2日目 その7 忍者寺こと妙立寺で忍者気分 金沢2011


甘納豆のかわむらを出て小道をすすみ、大きな道路に出て、渡ったところの小道を進み妙立寺の裏口に着きました。からくりてんこ盛りで忍者寺と呼ばれている、このお寺の本名は妙立寺の言うのであります。

建物の入り口に向かう通路で見上げると、青々とした緑が屋根のように覆っています。秋は紅く色づいた葉が屋根のようになると思われます。

妙立寺は加賀三代藩主の前田利常公が、リアルバカ殿様を演じて徳川幕府を欺いておきながら、攻め込まれた時に、監視所の役割を果たすように、こっそり仕掛けいっぱいにして建てたお寺らしいです。実は忍者は関係ないらしいのですが、からくりいっぱいが故にそう呼ばれているのだとか。テーマパークじゃなくて、江戸時代の殿様が作った本物からくりが見られるなんてアツいです。
しかし、お寺の中を自由に見回ることはできず、見学には必ず監視兼案内員がつきます。そんなわけでお寺の見学は予約制となっております。当日行っても空いてたら入れるみたいですが、確実に行きたいのであれば予約した方が良さそうです。見学の時間までは外でしばし待ちました。
10分前になったら受付が始まり、800円払って靴を脱いで中に入りました。この日は結構人数が多く、50人くらいはいました。こんなにいっぱいの人数で回れるのかな…と思ったらそんなことはもちろんなく、15人ずつくらいのグループに分かれてそれぞれ違うコースで見学すると告げられました。

本堂で妙立寺の由来をテープで説明され熟睡した後、さっそく見学がはじまります。しかし…写真は撮れなかったのでパンフレットの写真で想像してもらうしかありません…。でも行く楽しみがなくなるので、詳細はお伝えしない方が良いですよね*1。そんなに大きな建物ではないこの中に、4階分7層の29階段がひそんでいるということでお察しください。隠し階段、隠し部屋、隠し扉、仕掛け賽銭箱などなど、アイディアいっぱいの仕掛けが満載でした。1部屋だけめちゃコワイ部屋があり、あんまり見ないように通り過ぎました。

感想その他をまとめると
・小学生男子は目をキラキラさせていた。
・殿さまはやたらお茶を飲む。
・説明してくれる人がビジネスライク。
・同時に見学している他のグループと全く会わなかった!すごいコースが練られている!!
・部屋のスケールとかが小さい。やっぱり昔の人は小さい。
なところです。
小学生男子たちの興奮ぶりにはかないませんが、女子でもじゅうぶん楽しめました。あと一人参加も結構いたので、気おくれしないですみました。一度は行っておくと良いと思います!
忍者気分を味わった後は、この旅の一番の目的である、あの美術館へ行きます。
 

*1:検索すると写真つきレポとか出てきますが