Day3 その3 アンティークなベーカリーカフェ、ビーズ、猫


行列のblue bottle coffeeをあきらめてさらに真っすぐ道を進み、Bakeriというカフェまでやってきました。ネイビーくらい濃い青に塗られた店先からしてかなり好みな感じでした。しかし、歩きまわって今すぐにでも座りたい状態なのに、こちらも行列が店の外にまであふれていました…。さらに移動する気も起きなかったため、仕方なく列に並びました。割と人は袋を抱えて次から次へと出てくるので、行列しているのはお持ち帰りで、お店の中は実は空いてたりするのかな?と思って中を覗きこんでみると、予想通り小さなお店の中に、誰も座って無い大き目なテーブルが置いてあるのが目につきました。でもお持ち帰りとイートインでレジが分かれているということも無さそうだし、イートインの客を案内してくれるような人も見当たらず、システムがよくわからなかったので大人しく列に並んでいました。

ショーケースの上にはノルウェーのお祝いケーキが飾られていました。かわいいようなこれでお祝いされるのは地味なような。お店のオーナーの女性が北欧出身だとどこかのインタビューで見かけたのを思い出しました*1
アルミのような紙に包まれたサンドイッチが収納されている棚を見つけて、食べたいなーと思いましたが、小さな字で書かれたポップを凝視しても、何かわかったのがハム&チーズときゅうりと何かだけでした。ようやく自分の番がめぐってきたので、唯一わかったハム&チーズのサンドイッチとコーヒーを頼み、イートインしたいんだけど、と言ってみました。水色のつなぎを着た店員のお姉さんはニッコリ笑って、OK、どこに座る?と聞いてきたので、レジの正面にあった6、7人は座れそうな少し大きめのテーブルの中の1つのいすを指さしました。わかったわ、じゃあ、あそこで待っててね、と言われたので、お金は後払いで良いのかな?と思いながら席に着きました。

行列はそれからも途切れることはなく、店員さんたちはバタバタと忙しそうに動き回っており、コーヒーの到着まで15分は待ちました。が、やってきたコーヒーカップやお皿がガーリーなアンティークテイストでどストライクだったため、待たされたことはすぐに忘れて幸せな気持ちになれました。しかしコーヒーは、よくあるアメリカンコーヒーのように味は薄く酸味が強い、あんまりおいしくないコーヒーでした。でもこのアルファベットのマグカップ…どこかのお店で見て、荷物になりそうだからあきらめたけど、やっぱりかわいい…ほしい…買おう…と決心するまでに至りました。どこだっけ?FISHS EDDYだったけかな?と思いを巡らせていると、サンドイッチがやってきました。

紙につつまれていたサンドイッチの包みをはずして、そのままお皿にのせただけだと思われる盛りつけです。お皿はかわいいのですがちょっとワイルドな見た目。一口目はパンがぱさぱさに乾いていて失敗したーーと思ってしまいましたが、食べ進めているとパンはふわふわなだけではない、ちゃんと味のあるパンでおいしかったです。ハムとチーズもパンに対してたっぷりはさまれていて、ジューシーでボリュームがありました。レジの正面のテーブルだったので、ずっと店員さんが忙しそうに動き回る姿が視界に入っていましたが、同じテーブルに座る人が他に現れず、ゆったりと過ごせてしまいました。

ゆっくりコーヒーを飲んだ後トイレに行くと、奥に個室のようなテーブル席があることに気付きました。天井や壁かけのお花、つり下げられた鏡がアンティーク&ガーリーテイストでとてもとてもツボでした。この席に座っているお客さんたちも、みんなガーリーでかわいくて、この空間にとってもハマってました。次に来た時は、ぜひともこちらの個室でお茶をしたいです。

コーヒーもほどほどに飲んで、疲れも癒えたので、さあ、お会計して再びウィリアムズバーグぶらり散歩をするぞ。と思ったのですが、あれ、お会計はどうすれば…と悩みました。レジは1つしかなく、伝票などというものもなかったのでテーブルにお金を置いていく系でもなさそうです。仕方なく、注文時と同じく行列に並び、自分の番がめぐってくるのを待ちました。アンティークなショーケースの中には、かごやケーキドームでディスプレイされたパンやクッキーが並べられており、どれもかわいくてうっとりしていました。すると注文した時の店員さんがショーケースの中から外に出てきて、「lady、あなたは並ばなくていいのよ!」と声をかけてくれました。どうやらイートインを利用した人は行列をスキップできるようなのでした。すぐにお会計をしてくれて、手描きのありがとうがかかれたレシートをニッコリしながら渡してくれました。心がほわっとした気持ちになりました。

レシートにはお店のユニフォームである、キュートな水色のつなぎのイラストのポストカードも添えられてました。つなぎかわいい。コーヒーはあんまりでしたが、サンドイッチはおいしかったし、店員さんはとても感じが良いし、何よりもお店のインテリアがかわいいので、自分もいつかこんなお店ができたら良いなーと妄想したとです。

お店を出たあとは、地下鉄の駅の近くをぶらぶらしました。NYのビーズはどんなかな?と思ってBrooklyn Charmに立ち寄ってみました。結構じっくりとお店を見てまわりましたが、特にこれといったものもなく、全体的に高かったです…。やっぱりビーズはパリで買うべきのようです。

倉庫のような店内に、ピンからキリまでのアンティーク品がならんでいるBrooklyn Junkにも寄りました。掘り出し物、ないかなー?とこちらもじっくりと食器やインテリア小物などを見て回りましたが、残念ながら掘り出せず。でもこういうお店で宝探しするのは楽しいです。
だいたいウィリアムズバーグの有名なお店は巡れたので、そろそろ移動しようかな…と地下鉄の駅に向かっていると、人だかりを発見しました。なんだなんだ?と思い人だかりをのぞきこんでみると

おおおおーーー!NYのねこでした!手!手!かわいいーーーーーーねこかわいいーーーと興奮して写真を撮ってると

ぬーん。檻の奥から鋭い眼光をあびせられました。はしゃいですいません。猫さんすいません。とさんづけで呼ばねばならない気持ちにかられました。横にあるファンシーなぬいぐるみが何ともいえないたたずまい。
猫さんとのふれあいも満喫したところで、次はマンハッタンに移動して、新しくて有名な観光地を観光します。

*1:Cafe Sweetsじゃなかったか