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ブログを引っ越しました

長らくポートランド旅行記前半戦で放置したままのこちらのブログですが、今年のロンドン旅行記を書くにあたって引っ越してしまいました。

もしかしたら、ポートランドの続きもそこに記録していくかもしれません。。

よかったら見に来てください(当面はロンドン)。

yamabaked.com

Day2 その3 アンティークマーケットからポートランドの影のようなものまで Portland2014

Coava Coffeeで食後の1杯を飲みながらゆるゆるした時間を過ごした後は、少し歩いた場所にある、アンティークのマーケット風のお店に行ってみることにしました。コーヒーを飲みながら、今日は何しようかなー、と好きなだけ悩んでゆっくりできるというのがとても幸せです。日本にいると、たいてい時間に追われているので、休日でもこうはいかないのであります。

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カフェを出てから道路を渡り、数ブロック歩いたところで、お目当てのお店の看板を見つけました。ちょうどわんこたちがおじいさんに連れられて反対側に渡るところだったので急いで撮ってみました。かわいいのう。かわいいのう。

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お店の入り口を示すサインは、茶色に塗られたビルの壁にも描かれていました。正面からではなくて、向かって右側のに入り口がありました。外のウインドウからのぞいてみた時点で、内部がなかなか広そうだということは感じられました。

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予想通り中はだだ広かったのですが、だだ広い倉庫を細かいコーナーに区切って、それぞれにテーマを持って商品をならべているようでした。家具がメインのようでしたが、雑貨や古着、自転車まで売っておりました。

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この1コーナー、1コーナーの商品の並べ方が、どれもこれも素敵に整えられていて、胸はときめきっぱなしでした。このカゴのシャビー具合にキュンときたので欲しくなってしまったのですが、こんな大きなものをどうやって持って帰るの?送るの?というつっこみが自ら湧いて出てきたので、割とすぐにあきらめました。そう、ここはアメリカ。とりあえず何もかもがでかいのであります。

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食器や小物も売っていたので、何か持って帰れるものがあるはず…!とくまなく見てまわろうとしましたが、とにかく広くてコーナーがたくさんあるので、あ、あっち見たい!あ!あれかわいい!と目移りしてウロウロし、ざざっと見て済ます感じになってしまいました。今ゆっくり見に行ったら、欲しいものたくさんあるんだろうな…と思います。近所にあったら、毎週通うのに…

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キッチングッズや手芸ものが並べられた乙女または主婦向けコーナーもありました。コンディションがよくてきれいなものばかりでした。荷物にならなそうな、アメリカンカントリーなクロスや手編み風レースの布ものがあったので、これなら持って帰れる…!とはりきって1枚ずつ見て行きましたが、我が家で使うのに、ちょうど良い大きさのものが見つからなくて、購入には至りませんでした。

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アンティークじゃなさそうなものを売っているコーナーもありました。ハンドクリームやデュフューザー、キャンドルなどなど。でもアンティークに自然に馴染むテイストです。銀のきのこがとても気になりました。

結局、心ひかれるものはいくつかありながら、食器も雑貨も荷物になりそう…という理由で何も買わずにお店を去りました。お店の中にはコーヒースタンドもあったので、買うかどうしようかで迷ったら、ゆっくりコーヒーを飲みながら、悩むのも良さそうだなと思いました。

お店を出た後は、川のこちら側の気になるお店はまだ開店していなかったので、一旦ホテル側に戻ることにして、バスに乗り川を渡りました。

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街の中心部あたりにある、パイオニアコートスクエア付近でバスを下りました。この辺りの歩道には、いろいろなアートや彫刻がそこら中に配置されています。歩くのが楽しくなるように、という配慮から、らしいです。これは豚にしか見えないのですが、ラッコとかそういう系の動物?かわいかったので撮りました。他にもいろいろ動物やら人の彫刻やらがありました。

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人がたくさん入っているお店があったので、何だろうとのぞいてみたら、Apple Storeでした。ポートランドにはこの1店舗しかない、とどこかで見たような気がします。平日の午前中で街にはあまり人が歩いていないにも関わらず、この人の入りにビックリしました。Apple人気おそるべし。

