Day4 その3 ルーブル美術館のリュウシュウ翼に攻め込む Paris2010


ルーブル美術館はピラミッドから向かって左側がリュウシュウ翼、正面がシュリー翼、右側がドゥノン翼と呼ばれている3つの建物に囲まれています。ミュージアムパスのおかげ2日間は何度も入れるので、ひとまず1時間くらい、ルーブル3大アイドル*1が存在しないリュウシュウ翼を軽い気持ちで攻めておくことにしました。しかし軽い気持ちで済まないことに、数十分後にすぐ気付いたのであります。

入ってすぐは、天井の高い広々としたスペースに展開されるフランス彫刻ゾーンです。…特にこれと言って思い入れもないため、散歩気分で通り過ぎます。デッサンにはげむ学生さんがたくさんおりました。フランス人がデッサンしている姿は、絵になります…。そしてデッサンだけでなく、写真も撮り放題なのがルーブルの素敵なところです*2

半地階から1階にあがってもまだフランス彫刻だったので、もうええわと思っていたらメソポタミア美術ゾーンに入りました。横浜で見たエジプト展を彷彿とさせる、ワイルド&ミステリアスな彫刻が立ち並んでおりました。エジプト展より展示しているものが良いのに、あの混雑ぶりが嘘のように見やすかったので、みんな横浜でちんまり見るのではなくてルーブル来いやと思いました。小学校の授業すらできてしまう広々スペースです。

こういうメソポタミア文明*3のする石板もたくさん並んでいました。あまりにも幾何学模様すぎる様に圧倒されて思わず撮りました。暗号のようにしか見えない。

ちんまりとかわいらしいアクセ系もたくさんありました。鹿っぽいのがかわいいです。どう身に着けるんでしょうか。
そんな感じで最初はうきうき閲覧していたのですが、見ても見てもまだ続いて行く展示品に、少し圧倒されて早々に疲れ始めてきました。まだ1階なのにこのボリュームは一体…。ちょっぴり疲れた体を引きずりエスカレーターで2階に向かいましたが、リュウシュウ翼はエスカレーターがあるだけまだマシだと知るのはもうちょっと先のことであります。

メソポタミアゾーンを抜けて2階に行くと、かなりお好みの工芸品ゾーンがあらわれました。若干気持ちがアガります。この動物モチーフが彫り込まれた象牙?に一目ぼれしました。ブローチにしたいです。

似たようなかわいいブツをまた見つけました。他にもいくつかありましたが、写真の2つの組み合わせが一番好みでした。ブローチにしたいシリーズです。

ブローチシリーズのショーケースにも反射してますが、こんなゴージャスなステンドグラスもいくつか展示されています。

プレート系もたくさんありましたが、ガーリーなデザインのものがやっぱり気になります。来年の干支であるうさぎがポイント。

これもかなり胸がキュンとします…!魚モチーフと天然石の色合いが自分のツボにはまりすぎました。用途は不明です。こんなかわいいものが19世紀とか中世の時代にも*4存在していたなんて…。

エジプト系なアクセも置いてありました、下の階見たナチュかわアイテムより洗練されて大人向けに。

ルーブルは展示物だけではなく、建物そのものも素敵なので心が休まるひまがありません。踊り場の天窓がデザインされすぎてます。うっとり。
素敵なものに心躍らせながらも、この時点でほぼ疲れきっていました…。しかもとっくの昔に1時間をオーバーしてます。でもここまできたらリュウシュウ翼を制覇するために、3階もしっかり鑑賞して行きます!

*1:ミロのヴィーナス、サモトラケのニケモナリザ

*2:フラッシュは禁止ですよ。しかし某国の方々が平気で光らせまくるのはデフォルトです。

*3:たぶん

*4:いつの時代のものかメモしてないんで不明なのですが…