シュガークラフト修行記

ここ数年のシュガークラフト修行の記録をまとめます。

シュガークラフト修行の最初は、コモリーヌが誘ってくれたウィルトンの体験レッスンから。シュガークラフトの本場といえばイギリスなイメージなのですが、ウィルトンはアメリカのメーカーです。見本で飾られていたケーキのデコもアメリカなセンス。でも世間で売られているアイシングクッキーなどを色づけする着色料は、ウィルトンのものが使われていることがとても多い気がします。

体験レッスンはシンプルなカップケーキにデコしていきます。ココアとプレーンの2つです。

用意されたアイシングのカラーはウィルトンぽいパステルカラーです。ウィルトンの絞り袋にはちゃんと口金が付けられていたことを写真を見て思い出しました。

ノーマルの方はお花をデコしました。…がたがたです。震え過ぎ。でもめちゃ集中してにょろにょろ絞れて楽しかったです…。味は甥っ子ちゃんにあげてしまったので不明。

ココアの方はハートの中に小さな絞りをたくさん入れました。ほぼ見本通りのデザインで、遊べなかったのが残念ですが、こちらはテクニックがなくてもなんかそれなりのものになったので満足です。食べてみたところ、味には全く期待していなかったのですが、アイシングの甘さとココアのほろにががちょうど良いバランスで美味しかったです。
楽しかったので本レッスンに通おうかとも思ったのですが、ウィルトンのデコはちょっと自分にはファンシーすぎるかな…と思ったので結局やめました。

このアイシング体験レッスンを経て、続いては今は亡きコモリーヌハウスでのアイシング合宿を行いました。粉砂糖やレモン汁など、必要な材料は全部コモリーヌがそろえていてくれました!

だいぶ作業がすすんだ後撮ったので皿が荒れてますが、デコするクッキーもコモリーヌが用意してくれたのであります!ここにはガーリーなミトンとコモリーヌの大好きなメガネ型しかないですが、この他にも数種類用意されていました。ちゃんとアイシングがのっかることを計算して、甘さ控えめレシピで焼いてくれたとのこと。

作業のBGMはもちろんPerfumeでございます。コンピューターシティー♪と歌いながらメガネなどデコ。途中ピンクのアイシングが行方不明になり、見つけたところ固まりかけていたので「うわー、ほったらかしのピンクこんなとこで固まってるー!」と言ったら「ほったらかしのピンク…なんか浜省の歌みたい」とコモリーヌが言いだしたので、それ以後、メガネ型は浜省のグラサン型と呼ばれるようになりました。

数時間格闘して、できあがりました!この3倍くらいは作った記憶がありますが、写真はこれしかなかった…。テクニック0ですが、色合いがかわいくできたのでまあまあ満足です。一番気に入ったのは白のミトン型にアラザンをつけたやつです。

それなりな出来のものをかわいくパッケージして、姪っ子ちゃんチームにあげました。下手くそなのに「かわいいーー!」と喜んでくれたのでめちゃうれしかったです…。きらりと光る浜省のグラサン型はなかなかのデコ出来。

こちらも浜省グラサンを忘れずに投入!猫のやつは力尽きなければかわいいレース風のデザインになったかも…。集中力が途中で途切れると、途端に全てが崩れおちます…。アイシングむずかしい。

続いては武蔵小山のパティスリー、ドゥ・ボン・クーフゥで開催されていたシュガークラフト教室に行きました。ショーケースにはシュガークラフトでデコられた、大人っぽいケーキが飾られていました。ファンシーじゃないのがとても素敵で良いなーと思っていましたが、最近はシュガークラフト教室は開催されていないみたいです…。

作ったのはミニケーキです。暗かったので写真がボケボケです…。自分が作ったのは、一番手前のパステルの薄いグリーンにラベンダーのシュガーボールをのせたものです。見本の写真を見て何てかわいいんだ…と感動していたのですが、自分が作ったやつはがたがたで、あんまり感動できませんでした…。あと、デコったのが食べられるケーキじゃなくてケーキ型にカットされた発泡スチロールだった、というのもちょっぴり残念でした。

もうちょっと明るいところでも撮ってみましたが、やっぱりボケ…。皆さん器用でとてもきれいなのですが、自分のだけ絞りとか下手くそすぎて落ち込みました。思えばこの頃から、自分が絞りが猛烈に苦手ということに気付き始めたような。

続いては、ずっと気になっていたTHUMB AND CAKESさんのアイシングレッスンをついに受けてきました。使っている色が結構個性的なのに、先生が作ったものはかわいくデコレーションされておりました。カラーはウィルトンを使用しているそうです。こんな色も作れるんですね。絞りは口金じゃなく、はさみでカットするタイプだったので、とても細い線が描けました。

あらかじめ用意されていたブラックココアで作られた型抜きクッキーを、細い線でなぞっていきます。難しかった…。そしてまたもやがたがたです。あまりにも線が乱れたところはつまようじで補正しましたが、全く補正のあとが消せてない。ターコイズブルーのやつははさみでカットする口が大きすぎました。

輪郭線にそってゆるめのアイシングでうめていきます。猫はふつうにかわいい顔を描くとファンシーすぎる気がしたので、アイパッチでも描いてタモリ猫にでもしようかと思いましたが、他の参加者にヒソヒソ言われそうだったので空気を読んでやめました。

結果できあがりはこんな風に。LOVEのやつが一番お気に入りです。アイシングクッキーはとにかく女子受けが良いので、またもや姪っ子ちゃんチームにあげました。猫のやつがかわいいから、食べずにとっておいてるんだ(はーと)みたいなメールがきてとってもうれしかったのであります。

あまったアイシングは持って帰ってこれたので、家にあるクッキーをデコしてみました。やっつけすぎる。

飾って楽しんだ後食べてみたところ、ブラックココアのほろ苦さがアイシングの甘さに包まれて、すごく美味しかったです。クッキーのレシピももらいましたが、そんなに複雑な工程や材料の配合ではなかったのに、甘さに深みがあってとても美味しかったのです。アイシングの甘さはココアの苦さとぴったりのようです。THUMB AND CAKESさんのレッスンは、リボンを作れたり、お花の作り方を教えてもらえるのもあるので、また機会があったら行こうと思っています。そしてシュガークラフト修行はまだまだ続くのであります。