パリを思い出す溜池山王のカンティーヌ アリ・バブのランチ


溜池山王周辺をぶらぶら歩いているときに、Cantine ALI-BABというお店を発見しました。グレーと赤という個性的な色合わせの外観で目をひいたのですが、なんかとってもフランス的センスだな…と思ってのぞいてみると、とても雰囲気が良さそうでした。後日ランチに訪れてみました。ランチはメインに飲み物とパンがついた900円のコースと、それに前菜とデザートをつけられる1260円のコースがあります。一度900円のコースも頼んでみましたが、1260円の方が圧倒的に満足できるので、それ以来ずっと1260円の方を選んでいます。前菜は3種類ありましたが、この日はキャロットラぺを選びました。もうちょっと酸っぱい方が好みですが、塩気がきいていておいしかったです。前菜と一緒に出てくる田舎風パンも自家製のようです。ハードすぎず食べやすかったです。

ランチのメインはたくさん種類があって迷いますが、マッシュポテトが食べたくてアッシパルマンティエを選んでみました。ひき肉とマッシュポテトを重ねて焼いてあるので親しみのある味かと思いきや、ハーブがきいていて異国で食べているような味付けでした。お店の中も、パリのレストランの香りがとてもしているので、フランス人がたくさん訪れる理由もわかります。

デザートはチョコレートムースを選びました。濃厚なチョコレートの味がします。量は少なめですが、ランチにはちょうどよいかも。

飲み物はエスプレッソとコーヒーと紅茶だったかな?いつもコーヒーなので紅茶があったかどうかよく覚えてません…。コーヒーは香りも苦みもしっかりあって、濃厚なチョコレートムースとぴったりの味でした。夏でもホットしかないのがきびしいですが…。そしておまけのミニカヌレがとてもうれしいです。カリもち感がちゃんとあって、パリで食べたカヌレを思い出します。

その次訪れたときの前菜は、フレッシュなグリーンサラダにしてみました。ドレッシングも自家製っぽくておいしかったですが、やっぱりもうちょっと何かのっている方がうれしいかも。

この日のメインはまたもや悩みながらも、豚肉のマスタードソースを選びました。豚肉は柔らかくて食べやすかったし、なんといってもぴりりときいたマスタードソースに程よい酸味があって、自分にツボすぎる味でした。おいしかった。

デザートはブリュレにしました。このブリュレが、びっくりするほどおいしかったです。表面のかりかり部分と、中のとろりとした部分のメリハリがとてもきいていて、このブリュレとコーヒーだけでも毎日食べにきたいと思ったくらいです。ちょっと忘れられないおいしさでした。

コモリーヌが上海からやってきたときも、こちらのお店に一緒に行きました。前菜はスープにしてみました。にんじんのポタージュです。あつあつで、野菜の味が濃厚でした。どろりとしたタイプで好みです。

メインはクスクスです。パリはアフリカからの移民が多いので、クスクスは良くパリで食べられると聞きました。オリジナルのクスクスがどういう味かわからないので本場通りの味かどうかはわかりませんが、淡泊なクスクスに、トマトのスープがしっかりきいてなかなか好みの味でした。野菜もたっぷりでボリュームもあるところも良いです。

デザートは珍しく、洋梨のクリームがはさまったダコワーズがあったので、迷わず選びました。しっかりした甘さながらも洋梨のフルーティさがきいていて、コーヒーがとてもおいしかったです。最近は節約生活のためなかなか外食できませんが、外ランチしなければならない時には迷わず行きたいです。