ピエール・ガニェールのクロワッサンとパン


ピエール・ガニェールといえば3つ星レストランのシェフとして美食家の方々に有名だと思いますが、縁がなかったのでよく知りませんでした。が、パン・エ・ガトーというパンやプチガトーがテイクアウトできるお店があると聞いて行ってみました。三つ星レストランのクロワッサンってどんな味かしらと興味深かったのですが、発酵バターの香りがふわーと香る、とても味のおいしいクロワッサンでした。パリから帰ってきてから、もちもちかりかりな食感ばかり求めてしまっていた自分を反省しました。

そのほか、カレーパンも美味しいらしいと聞きつけて買ってみました。確かに、中のカレーの味に深みがあってとってもおいしかったです。パンもふんわりしていてスパイシーなカレーを包み込んでくれています。油でギトギトしたカレーパンとは遠く離れた場所にいる、上品なカレーパンです。

見た目が美しいガレット・ブルトンヌは、今まで食べた中で一番おいしいんじゃないかと期待しましたが、そんなことはなく、ふつうの美味しさでした。バターの香りいっぱいのさくほろ感。きっともうガレット・ブルトンヌが安定して完成されているお菓子で、これ以上おいしくしようがないんじゃないかと思いました。

クロワッサンのおいしさが忘れられなくて、もう一度買ってみました。ついでにフィセルも買ってみました。クロワッサンのおいしさは相変わらずでしたが、フィセルの美味しさにも感動しました。粉の風味がむぎゅっとつまってます。お店の人もいつでも感じ良くて、安心のホテルクォリティです。クロワッサン1個290円という値段さえのぞけば最高に素敵なお店です。