1日目 その1 南禅寺の山門と水路閣で紅葉を 京都・奈良2011


出発の日は、朝5時半に起きて準備をし、新横浜発7時の新幹線に乗り京都に向かいました。朝の7時だというのに満席です。そして車内にちらちら見え隠れする京都のガイドブック。出発した11/23には、京都が1年でいちばん混雑する日らしいのですが、本当にそうなのかもと思いました。そして8割の乗客が京都で下りるのを見て、さらにそれが確信に変わりましたです。
5年ぶりの京都駅の風景が、少し記憶のものと違い戸惑いましたが、とりあえずホテルに荷物を預けに行くために地下鉄に乗らねばと地下街へ向かいました。そして地下鉄に乗る前に京都2日乗車券を手に入れなければと、地下鉄の案内所を探しました。1日券は1200円なので6回、2日券は2000円なので1日5回、地下鉄かバスに乗ればモトが取れるお得で便利な乗車券どす。ホテルに向かう1回分も無駄にせんときたいと関西人気質*1で地下街に入ったところ、あっさり見つかりました。そしてその案内所は、いつも京都旅行で自分が1日乗車券を手に入れていた案内所だと気付いて、全然変わっていないなーと懐かしく思いました。
四条の駅からホテルまで若干迷って時間を食いましたが、荷物を預けてチェックインし、時計を見ても時間はまだ10時。部屋には14時からしか入れないため、さっそく紅葉狩りに向かおうと再び地下鉄に乗りました。
今回は今まで行ったことがない場所に行こうと決めていたので、混雑で避けまくっていた名所も、頑張って訪れてみました。今まで全く行ったことがない紅葉の名所といえば、まず永観堂南禅寺でございます。5番バスに乗ればすぐ近くまで運んでくれますが、この季節に名所を巡る5番バスを待つのは、時間が無駄なこと極まりないので、面倒ですが四条から烏丸御池まで出て、地下鉄を乗り換えて蹴上駅で下りました。駅を降りると駅員が改札の外で待機しており、次々下りてくる観光客をうまいこと永観堂南禅寺方面にさばいてました。まだ朝の10時なのに…やっぱり今日は1年でいちばん人が多い日なんだなーと思い知らされましたです。

駅での人の多さに早々に嫌気がさしたため、どちらかと言うと行きたかった南禅寺だけに行くことに決めました。駅を出て南禅寺方面に坂を下っていたら、ええ雰囲気のレンガのトンネルがあって、前を歩いて行った人がそこに入って行ったためつられて入ってみたら、そこは南禅寺への近道でした。まだお寺は表れていない、ふつうの民家のお庭にもこんな素敵に紅葉している木がたくさん植えられていて、京都の観光地としてのクォリティにうっとりさせられました。

南禅寺到着。さっそく有名な三門が目に入りましたが、すでに人があふれていてちっともええ感じの写真が撮れませんでした。仕方なく切り取った感じに。

門の下のほうも、人がちょっとでも少なくなるまで数分待ってみました。なんか座りこんでいる人たちが動きそうにもないので撮ってしまいました。

この日の南禅寺は、紅葉している木もありましたが、まだ5分づきといったところでした。紅葉中の葉っぱはちょっぴりグロテスク…

再び三門。どう足掻いてもそこそこ人が入り込んでしまう。

名所がたくさんある南禅寺は、全て見て回るととっても時間がかかりそうだったので見る個所を絞ることにしました。次に見たい名所を目指している途中に、かなり紅葉した木が密集した場所があり、そこにはカメラマンたちが群がっておりました。

次に見たかった名所はこの水路閣です。味のあるレンガ造りの水道橋です。生で見るとかなりの迫力です!

緑とこの古びたレンガの組み合わせは味わい深い光景ですが、紅葉とのコラボレーションが見たい…

辺りを見回してみましたが、紅葉している木はこれくらい。あと5日後だったらもうちょっと紅い木が増えたのではないかと推測…

裏からみても青々

水路閣の上にも上れることに気付いたので、裏山の階段を上って手すりのない水路格の上におそるおそる乗っかってみました。水道橋というだけあって、ちゃんと水が流れております。琵琶湖疎水と書いてあったけど本当に琵琶湖からやってきたのでしょうか。
こんなに素敵な水路閣までは無料で公開してくれる太っ腹な南禅寺ですが、有料の名所も1箇所くらい見ておこうと地図を眺めました。水路閣のすぐ近くに、自分好みの枯山水庭園が眺められる方丈庭園があったので、次は庭園鑑賞へと参ります。

*1:正確には関西人気取り