Day1 その1 ニューヨークひとり旅に行ってきた NY2012

遅い夏休みを利用してニューヨークに行って来ました。今年はあまりお金を使う旅行はやめて、コモリーヌやbugiugiさんの住む上海か、三陸海岸を見に行くつもりだったのですが、たまたまネットや雑誌で「ブルックリン」の文字を見かけることが多くなり*1、気になっていろいろ見ていたら、行きたくてしょうがなくなってしまったのであります。迷いましたが、行ける時に行っておかないと、もう次はいつ行けるかわからない!と刹那に生きる気持ちになったのと、「この旅は娯楽ではなくて研修旅行だから、投資する価値がある(byエミリー)」の言葉に乗せられ飛んでみました。そうなのです、この旅は一人研修旅行なんです。いつかパリのパティスリーが好きなアメリカ人が開いたブルックリンにあるbake shopみたいなお店を開く、という妄想*2を、本格的な妄想にするための旅なのです!なので80%くらいがお菓子の話です。ほぼお菓子しか食べていないのでご了承願います。

この旅の所感:

  • NY女子が優しすぎて惚れた
  • ドーナツがおいしすぎた
  • パリは無理だけどNYになら住めるかもと思った
  • しかし英語が絶望するくらい話せなかったのでやっぱり無理だと思った


出発の日は3:00am起きで、4:00には羽田に向かってました。できるだけ安い航空券を探したところ、圧倒的に羽田6:50発、JFK6:25着*3アメリカン航空が一番安かったのです。NYに行く人の間ではおなじみの便らしく、NYに着いてから宿のオーナーさんに「6時に出発する便」と言ったら「ああ、アレね。今日帰る人も同じ便ですよ」という反応を頂戴しました。本当はもう1泊するつもりだったんですが、この便だったら到着日と帰る日も使えるし、できるだけ安くしようと思い最終的に1泊減らて3泊5日にしましたです。覚悟はしてましたが、到着日がかなりグロッキーになったことをご報告しておきます。ちなみに、格安航空券とコードシェアしているJAL*4の正規割引と比べたところ、数千円しか違わなかったので、JALカード作って正規割引で買いました。なぜかアメリカン航空の正規割引は、それより数万円高かったので…。
地元の駅からは、ぎりぎりチェックインに間に合いそうな始発電車が出ていましたが、何が起こるかわからなくて心配なのでタクシーを呼びました。MKタクシーを初めて利用してみたのですが、早朝に呼びだしているとうのに噂通りとても感じが良く、道を間違えたしまったのですが、空港に到着する前にメーターを止めて間違えた分をリカバリしてくれました。ネット予約のみでちゃんと来てくれるか不安でしたが、心配いりませんでした。そして最初は写真のように完全に眠っていた午前4時の街も、大きな道路では意外に混んでるので、24時間どこかで働いている人が本当にいるんだなーと実感した次第です。

国内では電車派の自分には初めての羽田空港です。NY便に乗る人だけかと思いきや、韓国行きの便などもあったようでわりと人がいました。羽田の朝は早い。

チェックインして保安検査も済ませた後、起きてから水しか飲んでないので、朝ごはんを食べられるお店を探しました。朝5時からやっている店があるのかな…と心配してましたが、うどんや定食のメニューが目立つ食堂みたいなお店が唯一やっていました。やっているのはうれしいけど、早朝からうどんとかは無いわー、と思っていたら、カウンターにパンが並んでいたのでほっとしました。機内食もあるので、アイスコーヒーとあんデニッシュでかんたんに済ませました。

出発時間に近くなってゲートに進むと、別の航空会社の飛行機がつながっているので、ここで良いのかな…と思って不安になっていましたが、時間近くになって呼び出されると、自分の乗る飛行機はここからバスで移動だったのでビックリしました。
この時は、海外のiPhoneの設定をどうしようか検討していて、auの海外サービスガイドを熟読していました。海外ローミングしようと思って設定を見ていたのですが、auが海外で契約しているwi-fiも利用できることがわかったので、慌てて無線用のアプリをダウンロードしました。海外パケホーダイより、無線の定額料金の方が安かったのです。しかし旅行中1度もauが契約しているwi-fiをキャッチできず、出発前のあの焦りは何だったんだ…と思って切なかったです。NYでつながらないならどこに行ってもつながらない気がする。

iPhone機内モードをONにしたら離陸です。太陽もあがってきました。

いつもは成田からなので下界は山だけなのですが、羽田はものすごかった。街がぎっちりつまって、スカイツリーも小さく見えるジオラマが展開されており興奮しました。この写真は結構あがってから撮ったのでまばらに見えてますが…富士山が見えております。

