桃のコンポートを寒天でかためてやった


家にあるラス2の桃がいつまでたってもなくならないので、加工することにしました。フルーツは生で食べるよりも加工して食べる方が好みです。コンフィチュールにしようかとも思いましたが、果肉感を残すものにしようと思って、コンポートに変身させました。グラニュー糖とレモン汁と水を沸騰させたあと、皮つきのまま半分に割って種を割った桃を入れて、ぐつぐつ煮ております。オーブンペーパーの落としぶたをしております。

煮込んだ後は、皮をむいて最近お気に入りの野田琺瑯の入れものにシロップごとつけこんで保存します。黄桃なのですが、皮がピンク色だったのでシロップがピンクになってます。皮は確かにつるんとむけましたが、結構面倒だったので次作る時は皮むいて別に煮込もうと思います。

コンポートをそのまま食べてもいいんですが、水ようかんの時の寒天が余ってるので、桃の錦玉を作ってみることにしました。錦玉に入るグラニュー糖の量にビビってしまい、分量から100g減らしてしまいました。砂糖はしっかり入れないと、にごってしまうという知識はあるのですが、コンポートでも大量にグラニュー糖入れたからな…という気持ちで日和りました。

しかも錦玉は水あめも投入されるのでございます。水あめやはちみつは、器に入れて測っても、入れる時くっついてしまい分量通り入れるのが大変でしたが、ラップにくるんで測って、入れるときに口をぎゅっとしぼって、つまようじで穴をあけて入れると扱いやすいという裏ワザを教えてもらったのでしっかり入れることができました。

水玉みたいになったらかわいいかなーと思ってさいの目切りにしてみましたが、やわらかいコンポートを切るのが大変で、細かく切ってちらされただけの状態になりました。

冷蔵庫で冷やし固めること一晩。どうみても普通の桃缶を使った寒天ゼリーが出来上がりました。しかも、日和ったせいでちょっとにごってしまいました。錦玉を名乗るのが恥ずかしいですが、食べると完全な和菓子!加賀棒茶と合わせたくなるほど、しっかりとした上品な甘さです。あとふつうの桃缶だと、少し固くて寒天よりもフルーツ感がアピールされがちでしたが、やわらかいコンポートはすうと溶けてなくなるのでちょうど良い食感になりました。もうちょっと寒天は柔らかいほうがおいしいかもしれない。

ということで、残ったコンポートもまた寒天で固めてしまいました。分量を半分にした柔らか寒天です。シロップは炭酸とか入れて桃ソーダにでもしようと思っていたのですが、試しに入れてみました。
結果シロップ使っている分、桃の香りが強くなるので、錦玉というより完全に寒天ゼリーになりました。シロップ入れてるし、シロップ分減らしたのでまたもにごってしまいましたが、寒天ゼリーなのでまあいいかと思いました。そしてコンポートとやわらか寒天は相性よくてウマいです!でも柔らかくし過ぎて固まってないところもあった…まだまだ修行は続きそうです。