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街の中心部にあるデパートは開店していたので、お昼までデパートショッピングにはげむことにしました。まずはMasy'sのBenefitへ。アメリカに来たらBenefitに行くのは、はずせません。しかし、愛用していた香水が見当たらないのでお店の人に尋ねてみたら、廃番となっておりました…。ショック。ショボーン…としていたら、お店のお姉さんとマダムの間くらいの店員さんが、「バスィーナのオイルミストが新しく出たから、試してみる?」とすすめてくれました。ふきかけたときはミストで、なじませるとオイルになりました。なじみはいいしバスィーナの香りは間違いなく好きなのですが、匂いの広がり具合がちょっと弱いです。でも香水はもう復活しないということなので、仕方なく代わりにまとめ買いしました。今でも復活してほしいってレターを送るべきなのではと思っています。写真はホテルに戻ってきて撮ったので、お店でこういうディスプレイで並べられているわけではないのであります。

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続いてはパイオニアコートハウスへ。アメリカンな服のブランドのお店が一通り入っています。H&MとかForever21は、日本にもあるし、日本のお店に入っても欲しいものが全然見つからないのでスルーするつもりだったのですが、Foreverの品ぞろえがええ感じだったので、吸い込まれるように中に入ってしまいました。

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そして洋服3点をご購入。自分の中のおかんに、「あんたこんなの持っていたじゃない」と言われてしまうようなセレクトです。3つで$100でお釣りきたからいいや…。これらの服も日本に売っているのだと思いますが、なぜ日本のお店だと、欲しいものが全然ないという印象しかありません。日本のバイヤーと気が合わないんだろうか。

荷物が増えたので一旦ホテルに置きに帰ろうと、ほくほくしながらホテル方向にあるていると、交差点で二度見するような光景に出くわしました。車いすの高学年の小学生くらいの男の子が、「お金をください」的な文言の書かれたスケッチブックを掲げてじっとたたずんでいたのです。男の子はめがねをかけて、少し太っていて、Tシャツにチェックのシャツを着た、どこにでもいそうないたって普通のアメリカの男子だったのですが、片足がありませんでした。身なりはちゃんとしているし清潔そうだったので、街角でお金を乞うような感じには見えませんでした。治療にお金がかかるのかもしれませんが、本人が街角で乞うなんて…と思い、ちょっとショックでした。しかし、また別の日にもその周辺で、今度は小学生低学年くらいの女の子が、地べたに体育座りをして、スケッチブックで顔をかくしながらお金を乞うメッセージを掲げているのを目撃してしまいました。その女の子も身なりは普通だったので、なぜこんなことをする必要があるんだろう…と不思議でたまりませんでした。ポートランドは治安もよくてコミュニティも発達している、と聞いていたのですが、格差は確実にあって、お金を乞わなければならない家庭の子もいるんだろうか…ともやもやした気持ちになりました。

ほんの少しポートランドの影のようなものを感じた後は、ふたたび川を渡ってお昼ご飯を食べに行きます。

Day2 その2 ハンドドリップのコーヒーからふたたびの出会いまで Portland2014

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朝ごはんを食べ終えた後は、食後のおいしいコーヒーにありつくため、再びバスに揺られました。朝ごはんを食べたお店・broderでも、当然メニューにコーヒーはあるのですが、ポートランドに数多ある、コーヒー専門のショップでおいしい1杯を飲みたかったのです。そもそもおいしいコーヒーショップ巡りが、旅の大きな目的の1つなのであります。そんなわけで、わざわざバスで移動し、朝やって来た道を少しだけ戻った、橋の手前のバス停で下りました。辺りの風景は、住宅街から倉庫街へと変わりました。

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途中、気になっていたパイのお店、Pacific Pie Coを見つけました。アメリカ郷土菓子のレシピ本で紹介されていて、行ってみたいなあと思っていたのです。しかし残念ながらお腹はいっぱいで、別腹のほうも空いていなさそうだったので、仕方なく横目でパイのショーケースをガン見するだけで通り過ぎました…。アメリカンなパイが並んでいて、かなりそそりました…

 

