Day2 その7 バスと海とコナコーヒーのアイスクリーム Hawaii2009

ホールフーズを出て、カハラモールを出て、ここから22番バスに乗ってアイナハイナのショッピングセンターに向かうつもりでした。目的はケーキ・クチュールというカップケーキのお店です。ここも、かわいくてつくりも丁寧なカップケーキを味わえると聞いていたので行く気満々だったのですが、"Sunday Closed"…この旅に日曜をはさんだことを、どれだけ後悔したか、いい加減伝わりましたでしょうか…。
スーツとくつとバッグに大きな袋のポテトチップを買って、荷物もいっぱいになりすぎたのでとりあえずホテルに一度戻ることにしました。しかし降りたバス停までとりあえず戻り、反対方向のバス停を探してみましたが見当たりません。そういえばカイムキからやってきたので、仮に反対方向のバス停が見つかってもそこにワイキキ行きのバスってやって来るかな?と悩んでうろうろしてました。そこにちょうどロコっぽいハーフパンツのおじさんが通りかかったので、「ワイキキ行きのバス停はどこですか?」と聞いてみました。そうしたら「ワイキキ行きのバスは23番で、あそこまで歩いて右曲がって、ガソリンスタンドの前にあるバス停に来るよ」と教えてくれました。やっぱり全然違う方向だった!と思ってお礼を言って言われた方向に向かってたのですが、もう一度わたしが降りたバス停を通りがかったとき、標識に「23」と書かれているのに気付きました。「あれ?このバス停にも23番来るのかな?」と思わず足を止めたら、後ろからやってきたさっきのおじさんに、「違う!そこじゃない!ガソリンスタンドの前だよ!!」と怒られてしまいました。「あ、ごめんなさい、ありがとう」と言ってこれ以上怒られないように足早に去りました。去り際に「23」じゃなくて「233」なことに気付きました。おじさんに聞いてなかったら、あそこでバスを待ってたかもです。危ないところでした。
しかし右に曲がってガソリンスタンドは見つかったのですが、道路の向こう側にありました。そしてこちら側にもあちら側にもバス停があります。自分としては車の向かう方向から、こっちがワイキキ行きじゃないかな〜と思ったのですが、ガソリンスタンドの前と言ったらどう見てもあちら側が正解だし、いまいちどちらのバス停で待てばよいのか確信が持てません。こちら側のバス停で待っている人に聞いてみるのが早いと思ったのですが、28歳のニコラス・ケイジ*1みたいな眉間にシワを寄せたロコっぽいお兄さんと、日本人の親子連れと思われる女性二人組しかおりません。どちらに聞こう…と悩んで、確実な回答がほしいと思い、恐そうでしたがニコラス・ケイジに勇気を出して「ここはワイキキ行きのバス停ですか?」と聞いてみました。そうしたら話しかけた瞬間はムッとした感じだったのですが、質問の内容が伝わったらニコっと笑って「そうだよ、ワイキキ行きのバスはこっちに来るから、ここで待っていて大丈夫だよ」と優しく答えてくれました。しかも5分くらい待ってワイキキ行きのバスがやってきたとき、ちょっと離れたところに座って待っていたわたしの所までやってきて、「このバスに乗るんだよ」と教えてくれてました。ハワイでバスに乗ってみると、地元の人とのふれあいが多くなるとは聞いてましたが、本当にたくさんふれあえる上にみんな優しいってことに気付かされて感動します。

ヒルトン村に戻ってからは、通りがかるたびに「絶対食べよう」と思っていたラパーツでやっとアイスクリームを買いました。コナ・コーヒーとココナツのダブルです。どっちも茶色っぽいので見た目が地味です。100%天然素材を使っているせいか、ダブルで$5以上はしましたが、値段だけあって素材のおいしさをじゅうぶん味わえました。コナ・コーヒーはもっと苦み走った味を想像してましたが、カフェオレレベルのまろやかな苦みでした。ココナツもさっぱりめ。

ラパーツの店内には結構広めなイートインスペースもありましたが、もっと良いロケーション=自分のヒルトンの部屋のラナイ、があるので、我慢して移動したらアイスがちょっと溶けました。でも、我慢して移動してきた甲斐あって、このロケーションを眺めながら食べるアイスは最高にウマかったです。

ダイヤモンドヘッドも青い空に映えてきれいに見えております。

22階から砂浜に並ぶパラソルを見るとミニチュアみたいでした。

*1:若くしたニコラス・ケイジに髪を盛ったイメージ