Day4 その3 グランドセントラルステーション、スタバ、マグノリアベーカリー


住宅街の空き地にこんなバラが咲き乱れているブルックリンを後にし、地下鉄でマンハッタンに渡りました。ウイリアムズバーグからマンハッタンへは、ブリッジではなくて海底トンネル的なところを通って渡りました。

そしてやってきたのは、ニューヨークの玄関、グランドセントラルステーションです。駅越しにクライスラービルが見えております。

中に入ってゆっくり見て回ってみます。大きな吹き抜けの空間と高い天井、重厚なつくりながら、ライトグリーンの天井がええ感じに軽さを与えてくれている気がします。好きな色なのでなおさらええ感じです。ヨーロッパの重厚な建物とは、一味違った印象のつくりでした。人はひっきりなしに通っていました。

よく見ると、天井には星座的な天井画が描かれていました。窓のアーチがクラシカルで良いです。

よく見るととても繊細なレリーフが施されておりました。レースのような彫りで素敵です。

ぶらさがっている照明も、ふつうのものと違う細かいデザインが施されていて、空間にしっくりなじんでいます。でもクラシカルというよりは、北欧っぽいかも?

緑の窓口的な有人の切符売り場にはめ込まれている枠も、きちんとデザインされていて、クラシカルで素敵なのです。

吹き抜けのバルコニー的なところに、むき出しのアップルストアがありました。人がたくさんいて、賑わっておりました。クラシカルな壁に貼り付けられたアップルマークを撮る人が続出しておりました。本場のマニアさんたちでしょうか。

さて、グランドセントラルステーションに来たのは、美しい建物を観光するだけの目的ではありませぬ。地下フロアのイートインスペースにある、マグノリアベーカーリーに行くことが最大の目的なのであります。地下の薄暗いショップが並ぶエリアで、ぐるぐる回って無事お店を見つけることができました。ショーケースに並んでいたのは、チーズケーキです。色とりどりのフレーバーがたくさんあり、カップケーキじゃなくてこちらを食べたくなってきてしまいました。上にはシフォンも並べられています。

さんざん悩んで、ラスト1個だった種類のカップケーキを買いました。袋のロゴかわいいです。こちらのロゴにもライトなグリーンが使われています。アメリカではこのカラーが人気なのでしょうか。

購入したのはピスタチオ&アールグレイです。フロスティングがほんのりブラウンで、ピスタチオはトッピングだけのようでした。食べてみると、まずアールグレイがふわっと香り、そのあとフロスティングのじゃりじゃりとピスタチオの香りがやってきます。激甘とのうわさを聞いており、確かに甘い甘い脳につーんとくるような甘い味でしたが、味や香りは意外と繊細にできていて人気が出るのもわかりました。Georgetown Cupcakeのものと比べると、まず全く酸味がないし、じゃりじゃり感もとても強かったです。正統派甘いものが好きな人は、こちらの方が好みと思われます。自分はどちらも捨てがたいです。。。

地下にもイートインスペースがあったのですが、薄暗くて楽しい気持ちにならなそうだったので、外に出てぐるっと回ったときに見つけたスタバに入ってしまいました。小さいお店でしたが、立ち飲みだけのスペースなどのハズした内装にしておらず、ふつうにイスやテーブルが並んでいたので安心して中に入りました。しかし最後にレストルームに寄ろうと場所を聞いてみると、「ごめんね、ここはレストルームが無い店なんだ」と店員のお兄さんに申し訳なさそうに謝られてしまいました。「グランドセントラルの地下にあるよ」と教えてくれましたが、そこは今来た道…。戻る気も失せてあきらめました。しかしこのスタバに限らず、NYにはレストルームを用意していないお店が結構あるので注意が必要なようです。パリではトイレに行きたかったらカフェに入るのが定番ですが、NYではそのルールは適用できないようであります。
次は最後にマンハッタンでちょっぴり買い物をし、ブルックリンにもどります。