3日目 その8 かわいいお店巡りとみつばちのあんみつ 京都2013

藤森神社から地下鉄の竹田駅までは15分程度で到着しました。竹田駅からは烏丸線に乗って四条まで向かい、錦市場の裏の通り辺りに広がるかわいい服屋さんや雑貨屋さんを巡ってみました。

古びたビル(階段しかない系)の4階にある、作家さんの雑貨やバッグを売っているhugというお店や

あじさい専門店の花屋さんである、azurなどに行きました。azurはさすが専門店だけあって、お店で売っているのを見たことが無いような色合いの、かわいいあじさいがたくさん売ってました。さすがに切り花や鉢植えを横浜まで買って帰る気にはならず…。せめてドライフラワーでも、とも思いましたが、切り花の方がかわいいよなーうーん…と悩んで結局やめてしまいました。
他にも何軒かお店を見て回りましたが、全部このパターンで、うーん…と悩んで何も買わずでした。見てみたいお店は行き尽くし、あとは食べるところとお茶するところしかない…という状態になりました。数時間前にお茶したばかりなので悩みましたが、今度いつ来れるかわからないから、やっぱり今行きたいところに行っておこうとバスに乗り込みました。

行きたいお店その1はみつばちです。女の子二人が始めた、天草からつくる寒天が売りの出町柳にある甘味処です。この暖簾と朝顔を見ただけで、来てよかったー、と思えるかわいさと華やかさでした。週末の午後とあってお店は大混雑で行列ができていました。せっかくここまで来たので、と行列に20分ほど耐えました。頑張った。

注文したのは、確か一番スタンダードなあんみつです。白玉団子にあん、寒天と豌豆豆とドライフルーツのあんずにたっぷり黒蜜が入ったポットが添えられています。全て自家製のようでした。仕込みが大変そうです。朝も早くから、女子たちがせっせと仕込みして、この可憐なあんみつを作っている光景を勝手に想像して、大切に食べなければとしんみりしました。寒天は昔ながらのハードタイプで、懐かしい気持ちになりました。みつもあんも甘さは控え目、豌豆豆の塩味もやさしい塩気です。ドライあんずは酸味があって、少し甘さと合ってはいない気もしましたが、一緒に食べて味わうものじゃなくて、口直しに食べるものなのかもしれません。全体的に作っている人の丁寧さが伝わるような優しい味でございました。食べた後のお茶がおいしいです。

まだまだ行列は続いていたので、お茶をのんでほっと一息ついた後はすぐにお店を出ました。隣にあったやっほという古道具・家具のお店を覗いてみました。布張りの椅子がかわいくて、これを買えばよかったと後悔しました。値段がだいぶ予算外だったのですが…。

その後はバスに乗って荒神口まで移動し、この辺りにある雑貨屋さんを何軒かのぞきました。裏通りの住宅街にぽつんとあったトリバザールはナチュラルで工芸的な雑貨が並ぶ、とても好みのお店で、しかもこれくらいの値段かな?と思った値段の2割くらい安かったので、かなり時間をかけてじっくりと見て回ってしまいました。

荷物のことを考えると購入したのはこれだけになりました。深めの器はスープだけじゃなくてアイスクリームを入れるのにも使えそう、と思って買いました。それに合わせて手彫りのような味のある茶卓と木のスプーンも。豆皿はジャムやバターをのせるのにいいかなあと思ったのです。全部で3000円はしなかったような。他にも気になるカゴやお皿がたくさんあったので、また京都に来たときは立ち寄ろうと思いました。
日も暮れてきて、そろそろ旅も終わりそうです。最後は鴨川あたりをぶらりとします。