RADWIMPS、FACT、HIATUS

2009年下期はライブもBKTSくらいしか行っておらず寂しいものでした。でも体力的にいっぱいいっぱいです。そんなわたくしめが今一番ライブを見たいバンドはRADWIMPS

RADを知ったのは結構遅く「有心論」とか「いいんですか」が出た頃で、最初に聞いた印象は「…」「若い…」「恋愛ってすばらしいね(棒読み)」でした。自分が17歳だったら夢中になってたかもしれないバンドだけど今は…という感じだったのに、気付けば自分のpodくんに全てのアルバムが入ってる勢いです。たまたま全部のアルバムを借りられるチャンスがあって、聴いてみたらハマっちゃいました。ミクスチャーはごりごりなイメージがあったんですが、彼らはポップに軽やかに、それを自分たちなりにやろうとしていることを知ったからです。何かのバンドの曲のように聞こえるものもありますが、絶妙なミックス感で本当にオリジナリティのある素晴らしい楽曲もたくさんあります。歌詞もかなり上手な英語と日本語のミクスチャー。なおかつ彼らはまだ21とか22とかその辺の年齢であることを知り、歌詞の若々しさも納得できました。しかしこの若さでこの演奏力とは!とビビりました。

何よりも気に入っているのはRADのギターなんですが!曲にあったセンスの良いフレーズがたくさん奏でられているのですよ。今まではこういうフレーズ系のギターを弾く人でバンアパの川崎さんより素敵な音は無いと思ってましたが、RADを聴いてここにもいた!と感激したのであります。特に気に入っているのはこの「セプテンバーさん」のギターであります。曲の展開部分もたくさんあって、かなりお好みです。
RADのギターの彼は「RADで食っていく」と高校を中退した猛者ということを聞き、「ギターに対する情熱が半端でないためこんな素敵ギターが弾けるんだ」と思いました。そして全ての楽曲を手掛けるボーカルの彼は、中退した彼を横目に慶應義塾大学環境情報学部に進学したということを知り「何その絶妙なバランス感」と感心しました。

そんな彼の書く歌詞は、最初自分がひいてしまうくらい恋愛にあふれた歌詞なのですが、本当に自分の思いや感情を伝えようと言葉を選び紡ぎだした感があって、それはそれでとても心を打ちます。ただその言葉が本当であればあるほど、その愛が無くなった時に彼はその感情にどんな言葉をのせていくのだろうかと心配になります。趣味ならいいけど、自分の「本当の気持ち」で4人のメンバーとそのスタッフのごはんが食べられるほどの稼ぎを得た今では、歌詞にできるほどの素晴らしい感情が生まれなくなっても安易にやめられないであろうと思われるので、歌詞が偽りや大義名分ばかりになって腐ってしまわないようにと切に願います。

次のアルバムは来年出るという話なので、今度こそツアーのチケットを取りたいのですが、全然取れる気がしません…。いっそファンクラブでも入ってやろうかと思いましたが、そんなものはありませんでした。一度はあのギターを生で見ておきたいのにーーー。

RADはさておき、最近教えてもらって知ったFACTです。白仮面と聞いていたのでどんな音楽なのかとドキドキしていたら、とってもメロディアスでかっこ良い!ちょっと気になるのでこれからチェックしようかと思います。

FACTを教えてくれた子が、一番気になっているバンドHIATUSのドラムをASPのイッセさんが叩いてるよ!と教えてくれて、調べてみたらex.エルレの細美くんのバンドじゃないですか!しかもキャシーさんもドラムに名を連ねてる!!夢のツインドラム?!と思ったんですが、さすがにそんな豪華なことはせずに曲ごと担当なのかなー。カエラツアーの時はイッセさん空いてそうだしなー。でもこちらもライブを一度見てみたいですが、チケット取れそうにもないですね…。