Day4 その6 ダイヤモンドヘッドとなにこのバス停 Hawaii2009


最初は乗り換えのバス停で降りて、反対方向のバス停に行ってみたのですが、エクスプレスのBしか停まらないようで焦りました。この通りを北上すればカパフル通りなのに何故…。よくよく確認してみると14番バスは降りたバス停の方面にしか来ず、ダイヤモンドヘッドの前をぐるっと遠回りしてまたこの通りに戻ってくるようでした。ややこしい…。バス停の前は目の前こそこんな公園の風景で、夜になると真っ暗で怖そうでしたが、後ろにはスタバがあったので、帰りの時間もここでバスを待っていても大丈夫そうだと安心しました。
バス停のベンチに座ってボーっとしてたら、腕にピシピシ何かあたるので横を見ると、ブラックの男の子がスネークのおもちゃをぶんぶん振って遊んでました。お母さんはわたしがそちらを見ると「坊や、やめなさい」とか注意してくれるのですが、向こうを向いてると放置してるのでピシピシ当たられまくりでした。「ねえMom、何番のバスに乗るの〜〜」と待ちくたびれたように男の子が聞くと、お母さんは「14番よ」と言っていたので、この待ちくたびれた感じからいくと14番なかなか来てないんだな…とちょっと不安になりました。

が、その会話からちょっとしたら14番はやってきました!よかった〜と思って乗りこみましたが、その親子はなぜか乗って来ませんでした。14番を違う数字と聞き間違えたのかな?と思いあまり気にせずに席に座りました。出発してからバスはすぐカピオラニ公園の中に突入し、こんな緑いっぱいに囲まれた気持ちのいい風景の中を走っていきました。

そして!あんまり見るチャンスのなかったダイヤモンドヘッドの正面からの姿を見ることができました!きれいに撮れた写真はななめ正面ですが、生で見られてちょっと感激です。
しかしここで曲がるのでは?と思っていた道で曲がらず、その後もバスは東海岸沿いをぐるっと回っていきました。「あれ?」と思いながらも14番バスであることは間違いないし、しばらくずっと良い景色だったので、窓の外に気を取られて「もうちょっと先で曲がるのかな」とのんきに考えてました。住宅街みたいな場所に入って山を登りだしたところで「これはおかしい」とようやく気付きました。
信号待ちしているところでひげのバスの運転手のおじさんに、「このバスはカパフル通りに行きますか?」とSafewayのある通り名で聞いてみたら「カパフル???このバスは反対方向だよ!」と言われ
"You've got wrong a bus!!"
と、旅行英会話の本に書いてあるようなことをリアルに言われました…。まさかこのセリフを自分が言われるとは…。ショックを受けていたらおじさんは、「ここから2つ先のバス停で降りて、反対方向のバスを待ちなさい。チケットは返してあげるから」とわたしが乗るときに出したトランスファーチケットを返してくれました。なんて優しい運転手さんなんだ…と感激しながらも、なんでこんなことになってしまったんだ???と悩みまくりました。やっぱりあの親子は14番に乗るんだったんだな…もしかして同じバス停に反対方向のバスも来るのかな…。と思い、確かに乗るとき行き先を確認しなかった自分のミスも大きいですが、反対方向のバスまで停まるなんて想定外すぎました。なんて難易度の高い…。ちなみに、路線図みてもそんなことはわかりません。ホームページを隅から隅まで読みこんだら見つかるんだろうか。

そして優しい運転手のおじさんでよかった…とほっとしていたのもつかの間、降りたバス停を見て愕然としました…。バス停の標識すら見当たらず、住宅街の歩道の上にぽつん…とこのベンチだけがあったのです。辺りを見回しても人っ子一人おらず、焦りから「ALOHAじゃねえよ!」心の中でベンチにやつあたりしました。こんなんで無事Safewayに行けるどころかワイキキに帰れるんだろうか…と不安な気持ちも知らず、日は少しすつ暮れていくのであります。