Day1 その5 日本庭園(in America)にて1 Portland2014
森の中で見つけたJapanese Gardenの標識の方向に下ると、すぐに道路が開けて、大型のバスも止まれるような広い駐車場と日本庭園の入り口が見えました。さっそく入り口で入場料$10くらい(ちょっと高い)を支払って、中に入りました。目の前に広がる思っているよりもだいぶ完コピな日本庭園な光景に、少しびっくりしました。
ちょっとしたコーナーも、苔むす岩に可憐な小花と竹の組み合わせ、というこのJapanぶり。オレゴンの森の中をさまよい歩いたことも忘れ、いつもの日本庭園散策気分で歩きはじめました。しかし見渡す限り異国の方*1しかいない、というのが若干の違和感です。
入ってすぐのところに灯篭がそびえていました。バックの松の木?のスケールに、オレゴン感(雄大)を感じつつも、日本庭園のわびさびは十分堪能できているのであります。
近くに寄ってみました。この苔むしている感じがたまらないし、灯篭のエセ感もありません。手入れもされていて美しいです。
でも見上げる樹木のでかさ…ここはアメリカを感じずにはおれません。ひたすら背が高い。バランスが悪いくらい高い。
少し歩いたら、さっそく池が現れました。1つの1つの植栽がきちんと整えられていて、池に映りこむ様も、とてもきれいです。アメリカの「まあこれくらいでいいよね」的なざっくりした気配はまるで感じません。
ほんのちょっとした石畳もありました。もうここが日本としか思えない。
池のそばには謎の鶴の造り物もありました。銅像とかではなかったと思う。足が竹のように見えるし。
山肌はこんな風です。植え込みや苔のバランスが計算尽くされています。これはどう見ても細かいところまで細かいJapanese仕事です。Americanだったら「ここまでやる必要ってある?」とか言いだしそう、などと思ってしまいます。偏見です。
木立の下を流れる池にかかった橋です。橋のフォルムは日本のものですが、やっぱりスケールでかいなって思います。日本だったら、もうちょっとちんまり作っているような気がする。
少し見上げたところ。緑がぎっしり。これが紅葉したりするのかも、と思うとわくわくします。
6月には菖蒲が咲きそうな、池の上の遊歩道です。池の中には鯉も泳いでます。この本当によくある日本的な庭園風景の中で、異国の人々しか遊歩していないということにやっぱりびっくりしてしまいます。絶対に日本のマダムやムッシューがのんびり鯉でも眺めているに違いないのに。
鯉も模様がきれいに出ているのが多く、高そう…いや美しいです。ぷっくりいい感じに育っています。
池の向こうには滝も流れています。こんなの兼六園で見なかったか。手前に岩とか灯篭とかがオモチャっぽいといえばオモチャっぽい。
滝の遠景です。完コピだけど、隠せないオレゴン感(雄大)。
そして、こういう芝生も出てきちゃうのが隠せないアメリカン感。みんな滝をバックに記念撮影しておるところです。
まだまだ見どころがあるので、2に続きます。
*1:向こう にとっては貴様が異国だよ!というつっこみは不要です