1日目 その3 喫茶feカフェっさでおいしいコーヒーを 京都・奈良2011

南禅寺を出て蹴上駅に戻ると、続々と観光客がやってきてエスカレーターで行列を作っておりました。早いとこ、ここを去ろう…とサッと地下鉄に乗り、隣の東山で下りました。

シャッター下りまくりの少し薄暗い古川商店街を抜けて、少し小道に入ったところに目的の喫茶feカフェっさはありました。六曜社の息子さんが始められたお店らしいです。かわいい店構えです。

店内も絵本や温かみのある雑貨が飾られており、どことなくかわいい雰囲気です。

でも全体を見通すと、カフェと言うよりは喫茶店と呼びたくなる雰囲気が漂っているのです。カフェよりも時間の流れがゆるゆるしていて、何時間でも本を読んでいさせてくれそうな感じというか、コーヒーの匂いがいつもふんわり漂っているような感じというか。

コーヒーメニューの充実度は予想通りでしたが、食事メニューは予想よりは豊富でした。サンドイッチやパスタの他に、ハヤシライスやオムライス、グラタンなんかもありました。いつもだったら迷わずパンメニューにしますが、新幹線の中でサンドイッチを1個を食べたきり何も口にしておらず、結構お腹が減っていたため、パスタを食べることにしました。喫茶店のナポリタン…とも思いましたが、おすすめメニューのクリーム明太子スパゲティに挑戦してみることにしました。

クリーム明太子スパゲティがやってきました。パスタが太目でボリュームがあります。味は…まあ普通でした。料理上手のお友達がさっと作ってくれた風です。もう少しクリーミーだとうれしかったかも。

ブレンドはふつうに頼んでも400円とお手頃なのですが、パスタに250円プラスしてセットにできました。ブレンドは浅煎り・中煎り・深煎りと選べます。もちろん深煎りでございます。なみなみと注がれたカップがやってきた瞬間から、コーヒーの香りが辺り一面に広がって幸せな気持ちになれました。香りをくんくん匂って癒された後、コーヒー口にふくんでみました。しっかり苦いのに、後味がすきっりとしていて舌に何も違和感が残りません。二三味珈琲を飲んだ時も同じように思ったことを思い出しました。ほんとにおいしいコーヒーは、後に何の苦みも残さないのかもしれない。

コーヒーを飲み干すと、かわいいメッセージが見られます。もう1杯飲みたくなります。

京都に住んでたら本を読んで何時間も過ごしたくなるようなお店でしたが、贅沢に時間を使えないため、さらなる紅葉狩りにまいります。