1日目 その2 南禅寺の方丈庭園で紅葉を 京都・奈良2011


方丈庭園もなかなか混んでました。500円払って中に入り、いちばん最初に目に入って来たのがこの庭です。

ところどころに石が配置される枯山水とは少し異なり、樹木と石を一つのまとめ、余白を楽しむスタイルらしいです。

樹木の方のにフォーカスしようとしたところ、赤い実のかわいさに目を奪われたのでこんな隙間写真に。

余白側から見たところ。向こうに見えるのは東山です。

続いてはプチ方丈庭園の如心庭です。ベーシックな枯山水スタイル。

イチョウの黄色と宇宙な感じの石の組み合わせが不思議に美しくて撮ってみました。

建物と建物の隙間空間も無駄にしない、巧みの庭技でございます。やっぱり有料であれば、これくらい枯山水を連発してほしいものです。しかしさすが南禅寺、これだけでは終わりません。

廊下を進んで六道庭の方へやってきました。こちらは緑いっぱいです。紅葉した木も目立ってきます。有料だから人が少ないかなーと期待してみましたが、もちろんそんなことはなく次から次へ人がやってきました。だから実はここまでも、あんまりゆっくりは鑑賞できておりません。

正面までくると苔むした様が美しい六道庭を眺められました。苔美しい…

上の上の写真で人が密集したあたりまで行って振り向くと、六道庭のこんな後ろ姿が見れます。前と後ろで若干印象が変わって面白いです。

そしてそして正面を向くと、一番美しく紅葉している木々と池を眺められました。人が密集するわけです。向こうに見えるのは茶室でございます。

苔にはらりと落ちている楓のかわいさよ

紅葉と池を眺められる廊下から少し戻ると、特に名づけられてはいない中庭が鑑賞できます。ここもまた違った美しさです、井戸に写り込む樹木と紅葉下落ち葉がうつくしいです。

さらに進むとまたもやプチ枯山水が。しかしここには中庭とすら書いてない。なのにこんなに美しく整えられてるのです。京都のお庭はほんまものどすえ。

向こうの木の紅葉がおしい感じです。でも今年はこんなモヤっとした紅葉が多かったです。だらだら暑さが続いてたせいですね…暑さと寒さのコントラストがくっきりしてないと、美しい紅にならないらしいです。

書院です。なぜここを撮ったのかと言うと、出窓に鎮座するフェイクの石の置物の存在感に一瞬吹いたからです。しかし写真で見ると渋い感じ。おもしろさが伝わらない。

普段は使われていない大玄関は外に出てから眺められます。アプローチの敷石の苔むし感に胸がきゅんきゅんします。両側にもプチ枯山水が配置されております。庭好きにはアトラクション満載のかなり楽しめた方丈庭園でした。

そろそろ南禅寺を出ようと出口に向かってブラブラしていると、黄色く色づいた大きなイチョウの木が目に入りました。この木の向こうに紅葉した木々が密集しています。曇っててわからなかったですが、この辺だけ日当たりが良いのかもです。

こちらはアプローチが美しい南禅僧寺です。中には入れなさそうでしたが、入口までだけでも目を楽しませてくれます。つつじの季節には、まるまるした緑にピンク色の花が咲くのでしょうか。

近くに植えられていた木はきれいに紅葉しておりました。

組み合わせるとこんな感じに。ええ角度では撮れなかった。

見どころいっぱいの南禅寺を満喫した後は、おいしいコーヒーを飲みに行きます。