Day5 その9 服を買えなければケーキを買えばいいじゃないと思い結局パンを買う Paris2010

Village Saint Paulを散策した後は、St.Paul駅に戻って、反対側のショッピングエリアをぶらつきます。北マレあたりよりはとんがり度は落ちますが、それなりにおされな若者たちが街にあふれている状態です。BrontibayKookaiなど、日本にもある*1ブランドなどものぞいてみましたが、どうしてもコレ欲しい!とたぎるほどのモノはなく、値段が少し高いなあと感じてしまいました。似たようなものが、ファストファッション系のお店で売っているのではないかと思うと、手を出すのを躊躇してしまいます。でもBrontibayは日本での値段を見たらずいぶん高かったので、パリで買っておけばよかったとちょっぴり後悔もしましたが…。
次は古着屋さんで、古着のワンピースでも見てみようと歩いてたら、背が190cmくらいで、Pコートにキャスケットをかぶったおされなブラック男子に"Bonjour."とあいさつされました。日本でブラック男子のナンパのしつこさに毎回辟易していたので、もしこれがナンパだったら、こんな異国でこんな巨大な男子につかまってしまえば、日本に帰れないに違いない…と本気で思いましたもので、立ち止まらないようにして、目も合わせず"ぼんじゅー"とだけ返しスタスタ歩いて行きました。しかし"Bonjour."Bonjour."と何度も言いながら追いかけてくるので、"ぼんじゅー""ぼんじゅー"と返しながら、さらにスタスタのスピードを上げて逃げ、目的の古着屋にささっと入ってなんとか逃げきりました。
しかしその古着屋の激込み具合にワンピースのコーナーまでたどり着けず、うんざりしてお店を出てしまいました。土日が混みこみなのは東京もパリも一緒なのですね…。何軒か古着屋もピックアップしていたのですが、どこも混み混みで、もう服とかいいや…という気持ちになってしまいました。
そして行きたかったパティスリーが並ぶRambuteau通りにたどり着いてしまい、またもや食い気を優先させてしまうのであります。

しかしパリでアメリカンなカップケーキが食べられるということで気になっていたBerkoは、古着屋と同じく激込みでした。どうやら1ユーロのカップケーキが人気らしく、リセエンヌ世代と思われる女の子たちが、小さなカップケーキを片手に次から次へとお店から出てきました。全くショーケースまで分け入ることができず、ショーウインドーに飾られたケーキだけ眺めて帰りました…。かわいい…。

そして続いてすぐ近くに、Pain de Sucreというパティスリーがあるので、のぞくだけのぞいてみました。ここも、小さなお店のせいもあるのですが、外に行列がはみ出るほど並んでいました。もうケーキはたくさん買ったので、眺めるだけにしておこうと思ったのですが、外から見えるショーケースに並ぶ、四角いタルトの美しさに吸い込まれるように行列に並んでしまいました。

どれもこれもおいしそうで美しい…。もう1個も買えないと思うと、カール・マルレッティではじけすぎたことを若干後悔しました。

ショーケースの上にはこのお店のスペシャリテのギモーブ=マシュマロがグラスに並べられています。くすんだ色合いがかわいいのです。アメリカだったら完全に原色であろうと思われます。

一応悩みましたが、どう考えてもこれ以上ケーキを食べることができないので、パティスリーの一角に売っているパンをなぐさみで買うことにしました。とりあえず食べ比べがしたかったのでクロワッサンを1つ。小ぶりながら1.5ユーロくらいしました。バターの香り立つ、パティスリーならではの繊細な風味がしましたが、やっぱり食感が物足りずSECCOは超えられずでございました。

そして、甘いのはもう無理だからしょっぱい系パンを、と思っていたのに、何を血迷ったのかリンゴパイを買ってしまいました。あまりにもパイがつやつやしていたので、つい無意識にリンゴパイくださいと口に出してしまいました…。パイのぱりぱり具合が良かったのですが、りんごのさくっとした食感を期待していたのに、どろどろのペースト状になってしまっていたので少しがっかりしましたです。でも甘さよりも、りんごの酸味がたっていて甘すぎなかったのは好みでした。
Rambuteau通りには、最近日本にもやってきたプラリュというショコラティエもあったのでのぞいてみました。チョコ重そうだし、日本でも買えるからいっか…と結局何も買わずでした。
そして通りが終わるところにあるポンピドーセンターに突き当たったため、昨日のリベンジをするために国立近代美術館にもう一度入ります。

*1:Kookaiはもうないのかな