2日目 その1 行列のできる出町ふたばの豆餅と水無月と水ようかん 京都2013

2日目の朝です。この日は喫茶店でモーニングを食べようと思っていたので、早々にホテルを出たのですが、またもや事件が発生しました。2日乗車券が無い!昨日最後にカードを見たのは、写真を撮ろうとiPhoneを取り出した時に、道端にひらりと落ちた姿でした。その時は確実に拾い上げたのですが、その後何回かiPhoneを取り出した記憶があります。その時に落ちたのかもしれない…。雨に降られてお皿は落とすは、ホテルに帰ってからドライヤーでスニーカーを乾かす時間がとてもかかるわ、2日乗車券は無くすわで、ふんだりけったりとはまさにこのことです。ふんだりけったりもいいさー(ぶぶー)、うっかりするときもあるー♪だけど閃くときもあるー…(60w)
気を取り直し、ホテルのフロントでは扱っていなかったので、京都市役所の駅まで行って2日乗車券を再び購入し、京都市役所のバス停から出町柳まで向かいました。モーニングを食べたい喫茶店が出町柳にあったからです。しかし喫茶店に行く前にもう1つの目的を果たさなければなりません。出町ふたばの豆餅を手に入れることです!

出町ふたばの豆餅は評判が良く、週末は行列が何重にも折り重なると聞いていたので、豆餅に焦がれながらも今までの京都旅行では一度も行ったことがありませんでした。平日の朝一に行けば行列は短いのでは、と思って9時半頃に到着したところ、ご覧の通り2人のお客さんがいるだけで、行列すらありませんでした!よかったよかった。商品もゆっくり選べます。

朝一とはいえ商品も結構そろっております。6月なので水無月の充実ぶりが半端ありませんでした。抹茶とか黒糖とか、見たことがない水無月が並んでいる様を見て興奮致しました。あとは、こちらのお店は餡よりも餅がウリのようなので、団子系がとても充実しておりました。

空いていたのに、選んだ商品が包まれるのにやたら時間がかかったのだけが気になりましたが、無事目当てのものを手に入れました。包み紙には消費期限が本日中であることがフィーチャーされていました。すぐに食べないと、と思い、モーニングを食べてしばらく歩きまわってからすぐに食べました。

当然、豆餅は購入しました。今気付いたけど、豆餅の上に何かついている…。たぶん隣の水無月のかけらです。東京で豆大福といえば岡埜栄泉のものが有名で、ちょうど食べた後だったので食べ比べするいい機会でした。さっそく食べてみると、弾力があってもっちりしたお餅に、ほんのり塩味の赤えんどうがきいていて、このお餅だけで食べられそうなくらい美味しかったです。中には素朴な甘さのつぶあんが入っていました。餡もおいしいのですが、お餅のしっかりさの方が際立っている豆餅でした。岡埜栄泉の方は、みつ感のあるしっとりしたこしあんが薄いお餅でくるまれていて、赤エンドウはあんをひきたてるように塩味でした。違うタイプの豆大福で、どちらも捨てがたい美味しさという結論に達しました。

水無月は全種類食べたかったのですがさすがに無理なので、黒糖のものだけ買いました。黒糖の香ばしい香りがするういろうが新鮮でした。甘納豆もびっちりつまっております。

そして最後が練り水ようかんです。練りって何だろう?と思ってたべたのですが、小豆の香ばしさやしっとりとした甘みのする餡のおいしさを全身に詰めがならも、後味は水ようかんらしくすっきり!という魔法のような味わいが楽しめました、今まで食べた水ようかんの中で一番おいしかったです。棹単位で食べたいくらい美味だったのであります。
お目当ての和菓子一式を手に入れた後は、すぐ近くの喫茶店でモーニングを食べます。