Day1 その5 海とダイヤモンドヘッドと私 Hawaii2009

ビーチから泊まるヒルトン村に入り、フロントを探しました。ヒルトンハワイアンビレッジは、その名の通り客室の入った幾つかのタワーと、かなり充実したレストランやショップでできているちょっとした集落です。入ってちょっと歩いたらフロントはこちらの標識すぐ見つかり、安心しましたが、ちょうどチェックインの始まる14時過ぎだったのでフロントの前は長蛇の列でした…。生けるほうより屍に少し近い気持ちになりました。高いツアーではないので、泊まるタワーがチェックインするまでわからないギャンブルぶりでしたが、部屋指定なしだとだいたいタパタワーになると聞いていたので並びつつもどれがタパタワーだろうときょろきょろしていました。
しかしやっとのことでチェックインし、「はいtomo、あなたはレインボータワーの22階よ」とカードキーを渡されたとき、耳を疑いました。

ハワイのヒルトンといえば、のレインボーの壁画がついたあのタワー…「記憶に間違いがなければ全室オーシャンビューなのですが」と思いながら、屍になっている場合じゃないといそいそとレインボータワーの22階まで上がりました。

というわけで、わたしの記憶に間違いがなかったかその全貌をご覧ください。




オーシャンフロントで22階な上に、ダイヤモンドヘッド側…!!!!!わたしのツアー料金だと、泊まれるレベルの部屋ではないのです。JTBありがとう。

部屋は景色の豪華さに比べるとこじんまりとした感じでしたが、それでもスーツケースで荷物を広げまくっても余裕がたっぷりの十分な広さです。というか前回のハイアットよりも全然広いです。

2つのベッドを使ってやろうと思ってましたが、結局毎日海側のベッドでばかり寝てました。

洗面所のほかにミニキッチンコーナーみたいなのがついてました。

コーヒーメーカーもコーヒー本体も置いてあったので、毎日タダでコーヒーが飲めました。でも1回しか使わなかった…。

その下には小さな冷蔵庫が。ハイアットと違って空っぽで、かなり活用させて頂きました。さっそくマンゴーとカップケーキの箱を収納した図です。

その後ろにはクローゼットがあります。床から生えてるのは金庫です。有料だから使いませんでした。

唯一前回のハイアットに劣る点といえば、バスルームです。狭いのです。あともちろん汚くはないのですが、「清潔感にあふれていてめっちゃきれい!」とはとても言えない雰囲気です。

そしてアメニティがおかれたトレイに、明らかに自分のものではないながーい髪の毛が1本へばりついていて萎えました。そしてこれが「ヒルトンの掃除は甘い」と日々感じさせられる始まりであったのであります。アメニティ自体も化粧品くさくていまひとつでした。

追い打ちをかけるようにバスタブが狭く浅く、シャワーが固定であることにがっくりきました。かなーり使いづらかったです。

でもシャワーの下についているナゾの銀のプレートからヒモが出てきて洗濯物が干せることに感動しました。たぶん水着を干す用だと思うのですが、今回は帰って大量に洗濯するのが嫌だったので、小さいものはちょこちょこ洗おうと思っていたわたしのニーズを一瞬満たしました。しかし実際干してみると全く乾かず、結局毎日クローゼットに干してました。

ベッドの横の机も広々していてイスの座りごこちも最高でした。ノドが渇いていたのに水を買ってくるのを忘れたのですが、廊下に氷もあったのでアイスコーヒーを作って飲みました。助かりました。

JTBのCMで、篠原涼子が目覚めると窓の向こうが全部海…というのがあって「いつかこんな部屋に泊まりたいなあ」とうっとり夢見てました。その夢がかなってしまいました。ふらりと旅に出てあんな部屋に泊まれるようになるには、どれくらい稼げばいいのだ…と思っていましたが、夢をかなえるポイントは、稼ぎじゃなくて運でした。