3日目 その5 スガマチ食堂で体に優しい定食を 京都・奈良2011


バス停を降りてからのどかな住宅街を歩き、5分ほどで目的のスガマチ食堂までやってきました。野菜がたくさんの定食が食べられる町家カフェです。この日は朝から甘いものしか食べていないという暴食状態だったため、そろそろ体にええものを摂取せねばと、町家カフェ候補の中からこちらを選んでみました。

中にはカウンターとテーブル席もありましたが、靴を脱いであがる、掘りごたつのようになっている小上がり席を案内してもらえました。窓枠のデザインに、リノベーション前の町家の雰囲気を感じられました。

小上がり席の奥には温室のような空間もあってとても和みます。足も辛くないしクッションはふかふかでたくさん置いてあるし、とってもくつろいだ気持ちになれました。

本日の定食メニューです。どれもこれも体に優しそうですが、黒酢に弱いので春巻きを選びました。定食は1000円です。ジビエが食べられる1500円の定食もあってびっくりしました。友人の猟師さんから届けてもらう鹿肉・猪肉なのだとか。

お水を飲んでほっと一息です。このきらりとしているこのやかん素敵。

定食がやってきました。おかずいっぱいで、色もきれいでおいしそう…と感激しました。しかもそれぞれのおかずに野菜がたくさん使われています。これで暴食をチャラにできるはず、と思いましたです。

メインの春巻きの中身は、くずした豆腐とエビです。あっさりしていてやさしい味付けです。黒酢のソースは少なめで、最後までパリっとした春巻きの食感は味わえましたが、もう少し量が多くて、ひたひたで食べられるとうれしかったです。しかしそれはこってり味付けに慣れてしまっているので、そう思ってしまうのだと思われます。毒されている…。

ほんのりしょうゆ味がするわかめです。糸唐辛子がのっかっているので少しだけピリっとします。

おからには果物の柿が入ってました。淡泊なおからに甘いアクセントを加えてくれてます。甘いのですが、不思議とおかずとして食べられてしまいました。

にんじんと糸こんにゃくの煮物は、見た目淡泊ですが、かなりピリピリして良いごはんのおかずとなりました。食物繊維がたくさん摂れそう。

大根の葉がたっぷりはいったお味噌汁と玄米ごはんです。どのおかずもやさしい味付けで、一口ごはんを食べるごとにほっとしました。空間の和み度もプラスされて、こんな家に住めたら良いのになーとしみじみ思いました。
お客さんも自分しかおらず、かなりゆったりごはんを食べられ、満足した気持ちでお店を出ました。

スガマチ食堂を出てから何十歩か歩くと、カフェのさらさ西陣があります。銭湯をリノベーションしたという内装がとっても気になったので、スガマチ食堂とどちらに入るかとても迷いました。しかしこちらのメニューはふつうのカフェ飯といった感じだったので、定食の優しさ度の高さでやっぱりスガマチ食堂にしてしまいました。以前も入ろうと思って入れなかったので、次来た時こそは入りたいです。
ごはんを食べた後は消化を促すため、風情のある西陣界隈を散歩してみます。