテリア。マダムが好ましく思いそうな高級感さえだたよう内装です。もう夕方だったので、ケーキのショーケースはほぼ空っぽでしたが、少ないながらもどれもおいしそうだったので、少し悩みました。

悩んだ末に選んだのは、お店のスペシャリテであるピラミッドです。運よく残ってました。季節がらチョコレートは少し重くて敬遠されていたのかもしれないですが。でもココアをふりかけられた薄いピラミッド型チョコレートでコーティングされた中身は、濃厚ながらもなめらかなチョコムースで、初夏でもおいしく頂けました。ココアのビスキュイと段になってました。とても美味しいのに、イルプルのケーキを食べ慣れた身には、これくらいならふつう、と感じてしまうことが悲しい。

もう1つはバジルのレモンタルトを選んでみました。バジル…ケーキにバジル…と思い悩んだのですが、レモンタルトをどうしても食べたかったので、バジルは冒険ということであきらめて購入したのです。もりもりのメレンゲの下のレモンクリームの中に、きざんだバジルがたっぷり入っています。食べてみて、それほど違和感がないことにまずビックリしました。食べ進めて、鼻に抜けるバジルの香りがレモンのさわやかさを倍増させてくれていることに気付きました。かなり美味しくて、これが京都のNo.1パティスリーのシェフのセンス…!と感動しました。タルトやメレンゲのパーツ1つ1つも丁寧な仕事ぶりであります。

食べ比べ用にできるだけ買うようにしているフィナンシェとマドレーヌも購入しました。フィナンシェはしっとり甘い、日本のパティスリーの標準的なタイプ。マドレーヌも、ふわっとレモンの香りが漂うかなり基本なレシピに沿って作られていると思われるものでしたが、パサつき感は気にならず、とても美味しかったです。でもやっぱり簡単な焼き菓子だと、どこもだいたい味が似ていて、差別化はしづらいのだなーと感じ入った次第です。

旅に戻ります。ケーキは今から夜ごはんを食べに行くつもりだったので、サロンで食べるつもりは全くなく、ホテルで食べようとお持ち帰りしました。しかしここではっ!と気付きました。あれ?ケーキ持って夜ごはん食べに行くの…?そしたら最低でも1時間以上は持ち歩くのでは…ということに…。今までの経験上、持ち歩いて原型を保っていた記憶がありません。一旦ホテルに戻って夜ごはんのお店の作戦会議を…とも思ったのですが、雨に降られた桂離宮の散策で予想以上に体力を消耗しており、ホテルに戻ったら二度と外には出たくないテンションとなっておりました。
悩みましたが、そういえば、このお店にとても行きたいけど、お持ち帰りしかできないみたいなので行く機会がないかもな…と思っていたお店が1軒あったことを思い出しました。そこで夜ごはんを買って今日はひきこもり夜ごはんにしてもいいかも。と思いついたので、歩いても行けそうでしたが、体力を温存するために近くのバス停からバスに乗って五条に向かいました。

コロッケー(揚げる前)
西富家コロッケ店という、コロッケの専門店です。店主さんはコロッケが好きすぎて、脱サラしてコロッケ店を初めてしまったらしいという記事をどこかで見かけて気になっていたとです。

コロッケのショーケースの横には、バーみたいなカウンター席やカフェみたいなテーブル席が広がっているのですが、利用できるのは、週末の夜の酒場営業のときだけらしいです。そのせいかお店の中全体が少し薄暗く、愛想も必要最低限な店主さんと向き合って、若干の緊張を強いられました。

