4日目 その3 奈良で大仏を 京都・奈良2011


2月堂の山から下ってきた後は、奈良に来たらやっぱりはずせない大仏に会いに行きます。中学生の時の修学旅行以来の大仏殿でしたが、入ってから大仏までのアプローチは、なんとなく見覚えがあり、遠い記憶を呼び起こしました。

正面に見えるのが大仏殿です。修学旅行生が手前にたくさん並ばされていました。クラスごとに数十人ずつ入って・説明され・出てを繰り返してました。あんな風に一切の自由もなく、時間で区切られて鑑賞しているだけだと、なかなか心に残らないだろうなーと思ってしまいました。

大仏殿の横には、とても広くて美しい芝生の庭がありました。これは記憶になかったですが、ただっ広さに目を奪われました。大仏が庭で和むのを想定した広さなのでしょうか。

修学旅行生の合間をぬって大仏殿に侵入。いたー!デカー!その次にきた感想は、「わー!後ろ大仏観覧車やー!大仏観覧車背負ってるー!!」でした。

ろうそくの炎がゆらゆらと揺れてました。ドイツ旅行に行った時にいろいろな教会をめぐったとき、どこの教会でもろうそくの火がたくさん揺れていたことを思い出しました。

手前に置いてあったつぼに、青銅のちょうちょがついてました。かわいいです。こんなのがあったのですね。

大仏の後ろに回れたので、観覧車をよく見てみようと先に進んでみたら、後ろに強面の彫刻が控えてました。運慶的な名前を付けられていそう。大仏さまが結構ふくよかでシンプルな造りなのに対し、こちらはかなり神経質に彫られてます。

もう片側にも運慶的な人がいました。なんか校倉造っぽい小さな建物を手にしております。大仏の大きさにはかないませんが、この人たちも相当にデカイのであります。

サイドから見てみると、手の所作がとても美しいです。指もきれい。

そしてこの位置から大仏観覧車がじっくり鑑賞できました。たぶん後光を表しているものと思われますが、神々しくもおもしろかったです。そして手前の青銅のハスの花もかわいかったです。
なかなか細かい発見はありましたが、大人になってから自分のペースでゆっくり鑑賞しても、それ以外の感想が中学生の頃と全く変わらないので入る前の修学旅行批判は何なの自分、と我ながら思いました。
次は大仏殿を出て、東大寺の境内をふらふら散歩します。