Day6 その2 パリから東京まで Paris2010

ノートルダム大聖堂からホテルに戻り、お願いしていたタクシーをロビーで待っていました。約束した時間も過ぎてやっと来た!と思ったら、そのドライバーは、他のお客さんの担当のようでした。「ロワシーでしょ?チャイニーズドライバーが来るから待ってて。」と軽く言われて「チャイニーズドライバー…」と繰り返しながら、もしかして自分チャイニーズと思われて、からかわれてるのかな…と被害妄想になりました。
フロントのパリジェンヌは優しくて、何度か「もうちょっと待っててね」と声をかけてくれたし、タクシー会社にも問い合わせてくれたのですが、30分待っても来ませんでした。

余裕をもってお願いしてたからよかったものの、飛行機に乗れなかったらどうするんだ…と心をすさませていると、エレベータの周辺をうろうろとするかわいい子が!

にゃー

すっかりタクシーのことを忘れて、触れ合おうと近づいてみましたが、あっさり逃げられました!しょぼん…としてまたロビーの椅子に戻ると、チャイニーズが「タクシーです」とやってきました。本当にチャイニーズドライバーでした。
フロントのパリジェンヌにお礼と別れを告げ、タクシーでロワシーへと向かいました。日曜の朝は道路も混んでおらず、すいすいと空港にたどりつきました。この調子だと、予想よりも安く行けるかも…と思っていたのに、到着してみたら65ユーロ!事前にネットで調べたところ、左岸の人でも50ユーロくらいで行けていたので予想よりも高くついてしまいました。次来たときは、タクシーはやめようと思いました。。

空港に着いてからは手続きはスムーズにすすみ、予想よりもだいぶ時間があまりました。ターミナルFにラデュレのお店ができて、ターミナルEにはマカロンが買えるワゴンがあると聞いてお買いもの時間を取っていたのですが、ターミナルEの中をぐるぐる歩き回っても見つかりません。どうやらエールフランスが発着する、こちらの離れ小島ターミナルEではない方にワゴンはあるようです…。手荷物でラデュレのマカロンを買って帰れると思っていたので、がっかりしました。ぐるぐる回って喉が渇いたので何か飲もうとお店に入り、昔バイト先のカフェに置いてあったオランジナが売っていたので、懐かしくて思わず買ってしまいました。しかし炭酸の飲み物は普段ほとんど飲まないので、飲みなれていないせいか炭酸のきつさに涙目になってしまいました。

そんなこんなでやっと飛行機に乗り込み、帰りの機内食です。行きと同じパンとチーズ、パスタのサラダにカットりんごなどです。デザートのフォンダンショコラは、こってり濃い甘さでとってもおいしかったです!

メインはチキンのクリーム煮です。かぼちゃマッシュつき。まあ味は見た感じのまんまです。
もう1つのメインはしょうが焼きと和食でした。隣に座っていた団体旅行のおばさまたちは和食をチョイスして、「やっぱり日本人は味噌汁よねえ」「パリは街はいいけど、食べ物がダメよねえ」とか言ってました。自分はこの時点でも、まだ和食を欲していなかったので、2週間くらいはフランス食で大丈夫かもと思いました。
隣に座っていたおばさまは、自分のカバンの中をあさっている時、むっちゃ肘をわたしに突き刺してくるのでとても痛かったです。最初は耐えていたのですが、うとうと眠る瞬間にも突き刺してきたので思わず「痛っ!」と叫んでしまいました。しかしそれでもガン無視だったため、わたしの腕を肘掛か何かだと思っているんだと思い「肘があたって痛いのですが…」ときびしく言ってしまいました。その時は「スイマセンスイマセン」とか言い、その後少しでも触れると「スイマセンスイマセン」と厭味っぽく謝ってきていたのですが、1時間もしないうちに肘掛に戻ってしまったので、自分たち以外は存在しないと思っているオバサンには絶対ならないようにしようと反面教師としました。

帰りはとにかく映画をたくさん見ました。5本は見たような。10数年前に見逃したままだった「猫が行方不明」が入っていたので、英語字幕しかありませんでしたが、パリの街並みを思い出してひたりながら鑑賞しました。英語は中学生英語レベルでとてもわかりやすかったのでストーリーもよくわかりました。ほんわりしました。そのほか見るものがなくなってきて、日本でも秋頃やっていたトワイライトサーガも見てしまいました。人間界で暮らす高校生?の吸血鬼と狼男が人間の女の子を取り合うという、アメリカの女子中学生が喜んで見そうなストーリーだったのですが、吸血鬼と結婚することを決めている女の子に「きみはあいつと結婚するかもしれないが、俺のことを好きだという気持ちもおさえられていないのがわかる」と言い放つ狼男に、「やっぱりお肉の国の肉食系男子の発言は違う」と感心しました。あと「食堂かたつむり」は、食がテーマになっていたので気になっており、期待して見たのですが、ガーリーな世界観を装った悪趣味な映画だったので性質が悪いなあと思いました。

日本到着前に出た朝ごはんです。ハムチーズはやっぱり日本のものより濃い味でおいしいです。パックに入っているのはヨーグルト、オレンジジュースにオレンジゼリーです。ヨーグルトは全くといっていいほど味がしなかったのですが、ジャムがあったのでそれを入れたらおいしくなりました。パンにつけて食べてしまわなくてよかったです。コーヒーはまずくはないけれど、おいしと言えるほどでもなかったような。

今回も旅にいろいろ詰め込み過ぎて、どっと疲れてしまいましたが、たくさんの刺激があってとても楽しかったです。海外を一人で旅するのは、当たり前のことが当たり前じゃないってことに気付けたり、たくさん見る初めてのものをぐんぐん吸収できる貴重な機会だなーと改めて思いましたです。来年も行けると良いな。パリにはまたいつか行くと思いますが、次はロンドンかエストニアに行きたいです。以上2010パリ旅日記やっとおわり。おふぼわー*1

*1:au revoir=さようなら