コロッケは7,8種類くらいあったのですが、当然全て見た目は真っ白(揚げる前)なので、具材の字面で判断するしかありませんでした。くるみとドライフルーツとか、サーモンディルとかオシャレな具が並んでいるのですが、あまりピンとこず、決められません。仕方なく店主さんに「おすすめは…」と小さめの声でお尋ねすると、「えーと…まあ全部おすすめなんですが…(笑顔なし)よく出るのは、プレーンとブルーチーズですかね…」と返されたので、コミュニケーションを楽しむ空気が一切ないことを察知して、「じゃあそれで」と食い気味で回答しました。すぐに揚げてくれたのですが、結構時間がかかり、自分の前に誰か並んでいたら帰るかもしれない…と思ったレベルでした。でも揚げたてであることは重要です。
俵型のコロッケはホテルに持ち帰るまで30分くらいたっていましたが、さくさくでした。1個160円〜200円くらいだったかな?やっぱり揚げたて重要。プレーンはじゃがいも系とクリーム系のハイブリッド型コロッケで、ひき肉が具材として登場してきました。しかし、何かちょっと味がものたりない?と思ってしまいました。ソースかけるのも違うし、何が物足りないんだろう…と考えながら食べ終わってしまいました。
ブルーチーズはコロッケというよりはクロケットとか呼びたいクリーム系が強めのコロッケで、中には当然ブルーチーズが入っています。ブルーチーズ入りのハンバーグがおいしかったので、コロッケもおいしいのではないかと期待したのですが、コロッケベースにブルーチーズが馴染んでなくて、やっぱり少し物足りなさを感じました。こちらのお店のコロッケは、ワインと合わせたりするときに食べるもので、がっつりごはんのおかずにするのは違うのかなあと思いましたです。

バスに乗ってホテルに戻ろうとバス停に向かいましたが、バス停のちょうど目の前に気になるお店があったので立ち寄ることにしました。肉の長崎屋というお肉屋さんです。お肉屋さんですが、ここのコロッケもおいしいと聞いていたので食べ比べてみようと思ったのです。1個70円という良心的価格を見て、間違いないと思いましたが、チキンカツ150円に激しく心引かれたのでチキンカツにしてしまいました。コロッケも買おうと思ったのですが、揚げ物を4個食べる勇気が無かった。

自分の前に並んでいたお客さんがコロッケ30個頼んでたのと、チキンカツそのものを揚げるのにも時間がかかりましたが、「チキン時間がかかるのー。ごめんねー」と店員のマダムが声をかけてくれたので、じっと我慢して待つことができました。牛薄切り肉230円安いなーと感心してたら、、無事チキンカツが揚がりました。大きさは手のひらにのるくらい。そういえばソースが無い…とコンビニに買いに行ったのですが、小さなやつが売ってなかったのであきらめました。味しなかったらどうしようかなーと思いながらたべたのですが、心配無用でした。からりと揚がった衣の中は、ジューシーでしっとりした、下味のしっかりついたチキンがひそんでました。ソースなしでも全然おいしかったです。なおかつチキンの柔らかさとかが絶妙で、今まで食べたチキンカツの中で一番おいしかったです。コロッケもきっと美味しいんだろうな…と買わなかったことを激しく後悔しました。オシャレコロッケを食べて、自分はお肉屋さんのふつうのコロッケが食べたかったことに気付かされました。

揚げモノばっかりで不安になったので、長崎屋で売ってたごぼうサラダもとっさに買ってしまいました。ごぼうの歯ごたえがしっかり残ってて、コンビニのサラダとは一味違うおいしさでした。

さらに野菜不足が心配になったので、コンビニでサラダも買いましたが、お腹いっぱいになってしまったので、結局朝食べました。和歌山産トマトとしらすのサラダです。トマトとしらすのどちらが和歌山産なのかわかりませんでしたが、コンビニのサラダも地方によって違うんだなーと感心したとです。味はふつうですが…。

旅から帰ってきてからも、ひたすらお肉屋さんのコロッケを食べたい気持ちが強まった食事を済ませたあと、関西っぽい番組を見ようと上沼恵美子の番組を見てたら「わたし悪口言わない人って信用できへんわあー」と上沼恵美子がさっくり語っていました。何か、関西に来たわー、と実感できました。この後も関西ローカルと思われる番組をつまらなくても見続けてみましたが、疲れ切ってごぶごぶを見るのをすっかり忘れて寝てしまいました…
明日は最終日ですが、唯一の晴れの日なので、歩きまわって京都観光を満喫するのであります。