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そそられた後、2ブロックくらい歩いて、お目当てのCoava Coffeeを発見しました。看板が控えめで、しっかり見ていないと通り過ぎてしまいそうでした。

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お店の外にいわゆるテラス席もありましたが、ぽつーーんとしてました…。しかし、このぽつねん感はテラス席だけではなかった。

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中に入ってみたところ、目の前に広がる何もない空間のその端にぽつーーんとカウンター席が設置されていました…。何だ…このアメリカの国土の広大さをアピールする空間構成は…。日本ならここに30席は入れることでしょう。

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どうやらここはコーヒーショップに何かのお店のショールームがくっついているようでした。写真はその何かのお店の方です。ボードとかつぼとか飾られているけど、何のお店なのかは全くわかりませんでした。何かもっと有効に空間は使えるのではあるまいか。

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コーヒーショップの方は、まだ人が少し密集していました。でも…やっぱり席と席の間の隙間の方が広いので、もう少し席を増やしてもいいのではあるまいか。そんなことを思いながら注文カウンターに並んでいたら自分の番がやってきたので、本日のおすすめ的なメニューから、ケニア産のコーヒーを注文してみました。2種類あったのですが、おすすめを聞いたらこっちだと巻き毛の男子店員さんに指さされたからです。注文後、さっそくケメックスが登場しました。こちらのお店は、ドリップコーヒーをケメックスを使ってハンドドリップで入れてくれるのです。値段はふつうのものより$1くらい高くなり、$3ちょっとでしたが、$1くらいの差なら迷わずハンドドリップ!と思いましたです。

巻き毛くんがお湯を注ぎだしたところを、さあ!写真に!おさめるぞ!と気合を入れiPhoneをかまえていたら、突然後ろから肩をたたかれました。もしかして写真はだめなの?!とびびりながら振り向くと、broderで隣の席に座ったKoreanの女の子が、コーヒー片手に笑顔で立っていました。おおー!「行動がいっしょだねー!」と、とても盛り上がってしまいました。再びおしゃべりの続きをし、彼女がライターをやっていることを知りました。「今からポートランドに住んでる作家の人に取材に行くんだよね」と聞いて、記事になったら読んでみたいなあと思ったのですが、当然韓国語だし、Webではなくて韓国で発売されている雑誌に載るということなので、読めそうになくて、とても残念でした。そんなことを話していたら、巻き毛くんから名前を呼ばれました。「わたしたちも、もうここを出ないと。またポートランドのどこかで会おうね!」と言ってお別れしました。短い時間の再会でしたが、何か距離が近付けて、とても楽しいひとときが過ごせました。はっ!としてハンドドリップの写真が撮れなかったことに気付きましたが、楽しかったからいいか…。とあきらめられました。

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そして空いた席に着いて、ひとりでゆっくり味わう至福の1杯です。しかし、口に含んだところ……酸っぱい!!思いのほか酸味が強いコーヒーでした。でも煮詰まって出てきた酸味ではなく、華やかで深い苦みやコクもあったので、こういう味のものなんだなあと思いましたが。そういえば初日に飲んだコーヒーも酸味が強かったし、ひょっとしてポートランドではこの酸味が好まれているのかもしれない…と思えてきました。だってケメックスで丁寧に淹れてくれて、この味なんだもんな。日本のコーヒーは深煎りすぎて苦い、と異国の誰かが、どこかの記事で言っているのを読んだことがあるけれど、こういうことなんだなー、と少し実感できた気がしました。

次は、倉庫街をぶらぶらして、アンティークな物などを眺めに行きます。

Day2 その1 ホテルの部屋替えからおいしい北欧の朝ごはんまで Portland2014

 2日目の朝は、部屋中の荷物をまとめて、チェックアウトの体制を整えることから始まりました。前の晩、バスルームつきの部屋に替えてもらわないと、この旅は辛い旅になる…ということに気付き、フロントに申し出てみようと決心したのであります。昨日は部屋替えを申し出るにあたって、まずはバスルーム付きの部屋に空きがあるのかをネットの予約ページで確認しました。旅行前に同じページで予約したときは、バスルーム付きで一番安い部屋は$200だったのに、キャンセルが出たのか、直前だから安くなったのかはわかりませんが、$175~180くらい(確か)となっていました。しかも、滞在期間中その部屋は全て空いてます。旅行前にこの値段だったら、迷いなくこの部屋にしていて、今こんな悩むこともなかったのに。と思いましたが、ひとまず部屋替えは出来そうな見込みがついてきました。そして「バスルーム付きの部屋に変えてほしいです。」から始まる会話を想定した英作文を考えてまとめ、変えてもらえるかなー大丈夫かなーと心配しながら眠りについたのでありました。

