2日目 その11 金沢名物ハントンライス、アロマテラピー 金沢2011

夜ごはんは、お昼に贅沢したのでリーズナブルにしようと考えた結果、2晩連続でB級グルメを食べに行くことになりました。金沢にはケチャップごはんに薄焼卵をのせ、タルタルソースをたっぷりかけたハントンライスなる名物料理があるらしいのです。

ということで、またもバスに乗って香林坊で下り、ハントンライスでは一番有名なグリルオーツカまでやってきました。実はお昼に乙女寿司を探しているとき、偶然見つけて夜に来てみようかなーと思っていたりもしたのであります。

一歩お店に足を踏み入れると、薄暗く、かなり年季の入った雰囲気だったので心配になりました。奥の方のテーブルは明るく、昭和な内装がレトロで味があるかも…と思いたかったのですが、よくよく見ると向こうの方は謎の日本酒とか和風の置物が並べられており、写真には写っていませんが、喫茶店のように漫画が並べられた棚が置いてありました…。

雰囲気が雑然としているお店はあやしいというのが経験則としてあるので、ますます心配になりました。しかしここまで来てしまったので、ひとまずハントン風ライス750円を注文して大人しく待つことにしました。どんとテーブルに置いてくれた、お水がたっぷり入ったポットは、色合いとレトロなバラ柄がなんかかわいく思えます。
お店の中には他に3組ほどお客さんがいましたが、みんなハントン風ライスを食べていました。しかしみんな観光客と思われるのに、浮足立った雰囲気がまるでなく、寂れ感が半端なくて緊張しました。

やってきたハントン風ライスは、とにかくすごいボリュームです。ごはん2合はあるんじゃないかと思わせる盛りの上に、これでもかとケチャップとタルタルがかかっています。なんというB級ぶり。とりあえず食べてみると…うん、ケチャップとタルタルとたまごの味!アメリカでも出会えそうな大味の料理でございました。上には衣たっぷりの小エビと衣多めな白身魚なフライがのっかってます。特にさっくりしていることもなく、タルタル漬けとなっておりました。

タルタルとケチャップの味しかしないので、試しにケチャップライスだけを食べてみたところ、塩こしょうもちゃんとしているのか怪しいくらい、単調なケチャップ味しかしないのでびっくりしました。玉ねぎと炒めるということもしていない…。薄焼卵は作り慣れているのか、こなれたきれいな見た目でしたが、味は全くしませんでした。それでも上にかかったタルタルの濃い味で食べられてしまうのですが、半分強まで食べたところで、単調な味に飽きて残してしまいました。

味はまあ…な印象でしたが、とりあえず金沢名物を食べられたので満足してホテルに戻りました。
そしてこの日の夜は、アロマテラピーのマッサージを受けようと予約を入れておいたのです。ANAクラウンプラザホテルを選んだ最大の理由は、部屋にセラピストが来てくれて、アロマテラピートリートメントが受けられるとの事だったからです!いつもサロンで受けたあと、そのまま眠っていたいのに、時間が来たら帰る準備をしなければならないのが辛かったので、今日は気持ち良く眠ったら、起きなくていいんだ…と、とても楽しみに担当の方が来るのを待っておりました。しかし…サロンでは、細いのに力はありそうな、清潔感のある若いセラピストさんがだいたい担当してくれるのですが、やってきたのが髪をだらんとおろした、朝丘雪路みたいなマダムだったのでちょっと「アレ?」と思いました。まあ、感じが悪いとか、妙に慣れ慣れしすぎるとかいったことは全くなかったのですが、力はそんなに強くなく、施術がちょっと物足りない感じでした。あとリンパの流れにちゃんと沿ってくれてないとか、足裏とふくらはぎの順番違うのではとか、技術にも物足りなさを感じました…。やっぱりホテルでアロママッサージを受けたら、それなりのレベルの施術が当たり前のように受けられる東京*1はすごいのかもと思えてきました。あれが当たり前と思ってはいけないのか。
結局、夢の「マッサージを受けてそのまま眠る」は実現には至らず、マダムが去った後は関東では見られないノブナガとか見て夜更かししてしまいました。
明日は金沢最終日です。まだまだ行きたいところが残ってます!

*1:いや横浜のホテルでしか受けたことないですが