ごはんとおかずがルネサンス

ごはんとおかずのルネサンス 誰もが忘れていた日本の真実の味わい 〔基本編〕 (ごはんとおかずのルネサンスプロジェクト)
駅前のショッピングセンターで買い物したら、そのSC内で今日のみ使える商品券をもらったので、レシピ本でも買おうと本屋に行ったところ、「ごはんとおかずのルネサンス」なる本を見つけました。イルプル、こんなこともやっているのか…と思い、面白かったので勢いで買ってみました。
読んでみて驚き。全ての料理で、砂糖とみりんが本当に使われていないのです。そしていりこが、ふんだんに使われています。自分も味噌汁で一番おいしいダシはいりこだと思う派なので抵抗は少なかったのですが、カレーにまで使われている様を見て、やりすぎでは…と思ったりもしました。しかし味覚に間違いが無い弓田先生の考えるレシピなら美味しいはず…でもちゃんと作れるのだろうか…と迷っていたら、ルネサンスごはんの講習会があることを知ったので、まずはちゃんと作った時の味を確認してみようと行ってみました。

講習会はデモンストレーション方式で、座ってゆっくりメモを取りながら聞けるので良かったです。でも、何もやらないで見ているだけなので、途中でちょっぴり眠くなったような…。先生が作ってくれたものを取りわける時にやっと仕事が発生して目が覚めました。この日のメニューはひじきごはん、大根のお味噌汁、肉じゃが、きんぴらごぼう、写真がないけどきゅうりのぬか漬けでした。
ごはんもお味噌汁もとにかく具だくさん!で見た目だけで幸せな気持ちになれました。ひじきごはんは、ちょっぴりひじきの生臭さが残っていたので、しょうがが欲しいと思いましたです。でもさつまいもの甘みがごはんのおいしさをアップしてくれてました。お味噌汁はいりこだしの濃さが野菜をおいしくしてくれていました。

一番感動したのは肉じゃがです!砂糖とみりんなしなのに、このコクとうまみ…。じゃがいもがほっくりしていてとてもおいしかったのに、ブランド芋などは使っておらず、近所の東急スーパーで買ってきたものとの事。素材は腕次第でどうにかなるものなんですね…。しかし見た感じ、難しいテクニックやコツはなかったような。次回から肉じゃがは、このレシピで作ってみたいと思います。

きんぴらは、野菜のカットが大きくて、食べ応えがあります。松の実のこりこり感が気に入りました。味付けがシンプルなので野菜本来の味わいを楽しめますが、味噌汁の具とかぶっていたので、後半は若干飽きてしまったかも…。でもきんぴらも今後はこのレシピで作ってみたいです。
教えてくれた椎名先生も、うちのご飯は男の人でも食べるのすごい時間がかかりますよ、と言っていたのですが、とにかくどのブツも食べ応え満点で、1時間弱は食べる時間がかかったと思います。甘いものをたくさん食べたいので、ご飯のほうからは、砂糖とみりんを抜くのは良いかも…と思えてきました。野菜もたっぷり取れるし。作るのは大変そうなのですが、ちょっとずつルネサンスごはんを日々の食卓に取り入れて行きたいです。

そしてごはんを食べ終わった後にまさかのサプライズサンマルクが出てきました!これは卒研のクラスに入らないと習えないお菓子です。チョコレートとバニラのムースをはさみ、上はカリカリのキャラメルでコーティングされてます。どのパーツも味がしっかりしていておいしすぎるのです。しかし、砂糖・みりん抜きに引かれたマクロビ志向の方も講習には来られるようなんですが、このケーキは大丈夫なんだろうか…と心配になりました。見た感じ、皆さん食べられてましたが。

そしてそして。さらに焼き菓子のお土産も!フィナンシェ、ガレット・ブルトンヌ、サブレ詰合せ、そしていりこサプリメント。どれも相変わらずの美味しさで震えました。いりこサプリメントは、いりこやナッツなどの体に良い素材がつまったしょっぱいクッキーみたいな感じです。お腹が空いたとき、ドーナツ食べるよりもいりこサプリメント食べてた方が健康的にはなれそうです。