大丈夫かなーと心配しながらも、当日でも部屋は空いているし、支払う料金は高くなるのだから、きっと変えてくれるはず…!と決め打ちし、変わるならきっと一度チェックアウトするだろうと考えて、この日は荷物をまとめることから始めたのであります。荷物はあまり広げないようにしたのですぐにまとめ終わり、ゆったりスピードのエレベータに乗ってスーツケースを引っ張ってフロントまで行きました。
フロントには昨日も見かけた、ちょっとクールな感じの女子がおりました。一晩考えた英作文を披露したところ、「エーー」といった嫌な顔をされました。サービス業でも露骨に気持ちを態度に出す国、そうアメリカ。しかし渋々バスルーム付きの部屋が空いてないかを確認してくれているようでした。「$175~180のスタンダードルームなら空いてるわ。それでいい?」と聞かれたので、"Yes!"と食い気味に回答しました。2枚の書類がプリントアウトされ、サインをするように求められました。1枚は今泊まっている部屋のキャンセルを確認するもの、もう1枚が今日からの新しい部屋の予約を確認するものでした。念のため、「昨日までの部屋はキャンセルされますよね?昨日の宿泊代と、今日から泊まる部屋代だけがカードから引き落とされるんだよね?」と確認しました。眉間にしわを寄せながら"Yes."と答えてくれました。「チェックインは4時よ。それまで部屋には入れないから」と言われながらスーツケースを預け、あっというまに手続きは終わりました。断られた場合の英作文などは必要なかったなーとほっとした気持ちで街に出ました。

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この日は曇り空で、晴れていた昨日よりも肌寒く感じました。ダウンのファスナーを上まで閉めていると、キャミ姿でモダンな街並みを自転車で駆け抜けていく女子とすれ違いました。おいまじか。

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ホテルのまわりはオフィス街らしく、自転車通勤の人や、歩いてビルの中に入って行く人々をよく見かけました。でも東京のそれとは比べものにならないくらい、人は少なく、快適です。いつでも自分のペースで歩くけるということは、こんなにストレスがたまらないものなんだなーとしみじみ思いました。

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今日は川の向こう側(空港方面)に行くので、こちら側しか走っていない路面電車は使えません。まだどんなルートを走るのか把握できていない、ちょい難易度高めのバスを使うしかないのです。バス停はハワイと同じで、たてストリート&よこストリート(たてよこは適当です)となっておりました。そしてそのバス停に止まってくれるバス番号が書いてあります。ここは街の真ん中なので、結構バスが止まってくれるバス停のようでした。

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10分くらい待って、乗りたかったバスがやって来ました。確かこの時乗ったのは4番。行き先を確認して、反対方向に行くバスじゃないかどうか何度も確認しました。大きな道路に出るまでは反対方向も同じ方向らしかったので、反対側にあるバス停と行ったり来たりしておろおろしました。川を渡ってくれたときは、自分が思っている方向に進んでくれたと思ってほっとしました。

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バスに揺られて15分ほどで、行きたいお店に一番近いと思われるバス停に着きました。かなりガチな住宅街で、ほんとにこんなところにお店があるのか?と大きく不安になりました。こういう玄関ポーチがある家、映画でよく見るなあと写真を撮ったのですが、その後現れる家々はほぼ100%このポーチがありました。ハワイやマンハッタンでは見なかったなー。本土ではこのタイプのお家がスタンダードなのでしょうか。