出発して1時間くらいしてから、朝ごはんが出ました。この便は朝出発なのでちゃんとした食事はなく、ライトミールという位置づけのようです。サーモンとたまごが選択出来ました。まよわずたまご=スクランブルエッグを選んだのですが、サーモンはどんなだろうと気になってサーモンを選択したお隣を見てみると、オードブルみたいなロールで巻かれたやつだったのでたまごにしてよかったーと思いました。スクランブルエッグの量はとにかくたっぷりでふわふわでした。塩味がしっかりつけられてはいましたが、上にのっかったソーセージとハッシュドビーフの分も含めケチャップが欲しかったです。あとはフルーツ、マカロニサラダ、オレンジジュースなど。フルーツがうれしかったです。クロワッサンは解凍したてなのか少し固かったですが、チーズデニッシュは真ん中にのっかっているやつが甘酸っぱくておいしかったです。

食後にコーヒーもらったら、結構香りが濃くておいしかったです。アメリカ系なので薄いコーヒーが出てくるのかと思ってました。おいしかったのでこの後の食事の時に毎回コーヒーを頼んでしまいました。
アメリカン航空は窓際の座席が2、真ん中が5でした。トイレには多少行きづらいですが、気を使うのは一人だけなので窓際にしておいてよかったーと思いました。

3時に起きたので眠れるかと思っていたのですが、眠気がまったく起きず、ほとんど眠れませんでした。映画やテレビ番組はたくさん入っていたので、NYまでの12時間を映画鑑賞でつぶすことにしました。見たかった「最強のふたり」が入っていたのでヤッター!と思い見始めるも、英語字幕のみ…。ちょっとチャレンジしてみましたが難しく、面接のシーンで挫折しました。ほとんどの映画が英語or英語字幕のみで、日本語吹き替えは数本しかなかったです。そのうちの1本、「ダークシャドウ」を見ましたが、なぜこれが日本でも大ヒットしたんだろうと不思議な気持ちになりました。アメリカ人が好きそうな(くだらない)ブラックユーモア満載な感じです。
メリダとおそろしの森」を見るべきか迷っていたら、スナックが出てきました。ハムとチーズがはさまったサンドイッチにトブラローネのミニサイズとミニお煎餅。お煎餅は日本の味が恋しくなったら食べようと思いNYまで持っていきましたが、結局恋しくならず食べませんでした。サンドイッチに添えられているのがケチャップ&マスタードだったので、今じゃなくて朝ごはんのときが正解だったのに…と思いましたです。

その後も眠気はまったくやって来ず、iPhoneで英会話ゲームなどをして過ごしました。到着1時間前に、1日戻ったのでまたまた朝ごはんが出てきました。フレンチトーストです!わーいわーい。てりやきチキンも選べたので、甘党以外の人にも配慮してるんだなーと感心しましたです。フレンチトーストはふわっとしていてそれなりに美味しかったです。片方だけにちょっぴりジャムがのっけられていて、味が変えられるのも良かった。アメリカン航空は、窓を開けていてもDルタみたいに「窓閉めろ!(英語)」と怒鳴られたりもせず、クルーの方々が感じ良いので今後北米系はアメリカンでええわと思いました。

夜を飛ぶ便なので窓はほぼ開けられず、たまにこっそりのぞいてみるも、太平洋しか見えないせいか真っ暗闇でした。でも到着近くなって外を見てみると、カナダやアメリカの街の明かりがぽつりぽつりと見え、夜が明けてゆくにつれて空も朝焼けがとてもきれいでした。NYが近くなってゆくにつれて明かりはどんどん増えていき、マンハッタンのきらきら加減を見て、今から始まる旅が楽しみでしょうがなくなりました。この旅では飛行機からの景色も素敵過ぎて、旅の思い出の一つとなりました。

*1:オースターの本とか、ブルックリンパーラーとか

*2:という妄想を日本人がしてる。ややこしい。

*3:帰りはJFK19:00、羽田10:25着でございます

*4:破産コンビのシェア