Day2 その1 ブリトー、雨、カフェオレ、フラットアイアンビル


2日目の朝は、体は疲れていたけれど、7時に目が覚めてしまいました。朝食のお願いの電話をして、1階のサロンへ。素敵なリースが飾られておりました。

朝ごはんはブリトーでした。中に野菜とチーズがたっぷりつまっています。これから先の日々は甘いものつづきになることが予想されたので、野菜たっぷりでうれしかったです。味つけは優しく控えめで、日本人好みでした。

添えられた水菜のサラダにかけるドレッシングが並べられておりました。どれもおいしそうで迷いましたが、バルサミコ・ヴィネグレッドを選択してみました。しっかり酸っぱいながらも、マイルドでおいしかったので、スーパーで見かけたら買ってみようと思いました。

朝ごはんの後は、昨日買っておいたCHOBANIのマンゴーを食べました。脂肪分2%。2%なのにやっぱりヨーグルトが濃厚で美味しいし、マンゴーもぶりぶり入っててかなり幸せなおいしさでした。
昨日、寝落ちしながら、明日はハイラインを観光しよう…と思っていたのですが、雨がしとしとと降りだしました。ハイラインの植栽を眺めながらゆっくり散歩を楽しむには、やっぱり雨じゃない方がいいなあ…と思ったので、急遽目的地を変更することにしましたが、ネットやガイドブックをくるくる見ていても、いまいち行き先が決まりません。せっかく7時に起きたのに、9時になろうかという時間になってしまったので、行きたかったカフェでお茶しながら悩むことにしました。

そして地下鉄に乗ってやってきたのは、28丁目駅の近くにあるStumptown Coffee Roastersです。ポートランドが本拠地のロースターのようです。Ace Hotelというオシャレ極まりないホテルにくっついていて、ここで買ったコーヒーをホテルのロビーに持ちこんで飲むことができるのです。流行りのサード・ウェイブ系コーヒーと、ホテルの空間も体験してみたかったので、ここに来ました。外は結構強い雨が降っているのに、10人程度もの人が並んでいました。大人しくじっと列に並びました。すぐに自分の後ろも行列になりました。たまたまかもしれないですが、店員さんが全員女子でした。おそろいのパナマ帽をかぶってテキパキコーヒーを入れていて、何かかっこよかったです。

レジ近くまで来ると、ショーケースがあり、そこに大好物な甘いものがたくさん並んでいることに気付きました。ドーナツ!食べたい〜〜と思いましたが、さすがについさっき朝ごはんを食べたばかりだったので、我慢しました。

15分くらい並んで、ぽってりした茶色のかわいいカップ&ソーサに入れられたカフェオレを受け取ると、つながっていたAce Hotelのロビーに入りこみました。広々とした空間にアメリカンサイズのソファがたくさん並べられており、居心地よさそうです。PCを持ちこんで仕事する人向けのデスク席もありました。

上の写真はだいぶ明るく補正してみましたが、この写真の方が実際の明るさに近いです。カフェオレはなみなみと注がれていたので、こぼさないように、おそるおそる席を探しました。

奥の方の大きなソファ席の空きスペースを見つけましたが、そのソファの入り口付近で、キャップをかぶったオシャレなお兄さんがマックを操っていました。通してもらうための英語について検討していると、お兄さんが気付いてくれて、ニコっとして「ここに入る?」と言いながら、立ちあがって奥の席に通してくれました。検討して何も思いついてなかったので、助かりました。
ほんのりとしか明るくない照明の下で、美しいラテアートをじっくり眺めながらラテを飲んでみました。しっかり香ばしいコーヒーの香りが鼻に抜けていき、ふわっとしたミルクのあとに、キリっとした苦みが伝わってきました。おいしいだろうとは思っていましたが、予想以上においしくて感激しました。
雨はやみそうになかったので、ハイラインはやっぱりやめて、今日はこの辺りをふらついてみよう…と決心した頃、ソファの入り口にいたお兄さんに、何か話しかけられました。聞き取れなかったのできょとん顔をしていると、もう一度話してくれて、今度は「ちょっと席をはずしたいんだけど、マック見ててくれない?」と言ってることがわかりました。お兄さんは、こちらがまさか英語がわからないVisitorだとは思っていなかったようで、「OK」と言った後でも「意味わかるかな?大丈夫かな?」と不安そうに尋ねてきました。「ワタシ、コレ、ミテル」と拙い英語で言うと、多少不安そうな表情を残しながらも、やっと立ちあがってどこかに行ってくれました。そろそろここを去りたかったけど、この席に座らせてくれた恩を返すくらいの時間はいいか…でも早く帰ってきてくれ…と願いながら、スマフォの地図を見ていました。7,8分くらいしてふと気付くと、いつのまにお兄さんは戻ってきてました…。特にお礼を言われることもないのか…と思いながら立ちあがり、入ってきたときと同じようにお兄さんにも立ちあがって通してもらい、お店を出ました。

お店を出て、また28丁目の駅から地下鉄に乗り、隣の23丁目の駅で下りました。体力を温存するため&フリーパスを有効に使うために、1駅分でも地下鉄に乗ってみました。すぐに電車が来てくれたのでよかったです。23丁目の駅から地上に出ると、すごく雰囲気の良いビルが目の前に建ってました。回りは現代的な高層ビルばかりなのにアナログテイストでええ感じです。何のビルかはわかりませんが、とりあえず写真を撮っていると、回りにいた数人の観光客らしき人が、自分が出てきた方向に向かってカメラを構えていることに気付きました。

何かあるのかなーと振り向いてみると、フラットアイアンビル!でした!おおー、こちらの方が有名じゃないかー。とパチリと撮ってみました。先端はかなり細くシャープで、人が一人が両手両足を広げて立てるくらいのスペースしかないんじゃないかと思いました。本物はやっぱり迫力があって、生で見られて満足です。

ビルの足もとはこんな感じです。1階には携帯電話会社のサービスステーション的な店舗が入ってました。ソフトは日常的だけどハードであるビルが非日常な件。

少しだけ歩きをすすめて、5th St.まで来ました。あの有名な5番街ともちろんつながっているのですが、朝食を的な位置よりも、少し南下している位置です。次は通りを傘をさして散歩しながら、この辺りにある気になるお店をのぞきます。