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住宅街が少し途切れて、住宅街の真ん中にある、小さな商店街のような通りに出ました。そしてお目当てのお店を発見しました。行列のできるお店、と聞いてたとおり、人が集まっております。並ぶのが嫌で早目に出たつもりが、バス停探しなどで手間取ったのですっかり開店時間を1時間くらい過ぎてしまってました。いそいそとお店の方に向かいました。

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やってきたのは、このbroderという朝ごはんが評判のお店でございます。スウェーデン人がオーナー?(フィンランドだったかも?)ということで、北欧らしい水色がイメージカラーとして使われています。水色好きとしては、それだけでこのお店好きかもと思わせられるのです。

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中はこんな風で、少し狭いのですが、温かい雰囲気で、とても落ち着きます。天井のツリーのような骨組みに配置されたライトが、北欧テイストでとてもかわいいです。お店の外には3組ほど並んでいたのですが、とりあえず中に入って一人だと告げたところ、ちょうどカウンターで一人で食事をしていた人が帰るところだったので、すぐに案内してもらえました。

ブレックファーストメニューにはハムやたまごや野菜などが少しずつボードにのせられたSwedishBreakfastと名付けられたものや、スウェーデンらしいミートボールなどもあったのですが、見た感じ、周りの人が一番食べていたと思われるメニューにしました。

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それはこちら!Swedish Hushなるものです。ボードの上にはパンとバター、そして四角い目玉焼きがのっかった鉄板が並んでいます。上にのっかっているのは色鮮やかなビーツ、そして目玉焼きのふとんをめくると…

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さいの目にしたベーコン、ポテト、パプリカなどの野菜、そしてショートリブを炒めたものがひそんでます。たぶんですが、さいの目にして炒めたものをハッシュと呼んでいるのではないのかと思います。ハッシュの種類は選べて、他にはサーモン、べイクした野菜だけのものもありましたが、一番肉肉しいものにしました。いつもなら一番選ばないと思われるお肉系です。

一番しない肉肉しいチョイスをした理由は、メニューを決めているときにさかのぼります。一生懸命、英語のメニューを熟読していると、隣に座っている女子に「日本人ですか?」と日本語で話しかけられたのです。おお!日本人だ!雰囲気がこなれているから、現地に住んでいる人かな?と思って、そうですそうです!と答え「あなたも日本人ですよね?」と聞くと、「いえ、私は韓国人なんです」という回答が返ってきました。言われてみれば、黒髪や目元のメイクがKoreanぽい…でも日本語がとても上手で、日本語を使っていることにまるで違和感がありませんでした。なぜそんなに上手なんですか?、と聞いてみたところ、数か月日本に留学していたことがあるから、と理由を教えてくれました。やりとりに全くストレスがなかったので、数か月の留学でこのレベルに達するのはすごいな~と感心しました。

彼女はKoreanでしたが予想どおり現地に住んでいるらしく、隣の席にはアメリカ人の旦那様が座っておりました。メニューに迷っていたら、「ハッシュならお肉のやつがおすすめよ。彼も食べているわ」と教えてくれ、旦那様も「オイシイヨ!」みたいな笑顔で自分が食べているものを見せてくれました。せっかくおすすめしてもらったので、お肉もいいかなーと思い選んでみたのです。

ベーコンとショートリブはわりと大き目なさいの目にカットされており、食べ応えがありました。味付けは塩こしょうくらいなシンプルな味です。目玉焼きのたまごをくずしてからめて食べました。確かに素材の組み合わせに間違いはないし、ふつうにおいしいはおいしいのですが、塩こしょうしたお肉とベーコンのシンプルな味以上の何物でもなく、びっくりするほどおいしい、という感動はなかったです。行列する有名店ということで、ハードルを上げてしまいすぎたようです。

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Koreanの彼女は、食べている間もときどき話しかけてくれました。韓国でもTrue Portlandの本が出版され、おしゃれな人たちの間でポートランドが流行り出しているのだそうです。おしゃべりしながらも、目の前がキッチンなので、どんな風に料理しているのか観察してしまいました。とても手際がよく、リズムよく料理が完成していくので、人気店のプロの仕事の美しさ半端ない、と感心しました。

 

