3日目 その5 collabonでおいしいアイスコーヒーを 金沢2011


せせらぎ通りを散歩して、香林坊のバス停までたどり着いた後は、バスにのって武蔵が辻まで戻りました。道路を渡って商店街ぽい道に入るとすぐに、目的のお店collabonがありました。

collabonは雑貨とカフェが一体になったお店です。雑貨スペースがカフェスペースと同じくらい充実しているので、雑貨だけ見て帰る人が多数おります。そのため、お茶するには自分からお店の方に声をかけなければ気付いてもらえない雰囲気でした。「お茶したいのですが…」と申し出ると、「どうぞ」とあっさり言われ、くつの脱いでカフェスペースにあがりました。

席につくと隣の席にかわいい先客がおりました。寝てる…。

メニューはお茶のみです。たまに、マフィンやおやつが出るときもあるらしいです。狙いは全国から能登半島の先の方にあるお店に注文がくるという、二三味珈琲のブレンドです。アイスコーヒーにしてもらいました。全ての飲み物は400円で、アイスはプラス100円です。

向かいの壁にかけてある時計がボーンと時刻を知らせてくれます。雑貨というよりも食器などの焼きものが充実しておりました。お茶を待っている間じっくりとお店の中を見て回れました。ここでもいろいろほしいなと思うものはありましたが、絶対ほしい…というものは見つけられませんでした。お茶を入れてもらっている時に雑貨を購入するお客さんがやってきていましたが、「ちょっと待って、今コーヒー入れてるから」と断られてました…。ざっくばらんな接客だなーと思いましたが、何かこの雰囲気だと許される気がします。雑貨のお客さんも、文句も言わずに待っておりました。

お店の方はひとりで、豆を挽くところからやっていたので、10分くらい待ってやっとアイスコーヒーがやってきました。トレーもグラスも、添えられたガムシロやミルクの入った入れものも、ちょこっと添えられた豆菓子おやつも、全てこのお店の雰囲気とあっていて素敵でした。そして噂の二三味珈琲は噂通りとてもおいしかったです。一口飲んできりっとした苦みがあるのに、後味は口の中に苦みものこさずすっきりです。これは全国から注文がくるのも頷ける、と思いました。

このお店の中だけ、時間の経ち方が違うのではないかと思うほどのんびりとしていたので、時間がたつのも忘れて、ゆっくりお茶を味わいながら本を読んでいたら、隣の子が起きてきました。でも椅子の上でおとなしく過ごしていていい子なのです。

あまりにもおいしかったので、二三味ブレンドを買って帰りました。200gで800円くらいでした。うちにはコーヒーミルがないので挽いてもらったのですが、やっぱりお店で飲んだ時の感動が少し薄くなりました。まあそれでも後味すっきりでおいしかったのですが。

そのほかもう1つ購入しました。お茶しているとき横で寝てたわんこも一緒にラッピングされております。

お茶しているときの桐のトレーがいいなーと思って、購入してしまいました。金沢21世紀美術館にも似たデザインのトレーが売っていましたが、つるっとしていてきれいすぎたのでそれほど心ひかれませんでした。実際に使われている姿を見て、この木目の味のある方がいいなーほしいなー絶対欲しいなーとなったので買いました。こういう風にお茶セットに使ったり、雑貨を飾ったりしてかなり使いまわしてます。買ってよかったー。

このままずっとお茶していられるような気がしてましたが、そろそろ電車の時間が近づいてきたので金沢駅に戻ることにしました。最後の最後に全然乗っていなかった、観光向けの周遊バスがやってきたので乗りこみました。車内も少ししゃれております。

見た目もかわいい形です。周遊バスは女子ドライバーが運転していたのですが、2人中2人が若くてかわいかったので、顔で選んでるんじゃねえかと疑いました。金沢の素朴な美人に出会いたかったら、周遊バスに乗るのがおすすめのようです。
ホテルに預けておいた荷物をピックアップして、帰りのはくたかに乗りこみました。やっと次でこの旅日記も最後です。たぶん!