Day2 その2 カップケーキ、ハート、水玉、ボーダー、ワンピース


しとしとと降っていた雨が小ぶりになり、傘はささずに5th Ave.をダウンタウン方向に下って歩きはじめました。最初に立ち寄ったのは、キッチンやテーブルウェアのセレクトショップwhiskです。真っ赤なキッチンエイドとか、シノワ柄の水筒とか、大きな花柄が入ったアメリカンなデザインのエプロンとか、カラフルなものがたくさん並んでいて早くもテンションがあがりました。ここでしか買えないようなケーキ型があったら、荷物になるけど買ってしまおう!とウキウキ見ていると、めちゃさわやかでナイスガイな店員さんに話しかけられました。しかし3行くらい一気に話してくるので、何を言っているのかさっぱり聞き取れません。旅行英会話の本で店員さんの第一声といえばMay I help you?ですが、そんなわかりやすい英語は、誰も言ってこないんでした…。頑張って聞きとろうと試みましたが、いや、ここはアメリカだから、はっきり言った方が話が早いだろうと思いなおし、「ワタシエイゴワカリマセン」と言い放ってみました。ナイスガイは「OK、気になるものがあったら質問して」とさわやかに言い、去ってくれました。

ケーキ型はノーマルなものしかなく、合羽橋のほうが充実しているなーと思ったのでやめて、チェック柄と千鳥格子柄のかわいいカップケーキ紙型を買いました。この色合いだとおいしそうに見えるかどうかはわかりませんが、かわいいのでつい…。2つで5ドルくらいでした。何を焼こうかな。

さらに下ってFISHS EDDYまでやってきました。テーブルウェア、主に食器を扱っているお店で、ここもかなり来たかったお店であります。グリーンで統一されたショーウインドウがかわいくてうっとりしました。

中に入ると、ラフな感じに食器が陳列されており、コーナーごとのディスプレイもとてもかわいかったのです。ここはシンプルな白い食器が並べてあります。プチタジン型皿?がかわいすぎます。何に使うんんだろう。

グラスや保存容器も壁一面に。気になるものがたくさんありすぎて、どこから見て良いかわからなくなります。

ヴィンテージのお皿を扱っているコーナー。ここは欲しいものがたくさんあったのですが、これ!と思うブツがあって持ちあげてみたところ、重い…。他にも何枚か持ちあげてみましたが、お皿が1枚1枚がとても重い…。頑丈で良さそうなのですが、こんなものを何枚も買っていたら、あっという間に重量オーバーしてしまう…と思いあきらめました。アメリカの人は、みんなあんな重いお皿を使っているんだろうか。

1時間近くもお店を丹念に見て回りましたが、結局購入したものは2つだけでした。1つ目は、このハートの紅茶用ストレーナーです。5ドルくらいでした。閉じるのが欲しかったのですが、日本ではだいたい1000円以上したので、安くて良いかなと思い。主にほうじ茶を飲むのに使ってます。

もう1つは水玉のクロスです。この水玉のシリーズは本当にかわいくて、ボウルや陶器のグラスを最後まで買おうかどうか悩みました。でもやっぱりどれも重いので…あきらめました。1つだけでもと思い、一番荷物にならなくてよく使うクロスにしました。しかしかわいいので使えない…

fishs eddyを出てからは、すぐ目の前の通り沿いにあったmadewellなども見てみましたが、何か値段に納得できず何も買わずでした。ベーシックなデザインを、組み合わせでひとひねりしたコーディネートというのがとってもツボにはまるのですが、シャツ1枚110ドルとかは無いなあ…と思いやめました。こんなものがこんな値段?と思ってしまうのはJ.CREWの妹分だから仕方がないのか?

madewellのすぐそばにある、日本未進出のanthropologieものぞいてみました。かわいくてまあまあ好みなのですが、ベーシックよりながらも、派手な色やクセの強いデザインのものが多く、日本に進出していない理由がちょっとわかります。

奥のインテリアコーナーがかわいかったです。この色合いは、なかなか日本では見かけない組み合わせです。

特に何も買うつもりはなかったのですが、地下の部屋着のコーナーがお手頃でかわいかったので、下にレースがついたボーダーのトップスを買いました。ジャケットの下から見えるとかわいいかなーと思って。部屋着ではなくて外に出る時に着ておりますが、部屋着だけあってラインが少し悪く、若干太って見えます。でもさすが着心地はいいです。レジで現金を出したら、念入りに調べられました。

さらに下って、古着屋などものぞいてみましたが、特に収穫はありませんでした。疲れたのでちょっと休みたいし甘いものがほしい…と思い、NYで流行っていた?いる?フローズンヨーグルトのお店、16handlesに入ってみました。ここはまずベースとなるフローズンヨーグルトを選び、ソースやトッピングを好きなだけ盛って、グラムで値段が決まるという仕組みとなっておりました。チョコレートやへーゼルナッツなどのフローズンヨーグルトには何か抵抗があり、グレープフルーツとメロンというヨーグルトとの組み合わせが自然なものを選んで、フルーツとシリアルだけのせてみました。これで5ドルくらいでした。ちょうどお店に居合わせたアメリカのJKたちは、どぼどぼチョコレートソースをかけたりカラースプレーを盛っていたりして派手派手だったので、自分のかなり地味だなーと思いましたです。フルーツの味や香りはケミカルだけど、グレープフルーツのほろ苦はちゃんと感じられて、のどごしもよくておいしかったです。でも何度も食べたくなる味ではないかな…

少し休んでリフレッシュしたので、また歩く気力が湧いてきました。地下鉄でロウワー・イーストサイドまで移動してきました。この辺りは以前は移民街で、治安があまり良くなかったエリアです。今はそうでも無いようですが、街の雰囲気はさっきまで居た5th Ave.沿いとはがらりと変わりました。

Essex St.をてくてく歩いていたら、スニーカーがぶらさがってました。

この通り沿いには、ガーリー系のセレクトショップがなぜか寄り集まっています。それを目的でやってきたのですが…ellenにやってきたら閉ってました…。ちょっとショック。

気を取り直してMint Julepまでやってきました。こちらは営業していたのでほっとしました。アン・ハサウェイみたいな雰囲気の店員さんが、ガーリーでとても好みなインディーミュージックをかけてました。これ、何てミュージシャン?と聞いてみたかったのですが、試着とレジだけでいっぱいいっぱいで聞くのを忘れてしまいました。覚えていても伝わる英語が話せるかあやしい。

白い襟でプリーツの入った黒いブラウスも気になったのですが、ワンピースとしてもチュニックとしても着られそうなこれを買いました。青とオレンジという、補色を組み合わせちゃうのがアメリカっぽいです。トレンチの下からチラっとさせるのがかわいのではと思いましたが、寒いのでやっていないのです。前はしめたい。
次はSOHOに移動して、引き続きぶらりショッピングをします。