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観察途中、大きなタコ焼き器のようなものをコンロの上にのせて、しゃばっとした液を流し込んで何やら作り出したのを見て、何だろう、と思っていたら、これがKoreanの彼女のカウンターに運ばれてきました。デンマーク風パンケーキらしいです。これもこのお店の名物の1つのようです。レモンカードとベリーのジャムが添えられています。

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「わたしたち二人じゃ食べきれないから、よかったらどうですか?」と1つ分けてくれました!ちょっと味が気になっていたので、とてもとてもうれしかったのであります。しかもこの写真を撮ったあと、「レモンカードもおいしいから、ぜひ食べてみて」とさらにお皿に取りわけてくれました。感動。カードはしっかり酸っぱい味がして、甘さはくどくなく、とてもおいしかったです。パンケーキはふんわりというよりかは少しだけむっちりした感じで、パンケーキ本体にはほんのちょっぴり甘い味がするだけでした。ベリージャムとレモンカードで甘酸っぱさを添えると、くどすぎないすっきりした甘さになって、朝にちょうどよいバランスの味になりました。ハッシュもパンケーキも、シンプルな味でふつうにおいしいのですが、想像以上の味ではなかったのが少し残念でした。期待しすぎなければ、きっと満足できる味だと思います。

ハッシュの量が自分には少し多いかもなーともぐもぐ食べていたら、お隣のKoreanの女子と旦那様はいつのまにか食べ終わってました。そして、「このお店も、ポートランドの旅も楽しんでね」とニッコリ笑って去っていきました。彼女との出会いで、正直今まで特に何とも思っていなかったKorean女子のイメージが、だいぶ良い方向に変わりました。こんな風に偶然出会った誰かと食事中におしゃべりする、ということが今までなかったので、これはポートランドという街がフレンドリーさを生み出してくれているからやってきた出会いなのかなー、と思ったりしました。

出会いを含めてなかなか満足した朝食のあとは、食後の1杯のコーヒーを飲みに行きます。

Day1 その10 キャラメルブリュレドーナツからジューシーすぎるチーズバーガーまで

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ホテルの部屋で少し落ち着いた後は、ホテルの周りをぶらりとして、気になるお店をチェックすることにしました。まずはホテルの最寄りの路面電車の駅を超えた向こう側にあったCRAFTY Wonder Landという雑貨店です。ポートランドでは有名な手作り市が年に何回か?行われるようなのですが、その常設店といった位置付けのお店のようです。何名かのアーティスト作のの雑貨がコーナーごとに並べてありました。

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アメリカっぽいポップでアクの強いキャラクターものの作品や雑貨が多かったですが、このベビー向けグッズを作っている作家さんの作品はかわゆかったです。何か買いたかったので、プレゼントできるベビーはいないものかと頭を巡らせたほどです。

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あとTシャツとかきのこグッズが多かった印象があります。部屋に絵を飾りたかったので、イラストをあさってみたのですが、買いたいと思うほど自分にグッとくるものはありませんでした。できれば自分で描けなそうでガーリーなものが欲しかったのです。

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次の目的のお店に向かってぐるぐる街を歩いてたら、教会を見かけました。ヨーロッパの重厚な教会とも違う、アメリカの教会のほどよくライトな雰囲気は街に溶け込んでおりました。

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次はAlder&Co.という花屋さんと雑貨屋が一緒になった、日本でも流行ってるライフスタイルショップ的なお店に来てみたのですが、残念ながら閉っていました。曜日的には大丈夫だったのですが、閉店の16時を少し過ぎてしまっていたのです。ここに限らず、ポートランドのショップは閉るのが早いようです。

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そのすぐ先の通りに、雑貨が中心のCANOEというショップがありました。こちらはまだオープンしていたので中をのぞいてみました。作家ものの陶器やアクセサリー、帆布のかばんなどが並んでおりました。こちらも日本で流行ってるライフスタイルショップ的な品ぞろえで、良いものは良いんだけど、ちょい高いなー…あと日本でもほぼ同じ値段で手に入りそう…と思って特にひかれる物はありませんでした。

