Day5 その4 うっとりするくらいのロミロミ Hawaii2009


帰りもブラブラ歩きながら街まで戻りました。帰りの方が早く街まで着いた気がします。大ぶりのハイビスカスの植え込みを発見。ハワイですな〜。

でもこんな花も発見。鎌倉にも咲いてた!!

街に戻って、またもやシナモンズの入っているカイルア・スクエアにたどり着きました。海まで歩いてお腹がすいたので、またシナモンズへ…

というわけではなく、2階にある「LomiLomi Hana Lima」が目的です。旅の最後に疲れを取ろうと、日本からロミロミの予約をしておいたのです。カイルアだとワイキキほど料金が高くないので良い所が無いかなと探したところ、日本人の女性がオーナーだというこのサロンを見つけました。一応拙い英語と日本語でメールを送ったら、日本語でメールの返事がもらえてほっとしました。わたしが予約したのはイリマというロミロミ60分とハナリマフェイシャル60分のコースです。フェイシャルって今まで興味なかったんですが、ここのフェイシャルはいいという評判を見つけたのと、気持ちよさそうだったので選んでみました。
予約の時日本語で受付てくれたので、日本人の方が担当してくれるんだろうな〜と何の英語の準備もせず行ったら、受付から施術まで全て異国の方だったので焦りました。しかもこの日に限って、今まで全然使ってないからもういいやと電子辞書を置いていったら、施術前のアンケートにあった「気になる症状は?」の病名的なもののチェックリスト中の半分以上が、辞書ひかないとわからない単語でした…。置いてきた日に限って…。

で、こんなほの明るい部屋に案内されて、横になってまずはハナリマフェイシャルからやってもらいました。フェイシャルの担当はベテランな感じのおばさまで、手慣れた感じで手早くいろんな処置を行ってくれました。しかし…何かを塗ったり拭いたりするときの手の動きが、あまりにも手早い異国仕様だったので、肌に負担がかかるんじゃ…と不安になりました。やっぱり初めてのフェイシャルを異国で受けるというのは冒険すぎたのでしょうか。日本人のエステシャンだったら絶対にしないであろう、若干手荒い動きに、薄い皮膚がひりひりしてきました。さすがに毛穴をむぎゅっと絞り出されたときには、あまりの痛さに「痛っ!」と思わず日本語で言って顔をよけてしまいました。すると"I know."と優しく言ってくれたのですが、首はぐぎっと戻され再び毛穴を絞られました。もーー痛いよーーーと思ったのですが英語が出てこず、"I know,I know."と言われながらむぎゅむぎゅ絞られまくりました。痛かった…。でもフェイシャルの最後にやってくれた首から肩にかけてのマッサージが、あんまりにも気持ち良くて気付いたらぐーぐー寝ておりました。
はっ!と気付いたらロミロミ担当の「アメリカンでちょっとガーリー」というめちゃわたし好みのブロンドの女の子がそっと中をのぞきに来ていて、わたしが起きたことに気付いて「次はロミロミだけど、やっても大丈夫かしら?」と声をかけてくれました。寝てた…気持ち良かった…と思いながら「大丈夫、お願いします」と言って指示されたのでうつぶせになりました。最初何かお祈りみたいなものを唱えてました。なんか本格的なロミロミ…!さっきのマッサージがすごく気持ち良かったので、期待が高まりました。まずはさっきもやってくれた肩からマッサージしてくれたのですが、もうさいこーーーーーーうに気持ち良かったです。こんなにかわいい女の子からこんな力が繰り出されるなんて…とビックリするくらい強くもんでくれるのです。しかも日本でマッサージするときに「強めで」とお願いしても、大概痛いだけで気持ち良くないのですが、強めの力加減なのに痛みは感じず、体の奥のほうのコリからもみほぐしてくれるようなのです。どんどん疲れが取れていきました。肩甲骨の所はいつもまわすと「ぐきぐき」いってしまうくらい凝っているのですが、揉んだら「ぐぎぐぎ」鳴ってることに気付いてさらに絶妙な力加減で揉みほぐしてくれました。たいていマッサージ後に腕を回しても「ぐきぐき」は治らないのですが、このロミロミの後だけは「ぐきぐき」とならなかったので本当にロミロミの威力にびっくりしました。肩甲骨以外、腰も疲れ切った足も首のコリも全部ほぐしてくれて、ずっとうっとりしながら身を任せられました。

終わった後は受付したときにリクエストしたお茶を用意してくれているので、それを飲みながらゆっくりくつろぐことができます。アイスのジャスミン茶にしたのですが、体の程よいほかほかさを残したかったので温かいお茶にすれば良かったなあとちょっと後悔しました。でもとてもリラックスした気持ちになれました。

しばらくしたら「クッキーいる?」といってBig Island Candiesショートブレッドを持ってきてくれました。サクサクでさすがのおいしさでした。お茶を飲んでいたところはラウンジのような部屋で、しばらくくつろいでたら異国のダンディな男性が一人で入ってきて、少し離れた場所に腰をおろして彼もお茶を飲んでました。そうしたら彼を担当したと思われるおばさまが入ってきました。彼女は彼に「どうでした?」みたいなことを聞こうとしてたのですが、聞き終わらないうちに彼は立ちあがって、熱烈におばさまにハグしてました。異国だ…。きっと彼もわたしみたいにロミロミに感激したんだろうな〜というのは伝わってきました。日本だと男の人一人でサロンに来るのはお断りの所が多いし、行く人もあまりいなさそうですが、アメリカだとOKなのかなと思いました。アメリカ人はそういう事に男だとか女だとかはこだわらなさそうではあります。
お茶してじゅうぶんくつろいだ後受付に行ったら、担当してくれた女の子と日本人のオーナーの方が待っていてくれて、あいさつしてくれました。「いかがでしたか?」とオーナーの方に聞かれたので、「わたしがいままでに受けたマッサージの中で、一番気持ち良かったです!!わたし英語がうまく話せないので、そう彼女にも、伝えていただけますか。」と言ったら、それをすぐ女の子に英語で伝えてくれました。そうしたら彼女は「エエ?!ほんとに〜〜〜すごいうれしいわ〜〜」とめちゃ喜んでくれて、わたしの方を見てサムズアップして「わたし、あなたのNo.1マッサージャーね!」とちょっと照れながら言ってくれました。それがあまりにもかわいかったので、わたしが男子だったらあやうくプロポーズするところだったと思いました。
料金はチップ込で2万円しないくらいでしたが、かなり気持ちよかったし、女の子もかわいかったし、サロンもきれいだったしで満足度に比べたら安いな〜と思えたくらいです。日本にあったら数カ月に一度はご褒美的に通うのにと思います。でもカイルアにはまた来ようと思っているので、その時にはまたハナリマでロミロミを受けるつもりです!