1日目 その4 霊鑑寺で紅葉を 京都・奈良2011
おいしいコーヒーを飲んで和んだ後は、再び紅葉狩りです。東山三条からバスに乗り錦林車庫前で下りました。この辺りは法然院や哲学の道などがあるので時々来ていましたが、霊鑑寺のことは全く知りませんでした。
この旅では、今まで行ったことがない場所に行くと決めてましたが、紅葉がきれいだと言われている常寂光寺、宝筐院、祇王寺とかの嵐山のお寺も、高桐院、光悦寺、源光庵とかの鷹峯あたりのお寺も、曼殊院、修学院離宮、圓光寺などの一乗寺あたりのお寺も、蓮華寺とか大原のあたりのお寺も行ってしまってたので、これ以上行ったことのない紅葉狩りができる場所なんて見つかるのかな…と思っていましたが、見つかってしまいました。行っても行っても行ったことがない場所が見つかるなんて、やっぱり京都はすごいどす。
苔むした庭にかわいい赤い実をつけたカラタチバナ?がお出迎え。
紅葉はもう少しといったところですが、よく手入れされてる庭がとっても美しいです。
庭の階段を上がって振り向いたところ
階段の途中にもかわいい赤い実が植えられていたので必死に撮っていたら、後から来ていたご夫婦を詰まらせてしまってました…。スイマセンスイマセンと謝ってどいたのですが、「いいのよ、ゆっくり撮ってね」と奥様が言ってくれたので、なんて優しいんだと感動しました。自分もおっさんの三脚カメラマンが道をつまらせていたら、舌打ちしないで優しく見守ろうと思いました*1。
今まで霊鑑寺のことに気付かなかったのは、いつでも参観できるわけではないことが原因と思われます。特別公開期間は春と秋のそれぞれ1週間程度しかないのであります。実は、どちらかというと紅葉よりも椿の美しく咲くお寺として有名なので、紅葉よりも椿の存在感がすごいです。白い椿が散ってます。
真っ白い椿は緑の上で映えます…
上まで上がってきました。紅葉している木もありますが
やっぱり椿の方が目立ちます。
小ぶりの椿です。かわいい。
紅葉している大きな木もありましたが
やっぱり椿のほうが…これはなぜか地面に倒れこんでます…。
落ち葉の色は茶褐色で美しくはないですが、緑の上で映えてます。
斜面には圧巻の散り椿です。
ぐるっと回って下まで下りてきました。
下は少し薄暗くなり、樹木もどことなく幻想的な雰囲気です。
近くにあったベンチ?に並べられた謎の物体たち。現代アートのように並べられている。
椿のあしらわれ方がかわいい。
だんだんこのお寺の公開期間が短い理由がわかってきました。舗装された散歩道以外は、全てきれいに苔むしているんです。この美しさを保つのは大変だろうなーと関心しました。
階段もきれいに苔むしています。
最後にこの渡り廊下をくぐって庭の散策は終わりです。
最後に書院に上がってゆっくり庭を眺められます。
さっきくぐったのは、この写真の向かって左に見える渡り廊下です。
それほど人もおらず、ゆっくり自分のペースで鑑賞することができました。縁側に座って、きれいな庭を眺めながらゆっくり休むこともできます。京都でいちばん人が多い日でも、こんな風に過ごせる場所があるなんて感激です。でも30種類以上も植えられているという椿がとっても気になるので、次に来る時はぜひとも春に来たいです。天然記念物の日光椿を生で見たいよ!!
紅葉を見に来たのに椿の思いを馳せた後は、またもや穴場の紅葉名所を狙ってお隣のお寺に参ります。
*1:思っただけかもしれない