Day5 その8 蚤の市気分を味わってみる Paris2010


甘いものざんまいしたあとは、パリ最後のお買いものに出かけます。サン・ミッシェルのバス停は、サン・ミッシェル通り沿いにあるほかに、この少し離れたセーヌ川沿いにもあるのであります。最初このバス停がどこにあるかわからなくてだいぶウロウロしました。ここからはノートルダム寺院が見えて、バスを待っている時間も贅沢な感じです。しかし、自分がバス停に着いた2分後にやってきたパリジャンにはそんな余裕はないらしく、2分もたたないうちに「きみ24番バス何分待ってる?ここに後4分で来るって出ているのにバス来ないよね?!」とイライラした口調で聞かれました。パリのバス停には、××番のバスが後3分で来ますみたいな表示が出るのです。まだ2分しか経っていないのに、なんてフランス人は短気なんだ…。あ、だからこんな表示がされるのか…と気付かされました。
そうかと思えば、信号待ちしている白バイは、観光客に記念撮影をせまられ、バイクから下りて一緒に写真を撮られるという自由すぎる行動をしてました。あり得ない。フランス人自由すぎ。そして信号が変わっているのにすぐにバイクに乗ろうとせずに談笑していて、そのせいで後ろのバスが詰まってしまっていたのでさらにあり得ないと思いました。
バスは行きたかったサン・ポールまで行かずオテル・ド・ヴィルで停まってしまったので、仕方なくそこからメトロでSt.Paulまで向かいました。メトロの階段を上がって地上に出ると、駅の回りの雰囲気がとても良いのでびっくりしました。日本で言うと代官山に近いです。どうやらSt.Paulはふつうにおされな若者がお買いものする街のようです。

しかしまず向かうのは、おされ若者ショッピングゾーンと反対側にあるVillage Saint Paulです。この門をくぐりぬけて外から中に入ってみたら…

静かな石畳の中庭が広がっていました。雰囲気の良いカフェやアンティークショップが並んでいるのです。

駅の反対側の騒がしさとは無縁で、緑も生い茂る中庭を落ち着いた気分で散策できます。この旅でさんざん目撃して実感しましたが、フランス人のオープンテラス好きはガチです。どんだけ騒がしい道路沿いでも、彼らは外のテーブル席を選んでおります。中はガラガラなのにテラスは満席という状況を、何度見かけたことか。

こんな風に、植え込みに腰かけて本を読むのも許される雰囲気なのです。

お店の上は普通の住宅のようです。こんな素敵住宅に住めるなんてうらやましい限りです。

この窓を見て、自分がここに住んで、窓辺にお花のプランターを置いて、どきどきこの中庭を眺めて暮らしているという妄想をしました。猫は飼っている。


食器が並ぶアンティークショップを見つけました。良さそうなものもあったのですが、日本に持って帰るのが大変だからやめておこう…と、外から眺めるのみで終了しました。

しかし蚤の市に行けなかった気分をこのお店で晴らします。Au Petit Bonheur La Chanceという雑貨のお店です。

この崩れそうなディスプレイに宝物探し魂が火を付けられてしまうのであります。店内は布もの・紙もの・手芸用品・カフェオレボウルなどであふれかえってます。

布・紙系だったら買って帰れそうだなーと思い少し探しまわったのですが、かわいいものはたくさんあるものの、「コレをどうしても日本に持って帰りたい!」と思うものには出会えず、結局何も買わずじまいでした。フランスでは商品にべたべた触るのは好まれないと聞いていたので、よくモノを見ることができなかったせいもあるのですが。でも蚤の市気分は少し味わえたので満足です!こうやって改めて写真で見ると、やっぱり無理してもカフェオレボウル買って帰ればよかったなーとか思ったりします。
次は、騒がしい方に行って本場のフレンチテイストの洋服などを見てまわります。