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さらに通りをすすんで、ここは絶対に行かないと!と思っていたお店にやってきました。Blue Star Donutsです。自分のIDと同じ、なおかつドーナツ屋とくれば、好みのブツが置いてないはずがありませぬ。看板を見つけていそいそと中に入ると、大音量My Bloody Valentineが鳴り響いてきました。そして音楽に合わせてノリノリでドーナツを作っている鼻ピアスした店員のお兄さんが目に入りました。こんなお店が流行っているなんて、ポートランドは何て良い街なのだろうと、じーんときました。

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レジの前には行列ができていたのですが、ゆっくりドーナツが選べるからいいかと、遠巻きからおいしそうなドーナツにめぼしをつけはじめました。

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夕方のせいか、並んでいるドーナツの残りの数が少なくなってきている…と焦ったのですが、注文すると奥から出して来てくれる方式で、手前のものはただの見本らしいです。手前の一番向こうにある、ブルーベリーバーボン&バジルがこのお店のスペシャリテらしいです。きれいなボルドーのグレーズに、味の想像がつかなくてとても興味をかられました。

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ドーナツはイースト系のものがほとんどで、ケーキタイプのものは見かけませんでした。中にクリームなどがinしてあるタイプもあり、ブルーベリーコンポートを中にひそませて、ピーナツバターパウダーをまぶしたこのドーナツも猛烈に気になりました。しかし初日から飛ばして何個も食べられないなと思い、あきらめました…。

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いろいろ悩みながらも選択したのはこれ。コアントローキャラメルブリュレです!上にささっているスポイトには、コアントローのシロップが入ってます。このシロップをお好みで注入してドーナツを食べるのであります。

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端っこをナイフで切ってみました。今思うと、なぜ真ん中からきれいに切ったところを写真に撮らなかったのだろうかと思います。これだと中にクリームが詰まっているということが分かりづらいであります。アメリカっぽくて大味ではなく、甘さ控えめのなめらかなクリームブリュレ風のクリームに、カリカリのカラメルに表面を覆われたふんわりしたイーストのドーナツ生地。ブリュレクリームにコアントローのシロップをさすと、さらに味がさわやかでさっぱりします。アメリカのドーナツを食べているとは思えないほど繊細な組み合わせで、甘さで頭が痛くなることもなく、おいしく食べ終えられました。さっそく美食の街ポートランドの洗礼を受けた気分です。

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その後は食べたドーナツ分のカロリーを消費すべく、無駄に通りを歩いたりしていましたが、日が暮れてきたので遅くならないうちにホテルに帰ろうと思い、お腹もたいして空いていませんでした夕食を取ることにしました。気になるお店はいくつかピックアップしていたのですが、この「PIG OUT」の電飾がやたら目についたLardoが空いていたので入ってみることにしました。

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セルフサービスのお店のようだったのでカウンターに行くと、絵に描いたようなアメリカンな女子:ブロンドにナイスバディ、ぴちっとしたTシャツにジーンズの店員さんがニッコリ笑って「Hi!」と言ってくれました。自分が男子だったら一目ぼれしていることでしょう(アメリカンな女子がタイプ)。しかし一目ぼれしているヒマはなく、黒板にずらっと書かれているメニューを一生懸命解読しなければなりません。何を頼んだら良いのか決められず、そもそも何を食べたいのかよくわからなかったので、いつもの「おすすめはなに?」攻撃してみました。ブロンド女子はレジ横に置いてあったプリントされたメニューを出してきて「そうねー…これとこれかな?」と肉肉したメニューを2つ指しました。詳細不明のメニューを注文して、あまり肉肉してても困るので、得体のしれているチーズバーガーを頼むことにしました。注文を終えると「ハイ、じゃあこれ」とナンバーの入った木のしゃもじオブジェを渡されました。これかわいい。しかし無駄に大きくて、こんなささいなところからもアメリカを感じるなー、としみじみ思いました。

