パイと焼き菓子


焼き菓子強化月間です。まずはパイ生地の基本お菓子とも言えるリーフ型のパイクッキーです。パート・ブリゼと呼ばれる甘くない練り込みパイ生地を使って作ります。甘みはまぶしたグラニュー糖だけです。小さく刻んだバターに小麦粉をまぶして作るのですが、自分で作った時はその作業のコツが本を見ても全然わからず、失敗した記憶があります。いろいろなコツを教えてもらったらスイスイ作れて、自主練でもやもやしてところが一気に晴れました。習わなければきっとわかりませんでした。しかし木の葉型は菊型で抜いた後に伸ばして木の葉型に成型するのですが、伸ばし過ぎて自分だけみんなと同じパッケージに入れられないという事件が発生しました。形づくりについては教えてもらっても、まだまだなようです…。ねじねじしてあるのは中尾彬のアレをイメージしたお菓子なわけではなく、抜いて余った2番生地をスティックパイにしたものです。グラニュー糖だけしかまぶしませんでしたが、シナモンやごまをまぶせばいろいろな味のパイが簡単にできそうです。

パート・ブリゼの後はパート・フィユテも習いました。パイ生地の上位モデルです。デトランプと呼ばれるグルテンの固まりでバターを丸ごと包み、薄くのばして重ねていくことで薄い層をたくさん作るパイ生地です。さっくりしているのに口どけ良い生地にするには、たくさん層がある方が良いのでしょうが、教室では家庭向けということで、折る回数は4回でした。しかし4回でもバターが出かけたり、結構苦労しました。新しい教室では6回折るらしいので、今から心配な気持ちと楽しみな気持ちが入り混じったりしております。この時作ったパート・フィユテはミルフィーユとなりました。焼いたパイ生地を定規で測ってカットして…と工作でも作っているかのような作業をしなければならず、とても大変でした。でも間に挟んだクレーム・ムスリンヌが美味しすぎて苦労を忘れました。自分の知っているミルフィーユのカスタードクリームとは全然違う、濃厚でパイ生地のもろもろを全部包み込んでのど越し柔らかにしてくれるクリーミーなクレームで感動しました。

それから焼き菓子の基本といえば!なフィナンシェも習いました。フィナンシェは習わなくてもそこそこ作れていましたが、やっぱり焼き加減の美しさとかが全然違うのであります…。

一緒にマドレーヌも教わりました。型から抜く時、板の上にひっくり返したら、全部すぽっと落ちてきました。型がかなり良いものらしいのですが、8000円すると言われたのでとても買えないなーと思いました…。自分はマドレーヌより断然フィナンシェの方が美味しい派で、教室で習ったものだったらマドレーヌもすごく美味しいかも、と思って食べてみましたが、やっぱりパサっと感はあり、味もフィナンシェよりもぼんやりしてました。でも形はすごくかわいくて、シェル型やっぱりいいなあと思って、安ものですが、買ってしまいました。

tomomiさんが以前お土産でくれたメープルシロップをハチミツ替わりに使ってマドレーヌを焼いてみました。やっぱり教室で作ったものより、シェルの筋の出が悪いです。値段の差なのか腕の差なのかは追及しないでほしい。でもおへそのぷっくりはちゃんと出来ました。味はやっぱりしっとりが足りなかったので、面倒くさくてサボりましたが、世間の教えのように、一晩寝かせてどうかをいずれ確認しようと思います。