素敵な器でたべるディナーとランチ at 日本大通りのCharan Paulin

前からずっと行きたいと思っていたCharan Paulinへ、飲みに誘われたのでここに行きたいと言ってついに行って参りました。場所は神奈川県庁のすぐ近くです。県庁のお仕事帰りにはぴったりのロケーションです。

この日はテーブル席は満席となっていたのですが、カウンター席が空いていたので通してもらえました。置かれたいたおはしと落花生の箸置きが既に素敵です。そしてこのお箸は持ちやすくつまみやすかったです。

アラカルトで頼める料理もあったのですが、素材の組み合わせが新鮮すぎてどんな料理になるのか想像できず、4500円のコース料理を頼むことにしました。まずお通しのしめじとアスパラ菜のおひたしがやってきました。この時点で、お店の雰囲気はカフェ風だけど、本気の料理を出すお店だということがよくわかりました。薄いだしの染みた味で、野菜のおいしさをそのまま感じさせてくれます。
飲み物はぶどうジュースです。これは美味しかったのですが、アルコールでない飲み物は2種類しかなく、もう1つの自家製ジンジャーエールが売り切れてしまったと聞かされ、延々このぶどうジュースしか選択できないのが辛かったです…。

前菜はもずく酢、しめサバにからすみをはさんだもの、魚とチーズの和え物、かぶの梅風味、ユリ根です。珍しい料理ばかりで偏食の連れが食べられないのでは…と心配しましたが、どれもクセのある食材や組み合わせなのに、とても食べやすく、連れもおいしいと言って全部食べておりました。新鮮な発見がいっぱいです。

お刺身はぶりやらウニやらです。料理の雰囲気に合わせて、器が選ばれているのが素敵すぎます。これはたぶん骨董なんではなかろうか。高そうです。贅沢な気分になれます。

しょうゆさしと小皿はこんな感じです。小皿も骨董くさい。お刺身ののっかったお皿と色のトーンがあった、カラフルな組み合わせが良いなーと思いました。

お刺身で満足してたら、なんとステーキが出てきました！牛フィレ肉はやわらかくジューシーで、野菜には必要以上に火を通さず、いろいろな食感が味わえる加減に焼かれていました。とにかく野菜がどれもこれも美味しいです。

煮物もこんな素敵な片方に取っ手のついた器でやってきました。これ欲しい！

中身は海老芋の肉あんかけです。ほくほくしてます。このあんかけをごはんにかけて食べたい衝動にかられました。

もうこの時点でもすっかり満足しているのに、続いて天ぷらが出て参りました！さくさくのてんぷらのメイン食材はじゃがいもでした。さくさくかりかりしています。アクセントはニラと桜エビです。おいしかった…。

この辺りでテーブル席があいたということで、席を移動させてくれました。窓の外には赤レンガの夜景が見えます。華やかではないけれど、味のある港の夜景でございます。

シメは菜の葉とじゃこのごはんと大根のお味噌汁、お漬物と昆布の佃煮です。ほっとします。柚子の香りがほんのりきいているこのごはんは、家でも真似したいと思いましたです。

お漬物を入れているのはマドレーヌの型でした。全部和風にするのではなくて、洋風のテイストも混ぜているのがセンス良すぎ！と感動しました。料理にも空間にも大満足でした。

大満足すぎたので、今度はランチでふらりと寄ってみました。明るい時に来ると内装がよくわかり、Shabbyな白い空間はやっぱりええなーとしみじみ思いました。

テーブルに飾られた実物はお正月風味です。いつ行ったのかがばれてしまう。

この箸置きもかわいい…

窓の外の風景は、夜よりもお昼の方が華やかで良い感じかもしれません。お店のすぐ外には広場があって視界がとっても開けているのです。

ランチは1つのプレートにむかごご飯と小さなおかずが並んでいる、大好物な感じです。これに汁物と飲み物がついて1000円とはお値打ちです…。こちらは和風ですが、洋風のスープをメインとしたプレートもありました。

小さいけれど1つ1つ丁寧につくられたおかずです。やっぱりどれも野菜が美味しくて、あまり好まないセロリもしゃきしゃき食べてしまいました。実はセロリの下にカキがひそんでいて、セロリと食べることが自然な味付けがしてあってぺろっと食べられてしまいました。ぶりの照り焼きも、豆腐の揚げだしも家庭料理のソレとは違って味に深みがあり美味しかったです。これで1000円で本当に良いんでしょうか？

汁物はなめこのお味噌汁です、ダシがしっかりきいてます。

全然気付かなかったのですが、1つおかずをお出ししてませんでした、ごめんなさい…と言ってふきの煮物の小鉢を食べている途中に持ってきてくれました。見た目は難易度高そうですが、これも食べやすくおいしいごはんの友でした。このお店に通っていたら、いろいろな野菜が大好きになりそうです。

食後はコーヒーです。素敵なカップで飲むコーヒーはおいしさ倍増です。
Charan Paulinは何もかも素敵なので、近所に住んで毎日通いたいくらいなのであります。お店がそんなに広くないので、人気が出て行きづらくならなければ良いなーと思っていますが、素敵なお店なんで難しいかも…。