桂三度の落語の会に行ってきた


桂三枝改め文枝に弟子入りした、世界のナベアツ改め桂三度の落語の会に行ってきました。場所は渋谷のシアターDです。昔、仕事で行ったことがある*1のですが、その時とは違う場所に引っ越していたので動揺しました。100人入ればいっぱいになりそうな小さな会場には、コンパクトなパイプいすが並べられていて、再び動揺しました…。明らかに座面が小学生低学年サイズ。見ている間体が痛くなりました。世界のナベアツのファンというよりは、ジャリズム時代から引き続きのコアなファンと思われる皆様も、腰を痛めて休憩中に腰を叩いている方が続出しておりました*2
写真は落語前に小ネタとしてやっていた、数十年後の桂三度一門の紹介です。名付けのセンスがすごおもしろすぎる。落語の前から腹を抱えて笑ってしまいました。

肝心の落語は、一番最初に師匠のネタ*3を1つやり、後5席は三度さんの創作落語でした。師匠のネタは子供の塾の宿題ネタで、ちょっと間抜けなお父さんの物悲しさで笑う、みたいなアンジャッシュがやりそうなやつでした。落語って、爆笑する、というよりは、一人で複数の人物を演じたり、よくそんなセリフを覚えられるなーと素直に感心できるような職人技を披露する芸というイメージが強いです。この師匠のネタは、そのイメージを裏切らない話でした。算数の問題をそんなに暗記できてすごいなー、とか。

でもその後の三度さんのネタは、そのイメージをちょっと壊すものでした。もともとコントのネタだったものを落語の焼き直したものなどでは、久々にサイコな鐘さん見ることができました。そのほかのネタもサイコテイストが入っているものばかりで、最後の替え唄のネタなどは、秋田ですごくウケた、とハードルをあげられていたにも関わらず、泣くほど笑いました。その前にやっていたR-1向けのネタよりも、こちらをなんとか3分にして、R-1用にしたらええのに。と思ったほどです。


ためらわずチラシを四つ折りした結果、顔に折り線が。

R-1もいいけど、ちょっと落語のイメージを壊すような三度さんの創作落語を、NHKの落語番組などで見てニヤニヤしたいです。次回は10月にあるようなので、チケット発売日に日本にいないような気がするのですが、頑張って取ってまた行きたいなーと思ってます。

*1:仕事のスタンバイ場所の目の前で入江さんが女子をナンパしていたのが思い出深い

*2:そのせいか休憩後に三度さんから腰をいたわる発言あり

*3:落語はネタっていうのか??