Day5 その4 凱旋門に上ってみる Paris2010


メトロのConcorde駅から1号線に乗ってCharles de Gaulle Étoile駅まで行き、階段を上がって地上に出たらさっそく凱旋門が横からお出迎えしてくれました。サイドはこんな風になっているのですね。上の方の彫り込みが細かくて結構すごい職人技です。

横断歩道を渡って、正面が見える位置までやってきました。しかし、こちら側はやはり観光写真スポットで、絶え間なく人が表れるので、誰もいなくなる一瞬を待つのにとても苦労しました。
外観を鑑賞した後は、凱旋門のある広場まで地下道で向かいます。ミュージアムパスで上まで上れるので、凱旋門近くなって地下道にできていた行列の後ろについてみたのですが、途中、パスを持って行列を無視する人を目撃して、その行列がチケットを買うための行列であることに気付きました。パスの人はすぐ入れてもらえてました。
しかし、入った後には284段の階段地獄が待っています…。体力は無いこともないので頑張りましたが、途中でくじけそうになりました。上っている人みんなくじけそうになってましたが。284段上がった後は、少し暗い博物館とショップのスペースにたどりつきます。そこからさらに数十段上がると、やっと凱旋門の屋上に出られるのであります。

大きな地図で見る
地図で見ると、凱旋門からきれいな放射状に通りが延びているのですが、びっくりするくらい忠実に、地図どおりに12方向に道路が延びていました。パリの都市計画は、ほんとうにきちんとしているなあと感心しきりでした。

こちらは、今回行けなかったサクレ・クール寺院方向です。少し小高い丘になっています。

こちらはエッフェル塔方向です。高い所から見ると、エッフェル塔もこじんまりとして見えます。

エッフェル塔はこちらからの方がきれいに見えるなあと思ったのですが、手前のクレーンの存在感が気になってしょうがありません。最終的にはむしろクレーンを主役に撮りました。

シャンゼリゼ大通りです。とにかく道路が広いです。

整備された都市計画の中で、統一感を乱して主張しているので嫌われているらしいモンパルナスタワー。にょきっと1つだけ上に延びてます。

こちらは新凱旋門方向です。新凱旋門までは、建物の高さが押さえられているので、高層ビル群がきれいに見えています。

あ、サクレ・クール寺院が右手奥に出てきたので、これでちょうど一周できました。

しかしこの屋上テラス、柵が縦方向にあるだけなので、ちょっぴりコワイです。身長が180cmくらいある人はこの柵を越えるので、強風の日は気を付けた方が良いかもしれません。地上より少し風が強く、寒かったです。
パリの都市計画を目の当たりにして感激した後、またもや284段を下りて地上に戻ります。下り階段はしんどさは軽減されますが、つるっと滑りそうで上りよりも慎重になりました。

博物館の床に地上の風景が映し出されていたのですが、カメラを発見しました。柄の中から頑張って見つけてみてください。

映し出されていたのはこのモニュメントの炎です。ちょうどこの上の位置の床に映し出されていました。見上げて写真撮ってた自分の姿も映っていそうです。

凱旋門兄さんの迫力に感激した後は、上から眺めていたシャンゼリゼ通りを少し歩いてみました。ラデュレがあったので発作的に入ってみたのですが、すごく行列していたので、あっさりあきらめました。でも外観もすごくかわいくて、だいぶ後ろ髪ひかれました。
ラデュレ以外はこれといってひかれるものもなく、ぶらぶら歩いているだけだったのですが、ルイ・ヴィトンの行列見て「世界中で同じものが買えそうなのに、何であんなに並んでいるんだろう…」と疑問に思っていたら、いきなり「アナター、ニホンジンデスカ?」と声をかけられました。見ると、にせ物そうなヴィトンのバッグをななめがけし、首にスカーフを巻いた*1アジアンなおばさまでした。「ワタシチュウゴクジンデスー、アナタヴィトンスキ?タクサンヤスクウッテルトコロツレテイケルヨ!」と言われました。行列を見ていたので、興味があると勘違いされたようです。丁寧にお断りしましたが、全身から胡散臭さを発しているこのご婦人に着いて行く人っているのでしょうか。今はブランド品買いにパリにやって来る人たちは少数派な気がします。
シャンゼリゼのやたら広い道路に歩き疲れた後は、左岸に戻って自然に癒されます。

*1:無理やり感満載