Day3 その9 パリでいちばんおいしいカヌレとボンヌママンとミュージアムパスを手に入れる Paris2010


SECCOのあるジャン・ニコ通りを少し歩き、サン・ドミニク通りにぶつかる角にルモワン(LEMOINE)というお店があります。ここは、日本でも少し前に流行ったカヌレの専門店でございます。パティスリーやブーランジュリーに置いているところもありますが、ここのがやはり一番おいしいということなので、一度は食べておきたいと思い立ち寄りました。
お店に入ると一人のパリジャンがショコラを選んでいたのですが、お店の方が自分に気付いて「あ!いらっしゃいませー」とあいさつしてくれました。あれ??今の日本語?と思いよく見ると、お店の方は日本人の女性でした!ああ、やっぱり日本人同士だと、すぐに気付いてもらえるんですね…と、安心しました。ずっとチャイニーズ呼ばわりされていたので、ひょっとして自分はチャイニーズっぽいのか?と少し悩みはじめたところだったので…*1

お店に入ってすぐのところにカヌレが並んでいたのですが、後で見返したらカヌレの写真が1枚もなくて自分にビックリしました。その横にあったマカロンの写真はなぜかある。カラフルでかわいいです。肝心のカヌレは、ふつうサイズとちびサイズがあって、箱入りのちびサイズをお土産に買って帰ろうと思ったのですが、5日くらいしかもたないと聞いてあきらめました…。ふつうサイズの方は昔からのレシピで作られているので10日くらい持つと聞いて悩んだのですが、ちょっと箱がでかすぎてスーツケースの中でそこそこの容量を占めてしまいそうだったのでやっぱりあきらめました…。

ショコラとギモーブ棚の色使いがかわいくて、お願いして撮らせていただきました。ギモーブがパリな色合いでセンス良いです。

ショーケースにはヌガーが並んでいました。これもどんな味がするんだろう…と気になりまくりましたが、結局自分の分のカヌレだけを買って帰りました…。さんざん写真を撮らせていただいたのに申し訳なかったです。

持ちかえる間、カバンの中でずっと、甘ーい匂いを放っていたので食べたくて仕方がなかったです。ヴァニラとラム酒の香りらしいのですが、はちみつのような優しい甘い匂いでした。口に入れると、まわりは甘く香ばしくてカリカリです。中はもっちりしていてカスタードクリームを焼き込んであるような風味でした。でも甘さは控えめです。日本で食べたことのあるカヌレは、カリカリももちもちも物足りなく、甘いだけだったような。さすがパリでいちばんと言われているだけって、とてもおいしかったです。日本人の店員さんが、日本に戻って来てお店を開いたら、多少遠くても、ぜひとも訪れたいです…。それにしてもSECCOのクロワッサン食べた時も思ったのですが、フランス人は「カリカリ・もっちり」な食感が好みなのでしょうか。

ルモワンを出た後、そろそろホテルに戻ろうと思い、メトロの駅に向かっていたらお菓子の国・A la Mère de Familleをまた見かけました。お店の中は少し薄暗い雰囲気だったのですが、お菓子のキラキラ感はやはり変わらずです。

ここに飾られているカリソンというお菓子は、プロヴァンスの銘菓らしいです。アーモンド粉で作られた土台の上に、アイシングで上面をコーティングしてあるもののようです。食べてみたいな〜と思っていたのですが、気付いたら買いそびれてました。カラフルだと見た目もかわいいので、お土産にもよかったかな。
大きい通りに出て、メトロのエコールリミテール駅の入り口を発見しました。そのままメトロに乗ろうとしたのですが、通り沿いにカルフールを発見しました。チラっと見たらevianしか置いていないモノプリと違って、いろいろなお水を売っていたので思わず入ってしまいました。コントレックスを1ユーロしない値段で売っていたので2本買いました。

さらにギンガムチェックがかわいいパッケージが目印の、フランスと言えば!なお菓子メーカー・ボンヌママンのおいしそうなクッキーやタルトが目に付くところに並んでいたので、ついでにたくさん買ってしまいました。お土産用なのでほとんど自分で食べていないのですが、ちょこっと口にしてみたところ、日本のお菓子と比べて味が濃くてこってり系で、かなり自分好みでした。自分用のお菓子も買っておくべきでした。
それと姪っ子ちゃんからチョコレートのリクエストがあったので、フランスのメーカーのチョコレートを探したのですが、結構アメリカ系が幅を利かせていて見つけられませんでした…。仕方なく、せめて同じヨーロッパ系ということでリンツなどを買いました。フランス産のおいしいショコラはショコラティエから買うから、スーパーには置いてないんでしょうか…。確かにこの界隈にも有名なショコラティエが何軒があり、日本と比べてだいぶ身近な存在なのだなとは感じさせました。

お土産もたくさん買ったし、荷物両手いっぱいなので今度こそ本当に帰ろう…と思ったのですが、道路の向こう側のタバコ屋さんに、ミュージアムパス売ってますよのポスターらしきものが貼ってあることに気付いてしまいました。明日から美術館巡りをするために、できれば今日中にミュージアムパスが買いたいと考えていたところだったので、道路を渡ってタバコ屋さんに駆け込みました。売っている場所を探す手間が省けてかなり運が良かったです。ちなみにポスターは、ショーケースの上の方に貼ってあるオレンジっぽいやつです。
タバコ屋の中は7,8人が行列していて、みんなタバコを買っていました。レストランでは禁煙になっているものの、歩きたばこしている人もたくさんいて、フランスまだまだ喫煙文化の方が幅を効かせてるんだな…と実感しました。行列の中には女の人もいました。

5分くらい待って、無事ミュージアムパスの2日券を手に入れました。32ユーロなので、3つくらい行けばモトを取れる値段です。明日からこれで、朝からはりきって美術館をめぐります!

*1:そういえば昔、烏龍茶のCM出てそうとかよく言われてたな…ということなどを思い出し