Day5 その5 パリの花になごむ Paris2010

シャンゼリゼ通りからメトロに乗りサン・ミッシェルまで戻り、次はバスに乗ろうと、バス停の前の横断歩道で信号が変わるのを待っていたら、トレンチコートを着こなす美人なパリジェンヌに、「ソルボンヌ大学はどこですか?」と話しかけられました…。こちら旅行者なのですが…と思いましたが、とりあえずメトロのClunyの駅あたりにソルボンヌ大学がありそうだったので、「たぶんあっちの方だと思う」と答えたら、ちょっと「エエエー」みたいな表情でひきつられました。友達になってくれるというなら、一緒に探そうとか下心たぎらせていたら「あっち?」とあきらめたように聞かれたので、「たぶん…」と頼りなく答えたら去って行きました。フランス人は誰かれ構わず道を聞いたりするとは聞いてましたが、本当にそうなんだと実感しましたです。あるいは全身ファストファッションコンバースという出で立ちが、貧乏そうな留学生に見られた可能性も否定できませんが…*1
5区まで戻ってきて、バスに揺られてやってきた場所は

植物園…
?だったはずなのですが、想像となんか違います。地図で見るとここが「植物園」と書いてあったのですが…。向こうに見える建物は動物のはく製などが展示されている国立自然史博物館です。

とりあえず、博物館までに道の両側に、こんなあさがおツリーなどがたくさん作り込まれていたので、ひょっとしたらここが植物園…?と悩みながらも散策することにしました。もうお昼の時間でしたが、きれいにあさがおの花が開いております。

赤ちゃんとお姉ちゃんの散歩があまりにもかわいく、和みました。フランス人の子供は本当にハズれなくかわいいんです。

鮮やかな色の大きな花を発見しました。しかし花びらが少なすぎるので、コサージュには向かない。

歩道はに白っぽい石が敷き詰められていて、とくに区切りもなくきれいな芝生へと続き、その芝生の上にいろいろな植物が植えこまれています。やっぱり、ここが植物園なのかな…とまだ結論が出ずに散策を続けていたら、向かって左手の木々の向こうから、音楽が聞こえてきました。

近づいてみると、メリーゴーランドがありました!とってもかわいいです。良く見ると、鹿や象がいます。自然史博物館にちなんでいるのでしょうか。

植物の散策路の方に戻ります。とても大きな紫の花の植え込みです。自分の身長と同じくらいの高さがありました。

花びらがくるくる丸まっていて不思議な形ですが、コサージュにしても良いかも、後ろにはモリゾー的な存在感の植え込みが。

黄色い花のツリーです。フランスではつた系の花は、ツリー状にするのがスタンダードな植え方なのでしょうか。

こういう白い小花は、野生な感じで植えられています。

薄いラベンダーブルーの小花も野生系。小花というよりは、小さめの花なのですが

大きな花は本当に大きいので、それに比べると小花に見えてしまうのであります。日本でもこれと同じような花を見たことがあるけれど、こんなに大きくはなかったです。やっぱり、気候によって植物の育ち方は違ったりするのでしょうか。

黄色い小花の小さな木でこの散策路の植え込みは終わりました。はたして、これが本当に植物園だったんだろうか…と疑いが晴れぬまま自然史博物館の方に向かったところ、「植物園」の道案内看板を見つけました。やっぱり、あそこはただの植え込みで植物園じゃなかったんだ!!とナゾがとけたところで、次は本当の植物園に入ります。

*1:そんなんだからマドモワゼル扱いという説