Day3 その7 エッフェル塔を見に行ってみる Paris2010


ランチの後のお茶を楽しんだ後、ホテルに戻るバスに乗るためにバス停を探しました。地図を見たらヴィクトワール広場というルイ14世像がある観光地っぽい広場があったので、通過するルートで通ってみたのですが、工事中で残念な景観になっていました。パリにはそこら中に観光地があふれているけど、工事中の場所も多すぎる。

パリのバス停には、路線図と停車するバス停が詳しく書かれた地図が貼ってあり、とっても親切です。ガイドブックの路線図を見ると停車しそうなバスも、一方通行で反対方向のバスしか停まらないんだということなどもバス停で気づけます。ハワイのバスと比べると格段に親切ですね…。まあ時刻表まで貼ってある日本のバス停の方が親切といえば親切ですが。
パリは小さな街であるせいか、公共の交通がとっても発達しています。メトロも3分も待てばやってくるし、バスも遅くとも10分待てばやってきます。アメリカでは見かけることがなかった原付バイクも、けっこう路駐してました。ホテルの部屋が狭い所や交通機関については、日本に似ているなあと思いました。
ホテルに戻って少しだけ休もうと思ったのですが、思いのほか疲れていて1時間くらい眠ってしまいました。目覚めたらもう17時過ぎ…。このまま今日はホテルでゆっくりしようかとも思ったのですが、行ける場所が1つ減ってしまうと自分を奮い立たせてメトロに乗りました。

目指す観光名所はエッフェル塔です!そろそろ「Theパリの観光名所」的なところへ行っておきたかったのです。どうやって行こうかと検討したところ、RERのSt-Michel Notre-DameからChamp de Mars Tour Eiffelに行くのが一番早そうだったのですが、治安の悪いと噂のRERに乗る勇気が出ず、メトロを乗り継いで行くことにしました。モノプリ近くのCluny La Sorbonneの駅から10番線に乗ってLa Motte Picquetで6番線に乗り替え、Bir-Hakeim駅からエッフェル塔まで歩くコースです。RERを使うより遠回りですが治安には代えられない…。でもこのコース、6番線に乗ってから、メトロは地下ではなくて地上のかなり高い位置で建物の間を走り抜けて行くことがわかりました。ちょっと不安定な安いジェットコースター気分を味わえて楽しかったです。これは遠回りする価値あります。

駅を出て少し歩けばもう、木々の隙間からエッフェル兄さんが姿を現してくれました。エッフェル塔に近づくにつれ、お土産売りの少しガラのよろしくない方々が道にあふれてきますが、無理やり売りつけられることもなく安全に歩けました。RERの駅はほんとにエッフェル塔の近くに乗り場の入り口があって、ふつうの観光客っぽい人たちがみんな利用していたので、パリ市内だったらそんなに治安も悪くなく大丈夫だったのかな…とちょっぴり思いました。まあジェットコースターに乗れたからメトロで良かったのですが。

エッフェル塔の近くの芝生には、アムールの国らしくカップルがいちゃいちゃしております。パリに来てから噂通りカップルたちがそこら中でいちゃいちゃする場面を見かけましたが、年齢層がかなり高そうなカップルも人目もはばからず、なので最初はちょっとびっくりしました。

エッフェル塔に上る行列はとんでもないこと*1になっていたので、早々にあきらめて、正面から観賞することにしました。写真では頑張ってきれいに写るところだけ切り取りましたが…手前の芝生が切れるところはブルーシートだらけで、舗装されていない歩道に雨がたまり、馬車の馬の糞がそこら中に落ちていて、とても美しいと呼べる景観ではありませんでした…。

エッフェル塔の反対側はこんな感じで、なかなか美しい風景です。何の建物なのかは不明。

タワー自体はやっぱり、美しいという言葉がぴったりなアンティーク調の色合いで、緻密に組み合わされた鉄骨が何だかセンス良かったです。日本のものと何が違うんだろう…。いつも写真やテレビで見ていたエッフェル兄さんを、生で見れて気持ちがアガりました。次はアガった気持ちのまま、おいしいものを探しにタワーのまわりをうろうろします。

*1:1時間は待つだろうと思われる人数が行列