やっぱり、ニューヨーク暮らし?

やっぱり、ニューヨーク暮らし。 (集英社文庫(日本))
旅先を決めると、行き先の都市名の入った本をやたら買ってしまう癖がございます。蔦谷書店で発見したこの本、暮らすことを妄想できて楽しいかも、と購入してみたのですが、不安いっぱいでニューヨークにやってきたエピソードが書かれた1つ目のエッセイから始まったのに、2つ目のエッセイが、いきなり数年住んで次のアパートを探す話だったので初っ端から「んんん?」と思ってしまいました。風景の描写もなんか薄く、正直読んでいても、ニューヨークで暮らしたいとは残念ながら思えませんでした。タイのアイスティーには何が入っているかわからないけど、ふつうのアイスティーと違うことだけはわかった。とかあっさり書かれていたのも薄かった。食べることに執着があるので、食べ物の描写がうすいと許せないものであります。