Day2 その8 KusumiティーとPaulのパンといちじくタルト Paris2010

お茶した後は、再びメトロのRue du bac駅に戻って、12番線に乗ってRennesまで行きました。レンヌ通りにあるSaoyaというアクセサリーのお店をちょっとのぞいてみたかったのです。でもなぜかお店が見つけられず…。ちょっとうろうろしましたが、そんなに買いたい!という気持ちはなかったので、あっさりとあきらめました。レンヌ通りにはお店がたくさん並んでいたので、サン・ジェルマン方面に向かってぶらぶらしました。andreがこの通り沿いにもありました。

街を歩いていたら、教会の鐘の音がごーん…と響いてきたので、音の鳴る方を探して歩いたら、サンジェルうマン教会にたどりつきました。気付けばもう7時になっていました。初秋のパリでは、7時はまだ夕方と言っていい明るさがあります。暗くなりはじめるのは8時くらいです。おかげでだいぶ時間を有効に使えました。確かこの辺にKusumi Teaがあったはず…と人通りの多い道をかき分けて探し歩きました。

想像していたよりも入り口が小さくて一度見逃しましたが、無事見つけることができました。日本ではかなりお高めな、ロシア王朝ご用達?のKusumi Teaも、パリでは4割引きくらいの値段で買えます。それでも庶民的な値段とは言い難いので、お店の雰囲気も贈答用品を並べてます的な感じでした。5個入りのミニ缶のセットをお土産に買いました。アナスタシアなどが入っている、香り高い系のこのセットです。キーマンやセイロンのブレンドに、キャラメル、カシス、ライム、グレープフルーツなどの柑橘系の香りの組み合わせがとてもセンス良いです。自分用にもう1セット買ってくればよかったな〜と後悔するほど、どれも良い香りです。他には緑茶をベースにしたセットもあって面白かったです。ちなみにリーフティーよりもティーバッグの方が高いです。
そういえば今日の夜ごはんのことを何も考えていなかったと思い出し、ミュロでお惣菜を買えなかったので何にしよう?でもさっきケーキを食べたばかりでお腹もすいてないな…と考えていたら、Kusumi Teaからサンジェルマンの駅に向かう途中にあったPaulが目に入りました。Paulは東京ではおいしいパン屋さんとしてエントリーされてましたが、パリに来てからやたら見かけるのでありがたみがかなり薄くなってましたが、1度は行っておこうと思い発作的に入ってしまいました。日本のパン屋とちがって、ショーケースの中のパンを店員さんにとってもらうスタイルなので、ショーケース横にいつも行列ができているのですが、たまたま行列がなかったので良いタイミング!と思ったのもありました。

で、行列があると何を買うかすぐ決めないといけないのですが、行列がなかったので何度もショーケースの前を行き来し、店員さんにひかれながらも悩みまくってまずクロワッサンを買いました。1.25ユーロくらいで買えました。でも焦げているし、見た目もふにゃっとしてました…。味はバターの風味が濃く、甘くておいしかったのですが。

もう1個は正式名称は忘れてしまいましたが、フロマージュという単語がついた、とてももちもちした食感のパンです。値段は2.5ユーロくらいです。写真ではわかりづらいですが、野球のグローブくらいあるんじゃないかと思うほどすごく大きくて、まったく食べきれず、次の日の朝もこれを食べました。チーズはかりかりで、いろいろな種類がミックスされているような味の複雑さがあり、大きくても飽きなかったです。日本のプロセスチーズがのっかったパンに比べるととてもおいしい、やっぱりフランスの乳製品は違う…と感心しました。このパンをちぎって、昨日買った残していたキャロットラぺをひっかけて食べました。食べやすかったです。

日本で買ったら500,600円はしそうな、フルーツのたっぷりのったタルトが3.5ユーロで売っていたので、つい買ってしまいました。フルーツのもおいしそうでしたが、こんなにいちじくが「どさっ」とのっかったタルトは日本ではお目にかかれないと思いこれを買いました。いちじくがほどよく熟していて甘く、少しだけタルトの上にしかれたアーモンド風味のクリームととても相性が良かったです。後日、日本のPaulで見かけたいいちじくタルトは、うすくスライスされたいちじくが美しくタルトの上に並べられて550円の値がついてました。全体的にフランスのPaulの仕事は荒いがお手頃、日本のはさすがと思える技術力を感じさせる美しい見た目ですがお高い、という印象です。後、ここのPaulはイートインスペースもあったのですが、食べ残したパンやごみがテーブルに散乱したままで、外のテーブルにいたってはカラスに荒らされていてとても汚かったです。日本では考えられないですね…。

Paulでパンを購入してからサン・ミッシェルに戻ってきたのですが、飲み物が何もないことに気付きました。自動販売機もコンビニも無いのってかなり不便だな…と思い昨日のモノプリまで行ってエビアンとりんごジュースを買いました。1.5ユーロです。さりげなくスーパーに売っているりんごジュースのパッケージがとてもかわいいのがさすがおフランスとまた感激しました。味もりんごが濃くてとてもおいしかったです。
この日は次の日の遠足に備えて早目に寝ました。外は相変わらずうるさかったですが、こてっと眠れました。