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5分くらいして、ブロンド女子がペーパーを敷いた薄い銀のトレーにチーズバーガーをのせてやってきて、またニッコリして「enjoy!」と言って去って行きました。テーブルの上に乗ったチーズバーガーを見て、で…か…い…。とひきました。こんなにボリューミーだとは思いませんでした。さっきドーナツ食べて来たのにまずい。ハンバーグだけでなく、こんがり焼かれたベーコンまではさまれていました。そしてバンズの下にまで肉汁がしたたりおちています。とりあえずバンズが肉汁でしみる前に食べなければ、とピクルスとピックをぬいて、むぎゅむぎゅバンズを押して口に入れてみました。あふれでる肉汁。そしてとろとろにからまるチーズ。一口で口の中はお肉のジューシーさチーズのコクでいっぱいです。あああ、やっぱりお肉の国のハンバーグのおいしさはすごいなと久々に思い出しました。肉の脂ってなんて脳をしびれさせるのでありましょう。しかししつこくなる手前でしゃきしゃきのキャベツとかりかりベーコンがひろがるジューシーさをちょうど良く緩和してくれます。でかいとひいた気持ちも忘れて、肉汁を滴らせながら夢中でもぐもぐ食べてしまいました。
一通り食べ終えて辺りを見回すと、夜だけど一人で来ている人も結構多く、ほどよく空いているのでここは夕食に来やすいなと思いました。忘れられないくらい美味しかったし、またチャンスがあったら来ようと思いました。

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夕食後、辺りが暗くなってきたのでホテルに戻ろうと思っていたのですが、すぐ近くに24時間営業をしているらしいPOWELL'S BOOKSがあったので、少しだけのぞいてみることにしました。ブックカフェは夕食時というのに満席で、お客さんは本を読んだり、レポートを書いたりしていました。

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お店はとにかく広く、フロアごとにジャンルが異なっているのですが、お目当てのコーナーを探すだけで一苦労でした。東急ハンズの渋谷店のように、中階にコーナーが展開されていてすぐにどこにいるのかわからなくなって、迷ってしまいます。

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ぐるぐる歩き回って、やっとお目当ての料理本コーナーを見つけました。ポートランドのべイク本コーナーが展開されておりました。しかし、製菓本のコーナーだけでも天井まで届きそうなくらいの本棚8面分くらいあり、日本だと1軒の本屋に数冊あれば良いようなビーガン向け料理本だけでも4面分あり、料理本トータルだと数えきれないくらいの棚に本があふれています。とにかく選択肢ありすぎで、何を買えばよいのかわからなくなってきました。結局ほぼすべての料理本は大判のハードカバーで、重くて荷物になりそうという理由で買うこと自体をやめてしまいました。日本ようにソフトカバーで薄かったら数冊欲しかったのに。

本屋を歩き回って疲れてホテルに帰り、テレビを付けてベッドになだれ込み、ニュースを見ようと思ってリモコンでチャンネルを回してみたところ、リモコンが全くきかないことがわかりました。電池がないようです…。後でフロントに言ってみよう(言ってみるための英文を考えよう)と思い、先にお風呂に入ることにしました。しかし、ホテルに着いたときはそれほど遠く感じなかったバスルーム。くつろぎモードに入ってベッドでだらだらしていると、荷物をまとめて階段を下りて行かなければならないことがとても面倒に感じてきました。気持ちを奮い立たせて準備をして、踊り場の方のバスルーム1でシャワーを浴びていたのですが、途中で外から鍵をがちゃがちゃやられました。内鍵をかけているので、中に人がいることは"occupied"サインでわかるはずなのに…!全く落ちついてシャワーをあびる気分ではなくなったので、急いで終えて、お肌のお手入れもそこそこにバスルームを出ました。部屋に戻ってゆっくりドライヤーをかけようと思いましたが、鏡の位置が高く、立ちっぱなしでドライヤーをかけているのが辛かったです。こんな調子であと数泊過ごせるのだろうか…と不安になってきました。

そして、うとうとして数時間たったあとにふと目覚め、寝る前にトイレに行っておこうと思ったのですが、廊下から英語で騒ぐ声がしばらく響き渡っており、こわくて行けませんでした…。これはもうだめだ…と決心して、リモコンの電池がありません、ではなく、バスルームつきの部屋に変えてください、という英文を考えることにして、ポートランド1日目の夜が更けて行ったのであります。

明日は部屋を変えてもらい、おいしい朝ごはんとコーヒーを求めてさまよいます。