Day2 その4 ニューヨークとモダンとアート1


ブルックリンのホテルに戻って昼間の疲れを癒し、夕方から再びマンハッタンへと向かいました。向かう地下鉄で、目の前に座った紳士の読んでいる新聞に、ユニクロのダウンがでかでかと掲載されておりました。この旅のニューヨークでは、ユニクロの片鱗をそこかしこに感じました。異国の地で頑張ってる。

地下鉄を下りて5分ほど歩き、目的の建物へたどり着きました。心配していた行列もありませぬ。

入り口のドアにはロゴがドーン。そう、前回のNY旅行では、改装中で行けなかったMOMAにやってきたとです。モダンアートにどっぷりつかるとです。
この日は金曜日。閉館は20時なので、館内をくまなく鑑賞するにはちょっとギリギリの時間と思われる17時にやってきたのは、金曜の16時からは入場料が無料になるからです。本来のMOMAの入場料は$25なので、例えギリギリになったとしても、金曜が旅行の日程に入っているならば見過ごせないサービスなのであります。
なぜギリギリなら16時から入らなかったのか。…というのも、さすが無料Dayだけあって、16時になる30分前から、かなりの行列ができるらしいと聞いたからです。しかしホテルのオーナーさんから「5時行けばすぐ入れますよ」という情報をもらい、1時間ずらしてみたのでした。情報通り、展示の入り口は行列のかけらもなく、すいーっと入れました。クロークが激並びするとも聞いていたので、荷物を預けなくても良いように、重いものはすべてホテルに置いてきました。実際、クロークでそれなりの行列を目撃しました。

入ってすぐの所でAlighiero Boettiというアーティストがフューチャーされていました。

彼の代表作、Mappaシリーズの1つです。世界地図上のそれぞれの国土に、国旗柄がひろがっているデザインもさることながら、全て布に刺繍されてできている、というのもすごい&Kawaii作品です!飛び地とかもちゃんとその国の国旗で埋められているのかなーとかしつこく見たいところでしたが、時間が無いのでざっくりとうっとりした後は即移動。

こんな作品もありました。これももちろん布に刺繍と思われます。緻密で美しすぎます。カラフルだけどおさえれられた色味は、まるで絵本の世界のような色使いです。

彼の作品たちは、この大きな吹き抜けの下いっぱいの空間を使って展示されていました。抜けた空間がぴったりはまるとても大きなものが多かったです。吹き抜けからの鑑賞もしながら、最上階まで上ります。

6Fの特別展示室は残念ながら写真は禁止されていて撮れませんでした。しかし、フロアを下りて常設と思われる有名どころのモダンアートは撮り放題なのであります。スキとかではなく、ああ!これ教科書とかで見たー♪ノリで記念に撮ったルソーの眠るジプシー女でございます。結構大きめサイズでした。

対してこちらゴッホの星月夜はちっさ!と口に出してしまいそうなプチサイズでした。この絵だけSP風の人が横につきっきりでした。ルーブルモナリザのような扱いです。なんでだろう…常に人多すぎで、これ以上は近寄れませんでした。

マグリットの光の帝国も発見。小学生の時、美術の教科書でこの絵を見て、かなり衝撃を受けたことを思い出しました。本物と出会えた!と、これは本当に写真に残したくて撮りました。

マチスの赤い部屋も発見。切り絵シリーズの方が好きですがこちらもメモ的に記念撮影。

ジョルジュ・スーラの美しい点描画。ハワイでこんな風景を見た気がします。ブルーグレーのトーンがとてもお好みです。

セザンヌの静物画も発見。パリで見た静物画よりダークトーンで、こちらはより「絵画」っぽい雰囲気です。やっぱりいちごみたいなガーリーなセンスはフランス担当なのですかね。
まだまだMOMA鑑賞は続きます…